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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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この辺は何度作品を重ねても
だいたい相変わらずの形になりますね








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  【SIDE NACHT】
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なのはとユーノは 時空管理局と共に
ジュエルシード探しを続行する意思を提示した。



これは管理局側がそうするように誘導した結果だ。
民間人に危険な行為とやらを どうして検討する時間が必要だったか。
つまりそういうことだ。
なのはがそれを汲んだかは分からんが
結果はこうなったのだから 私は何も言わん。


二人は局預かりとなった。
学校も休むことが事前に伝えられている。
両親が許可を出しているそうだからいいのだが
勉学が疎かにならんか ちと心配だな。
特に文学に不安があるのであろう なのはは。


私か?
私は家庭があるからな。
二人の手伝いはするが 局預かりは遠慮させてもらった。
局には身体障害のある家族がいると弁解した。
間違ってはいまい。 私がいなくともひとりでも生活できるが。







時空航行艦の内部は 魔力素が海鳴市より多い。
話を聞けば ユーノの正体がバレてひと悶着あったそうだ。
魔力素不足で小動物の姿をとっていただけで 彼はちゃんとした人間らしい。
未だ地上では不安定ゆえその姿を直には見ていないが
おそらくあの聖夜で見た姿じゃないかな?

ん、オトコノコだった記憶があるのだが 気のせいか?
オンセンに一緒に漬かったのはまずかったのではなかろうか・・・
それも含めてのひと悶着だったのやもしれん。
ま、深くは追求しないことにしよう。
毎晩風呂ではやてに襲われるよりは 些細な事だ。
こっちは絶賛育成中なのだ。



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探索に管理局の機器が入った効果は絶大であった。
我々の個人捜索魔法では見つからなかったジュエルシードが
複数個すぐに見つかった。

だが いくつかはこちらが到着前にフェイトが持ち去っていた。
フェイトは管理局が介入したことを察知し
あのマンションを出払って こちらの監視を掻い潜り
未だ秘密裏にジュエルシードを捜索している。





効果は絶大ではあったが それも見つかる程度の話。
残り6個になったところで 捜索は再び暗礁に乗り上げた。
局の機器でも見つからん場所なんてあるのだろうか?

いや、『地上』は全て探しつくした。
周辺の街や山中に落下してる可能性も含め 念入りに捜索した。
それで見つからないならば 『地上』には無い可能性がある。
海鳴にだって地下がある建物も無いわけではない あるいは・・・






地上ではない場所
地下だけではない 海鳴にはもうひとつ 多くが接する場所がある。

『海』という場所がな。



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事は なのは達がアースラ預かりになって10日目に起きた。


また、フェイトがジュエルシードを強制発動させる手で捜索を始めたのだ。




今回は範囲が『海鳴近海』と以前の街中より広い。
フェイトも 残りのジュエルシードがある場所をここと断定したようだ。



そしてそれは的中する。

残り6個 同時に発動したのだ。







偶然にも 私もアースラにいた。
暗礁に乗った捜索打開のため話し合う事になっていた。

10日の生活で艦内に慣れたなのは達に誘われ
初めて入る『艦橋』は修羅場となっていた。



(??)『この子たち なんて無茶を・・・』


艦内通信ごしに聞こえるのは 実際に探索を担当していた
エイミィ・リミエッタ執務官補佐という女性の声だそうだ。

正面モニターには現地の製造が出されている。
発動したジュエルシードが1つにつき1本の竜巻となり
6本の嵐がフェイトを襲っている。

もちろんこれは結界内の いわゆるウラ世界の光景で
アースラチームが張った結界で 表の海鳴市がこの嵐に襲われることは無い。
だが 今のところは の話だ。



(なの)「すぐ現場に・・・」
(クロ)「その必要はない」
(ナハ)「ほう・・・ 消耗を待ってるのか」
(クロ)「分かっているなら大人しくしていてくれ」



この艦のナンバーツーである執務官がそう判断しているのなら
管理局員は助けるために動いてるとは思えんな。
つまり このまま消耗しきったフェイトを確保したいわけだ。



(ナハ)「正義の味方が聞いて呆れる」
(クロ)「何だと?」
(ナハ)「画面を見て危険な状態と判断できないのか?
    あれは1つでも強大な力を持っている。 それが6つもあるんだ。
    本気を出されては正規局員の結界とてひとたまりもなかろう」
(ユノ)「結界が壊れたら 海鳴の街が危ないよ」
(なの)「そんなことさせないの!!
    それに そんなところにいるフェイトちゃんも助けなきゃ」



それでも動こうとしないか 執務官。
お前達の考えはよーく分かった。




(ナハ)『なのは、私は現地に飛び なんとかしてくる』
(なの)『わたしも一緒に・・・』
(ナハ)『すまん 私の術式では 私ひとりしか転送できんのだ』


闇の書の基本術式でな 別次元に飛ぶことはできるんだが
対象が自分自身のみなのだ。


(ユノ)『なのは それは僕がなんとかできるかもしれない』
(なの)『ユーノ君 ほんと!!
    でもクロノ君に怒られちゃうんじゃ・・・』
(ユノ)『いいんだ 僕の力でできるのは それくらいだから。
    今行かなかったら 後悔することになっちゃうかもしれないし
    怒られるときはふたりで怒られよう』
(ナハ)『いや、3人だな。 ともかく行けるなら その方針でいくぞ』



すぐ決行した。
私が自分に転送魔法を行使する。
執務官や館長は私を注視するだろう そのスキになのはが行動をおこす。
これで成功率は上がるだろう。 あとは向こうで待っているぞ。



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  (あと)

ナハトさん 意図せずともアンチ寄りなのかもしれないね
元が闇の書ですし 仕方ないのかもしれませんけど
なのはが望むから アースラに手を貸すだけで



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