漆黒の奇跡 ３章-１

【不定期更新期間終了】
今回より通常更新に戻ります
不定期期間中もだいたい更新できてなによりでした




どーんとか
ぱーんとか
誰が元ネタ判るのかと・・・

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　　【SIDE NACHT】
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ジュエルシード探しは　半ば暗礁だ。
宿での一件以来　しばらく見つかっていない。
大きさが大きさゆえ　光物だしカラスあたりが浚っているのか
誰かが交番に届けてると面倒だぞ。


ジュエルシードが見つからないときは訓練が捗る。
なのはの魔法練習は実地訓練主体にシフトしていた。
ユーノの技量で教えられることはひととおり教えつくしたのだ。
そもそも術式形態が違う私が教えられることも少ないゆえ
あとはなのは本人が　自分に合った魔法を構築していくことになる。
模擬戦中心の実地が一番の近道というわけだ。


だがそれゆえ　時間を忘れることもしばしば。
帰りが遅くなり　就寝時間が遅くなり　寝起きに影響が出るのは
ま、当然だろう。





今日、なのは達がケンカしたことを知らせられた。
最近会話がギクシャクしてると思ったが　そういうことか。
朝ボケーとしてるなのはに活をいれようとしたらしいが
声のかけ方を間違えたことが引き金らしい。
情報源はすずかなのだが　知ったからには私も注意しておくことにしよう。



（はや）「つーわけでお目付け役も兼ねて　わたしも参加するで」
（なの）「どうしてそうなったの・・・」



すまん　私がクチを滑らせたせいだ。
友人と友人のピンチというわけでな。



（なの）「でも今日は捜索の日だよ？」
（はや）「せやったら人数は多いほうがええがな」
（なの）「ヒトが多いところとか　狭いところとかも行くかもよ？」
（はや）「た、たぶん大丈夫や」



なるほど狭いところは物理的に辛いな。
対象が小さいから　転がり込む可能性はゼロではなかろうし。


（はや）「ともかく時間厳守で早よう寝れば問題解決するんやし
　　　　誰か見とったほうが間違いないだろから　なっ　なっ」
（はや）「うーん　それは分かってはいるんだけど・・・」



なのはは熱中するとまわりが見えなくなるタイプだ。
特に時計なんてものは別世界の概念になってしまう。
あまり遅いと補導されかねんから　ほどほどにしてるとはいえ。


ま、牽制にはなるであろう。








別の日　はやては魔法訓練にも顔を出してきた。
自分も遠からず進む道だから　参考にしたいとのことだ。
だがおそらく　はやては私と同じ魔法形態だから
なのはのはあまり参考にならんと思う。
特になのはは特殊なタイプだしな　魔砲少女というタイプだ。



実地訓練のマトはユーノだ。
攻撃はからっきしだが　こと防御面においては私より上手い。
だからなのはも　全力で攻撃しても大丈夫というわけだ。


誘導弾を操りつつ　本体も攻撃に転じる。
マルチタスクの応用だが　タスクが多いほどアタマを使う。
多ければ多いほど誘導弾を増やせるし　動きも多種にできる。
現状なのはは　レイジングハートの支援ありで
制御までなら４つ　実用範囲で３つといったところか。


（ナハ）「１番止まってるぞ　３番の動きも単調すぎる」
（なの）「は、はいっ!!」
（ナハ）「無駄にチョロチョロ動かすより　効率的に動かすことを考えろ。
　　　　でなければ多くても無意味だ。
　　　　それに相手はなのは自身を狙ってくるぞ　本体も回避行動を忘れるな」
（なの）「が、がんばる!!」


仮想的はもちろんフェイトだ。
機動型にこの戦法が使えるようになれば
相手の動きを牽制しつつ　高火力で圧すことができる。
硬さは十分だが　機動面は弱いからな　それくらい補助できなければ勝てん。



（はや）「思った以上にスパルタやなぁ。
　　　　魔法ってもっと不思議な力でどーんとかぱーんとかするもんやないの？」
（ナハ）「そういうのは二次元の世界だけだ。
　　　　現実はそう甘くない。
　　　　いずれはやてにも分かる」
（はや）「ちょう心配にのうてきたわ」




はやてが見てるおかげで　時間延滞は少なくなったのは確かだ。
身体は幼いからな　成長も大事だ。

はやてのせいで今も成長してる私も私だが　な・・・




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　　（あと）


間話　なのはさんの日常


ナハトさんの魔法講座『実用』編
これが冬には４倍に　十年後にはさらに数倍に拡大するわけですが
さて何個タスク必要でしょう



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