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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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物思いにふけるナハトさんの回







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  【SIDE NACHT】
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お茶会からさらに一週間が過ぎた。

なのはの魔法練習も一層実戦向きなものに変わり
戦士としてはそこそこに育ってきた。
まぁ騎士と当たるにはまだまだ不足だが
しばらくはフェイトが目標になるだろうしな。

この平日はジュエルシードの発動もなく
比較的平和であった。




そして週末
今週は高町家からのお誘いで『オンセン』とやらに行くことになった。
はやての足にも少しは効果があるといいなーとか話もあったが
まぁそのへんは全く効果ないとまず断言しておく。
あれは魔障だからな。 クチには出さんが。
しかしまぁ はやてが嬉しそうなら良いのだ。


この旅行、参加者は高町家だけではない。
先週お世話になった月村の方々も同席する。
知人つながりのアリサもいる。
父も一緒の予定だったが都合がつかなくなったそうだ。


この人数ゆえ バスを借りての移動
私としては初めて 海鳴市から大きくはずれた郊外になる。
緑豊かで綺麗なところだ。
・・・いずれこの場も消さねばならんのだろうか?




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オンセンに到着し さっそくその自慢の湯へ。
これは 芸術作品ともいえる空間であったとだけ言っておこう。
とても言葉では言い表せない 素晴らしい場所であった。

ユーノが異様に赤いのはどうしてだろうか?
よもや 小動物には辛かったのではないか?





さてここで問題発生だ。

オンセンを堪能し 部屋に戻るところで
よくわからんヒトに絡まれた。
酔っているのか しつこく付きまとってくる。

しかも ヒトにしては存在がいびつだ。
これは 魔法生命体の反応がするな。
以前見たことがあるようなないような・・・
そう 聖夜のあの日のユーノのように・・・


(ナハ)『ユーノ、こやつ守護獣ではないか?』
(ユノ)『しゅご・・・  あぁ使い魔のことですね。
    ならばご主人は フェイト?』
(ナハ)『あの年齢で守護獣持ちなら潜在能力は恐ろしいものだが』


そしてこヤツは 表向きは『人違い』として絡んだ事を謝りつつ
ウラでは思念通話でクギを指してから去っていった。
フェイトの関係者で間違いないようである。
こいつは・・・  彼女は前回手を抜いていたのかも知れんぞ。
なのはには注意を促しておいたほうがいいかもしれんな。









楽しい時間というものは過ぎるのが早いもので
湯を堪能したのが昼過ぎ早くであったのに 外はもう真っ暗だ。


大人どもは隣の部屋でできあがっておる。
私か? 年齢がはっきりしないでな ぎりぎり未成年ということにした。
一度だけクチにしたことがあるが 酒というものはあまり好かん。
子供部屋にいる子を月村のメイドと寝かしつけて
メイドが大人部屋に下がったところで 私は先に部屋に戻る。

今回我々は 子供4人でひとつ、私とメイドの3人でひとつ、
大人でふたつの4部屋を取っている。
できあがった大人がうるさくても平気なように
メイド部屋が間にある部屋割りだ。
同室の二人は 大人部屋にいて部屋には私ひとりしかいない。




考えてみれば ひとりきりは久々だ。
あの聖夜からこの街に来た日 はやてに誘われてから
今日までずっとはやてと一緒であったし
厄払いはなのはと一緒であったからな。

なりゆきとはいえ なのはを、
聖夜の戦いを演じる役者のひとりを自身の手で育てるとは
あの夜には思いもしなかったな。
だがそのせいか なのはの成長は著しい。
もしかしたら先週 フェイトと互角に渉れたのもそのせいかもしれん。
【以前の】なのはより 強くなっているのかもしれん。


そう思うと ひとつ仮定ができる。
今私は 自分の手で今後進むべき道を変えているのではないか?
なのはは強くなった それは私が手を貸したせいもある。
【以前の】なのはにはなかった手だ。 ゆえに今の強さがあるのなら
それは『過去を変えた』ことにならないか
では同じように『未来を変えられる』のではないか と。


これでも元【闇の書】の一部だ。
同じ一部であった 守護騎士たちの影響を受けてるのかもしれんが
であれば【悲劇】を起こさなくてもよい未来だって目指せるのではないか?




・・・考えすぎかもしれんがな。
だが留意はしておこう 悲劇は起きないほうが良い。
今は 目の前の厄をどうにかすることに専念すればよい。

そういえば このあたりも市外から大きく外れてるわけではないが
こちらにジュエルシードが落ちた可能性はないのだろうか?
今日こそはオフにしようと ユーノも念を押していたから
捜索もしていないかもしれん。
私は捜索は苦手だし ユーノは今頃アリサの手の内だろうしなぁ うーぬ・・・





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  (あと)

モノローグ回
絡む女性は毎度表現に悩みます
今回は思い切って大雑把にしてみました
メインはひとりっきりになったナハトさんの妄想でしたので



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