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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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【不定期更新期間中】


今回しつこいほど【約束】の文字が出ます








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  【SIDE NACHT】
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全く、オフとはなんだったのか・・・




先ほどふと過ぎった予想が大当たりしてしまった。
やはりこの辺りにも落ちていたのだ ジュエルシードは。


子供部屋から抜け出したなのはとユーノに合流して
発動したジュエルシードのもとへ急ぐ
私は浴衣姿だがまぁそれも良かろう。

だがこのあたりで発動させるほど強い『想い』をもった何かが
あるとも思えんのだ。
だからこれは 発動させられたと考えるほうが分かる。
そして 発動させたのは・・・




(ナハ)「やはりそうなるか」
(なの)「フェイトちゃん!!」
(フェ)「なのは・・・」


1週間姿を見せないと思ったら郊外を捜索していたのか。
そしてようやく見つけたのが我々がいる宿の近くとは
フェイトの努力も空しいものだ。



ジュエルシードは封印済みだった。
つまりフェイトには ここに留まる理由はない。
ないはずだった のだが・・・



(フェ)「約束 だったからね」
(なの)「約束 だもんね」


そう 先週の【約束】を果たそうというのだ。
律儀なものである。




昼間の女性 やはりフェイトの関係者 そして守護獣だったヤツは
どうやらフェイトの指示で手出しはしないようだ。
それに答え 私とユーノも手は出さない。
なのあhとフェイトの一騎打ち。


(フェ)「今度は手加減しない なのは、君に勝つ」
(なの)「わたしはお話したいだけなんだけどなぁ。
    仕方ないよね そういう約束だもん」



誰が合図したわけでもなく戦いが始まった。

フェイトは先週見せなかった 魔法刃を投擲する攻撃を織り交ぜつつ
機動力でなのはを圧倒する戦法で攻めてきている。
なのははそれらを受け止め 受け流しつつ
この数日で完全にモノにした砲撃で力押しの一手だ。

重甲重火力型と機動型
相反するスタイルを相手にするのはお互い苦労するものだが
当の本人たちは時々笑顔を見せている。
対峙するのが楽しいらしい。




(??)「おいあんたら」

戦いを続ける二人を見ていると 横から声をかけられた。


(ナハ)「なんだ守護獣」
(??)「なんだいそりゃ あたしは使い魔だ」
(ナハ)「似たようなものさ」

昼間のあヤツだ。


(??)「あんたらがフェイトに何を吹き込んでくれたか知らないけど、
    ・・・ありがとね」
(ナハ)「感謝される事はした覚えはないぞ」
(??)「したさ。 フェイトに優しく接してくれた。
    そしてフェイトに目標を作ってくれた。
    この前の戦い あたしも遠くから 結界の端っこから見てたんだ」


なるほど 不利になったら助けに行けるようにしてたわけか。
私が膝まくらなんぞしてたから 出るに出られなかったんだな。


(ナハ)「あれは私がやりたくてやったんじゃないさ。
    だから お前さんに感謝される事ではない」
(??)「アルフ、だ。 そういえば名乗ってなかったね」


そういえばあの聖夜でも こいつは後方支援に徹してたな。
今思い出した。 最後に私と闇を転送した一人。
こちらの盾と対等に戦い 心通わせていた狼だ。



(ナハ)「ナハトだ。 こっちはユーノ」
(ユノ)「君はフェイトの使い魔 それじゃ君は知ってるのかい?
    フェイトが ジュエルシードを集める理由」
(アル)「知っていてもあたしのクチからは言えないね。
    言う理由がみつからない」
(ユノ)「あれはとても危険なものなんだ」
(アル)「知ってるさ 危険で 魅力があるモノ。
    だからこそ持って来いって、  おぉっと・・・」

ま、そんなところだろうな。
見たところフェイト本人は純粋だ。
ジュエルシードを奪ってでも欲する理由なんて思いつかない。
誰かが欲しくて フェイトに行かせているといったところだろう。
守護j・・・ いや使い魔の彼女がクチを紡ぐとなると
首謀者はフェイトにかなり近い人物かな?





二人の戦いはすぐには決着しない。

機動力で勝負するフェイトとしてはあまり好ましくない状況だろうな。
早急に決着をつけたいところだろうが
逆になのははバインドも持ち出し こう着状態を作り出そうとしている。

持久力はなのはのほが上 長時間になるほど有利。
戦いにおいて 己の有利になる環境を作る事は
私もなのはに教え込んだからな。



しかし なのはにあって フェイトに無い不利なものも存在する。
なのはは 家族や友人を宿に待たせている。
それも無断で抜け出してきているから 時間をかけていられない。
ここに矛盾が存在する。 フェイトにはそれらが無い。

矛盾に気をとられたなのはのスキを
フェイトが見逃さなかった。




チェックメイト

なのはの首先に魔力刃があてがわれた。
フェイトの勝利だ。 決闘で血を見るのは旧時代だけでいい。
決着がついた以上 これ以上戦う意味は無い。
それはフェイトも なのはも知っている。



(フェ)「約束どおり ジュエルシードは頂いていく」
(なの)「うーん お約束なの」


レイジングハートから 約束の品が渡される。
決闘で賭けられていた ジュエルシード。
ユーノには悪いが そういう約束だからな。



(なの)「今回は時間が悪かったの。
    だから今度はわたしが勝つよ」
(フェ)「何度でも 負かせてあげる。
    ジュエルシードがある限り わたしたちは【敵】だから」
(なの)「約束だよ」
(フェ)「うん 約束」


【約束】がある限り二人は顔を合わせられる。
そう 約束がある今はそれでいい。
だが 21個全て集め終わった後 二人はどうするのか・・・





宿に戻った我々は
なんとか高町の家族にバレずに部屋に戻る事ができた。
それが運だったのか 見逃されていたのかは今は分からないが。



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  (あと)


【約束】が二人を分かつまで 二人の戦いは終わらない
そして【約束】がある限り 二人は出会える
【約束】の力は凄いのです そう、形は違えど ね

ナハトさんの魔法講座『有利な戦いをする』編
時間の矛盾が無ければもっといいところまでいけたでしょうに・・・



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