漆黒の奇跡 ３章-４

クロノ君攻略法

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　　【SIDE NACHT】
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某日　久々のジュエルシード発動を感じた。



場所は　整備された海沿いの公園。
ジュエルシードは樹木に取り付いていた。
よっぽど塩害が激しかったのであろうか？
かなり強い思念を感じる。


想いを力に変えるジュエルシードは
思念が強いほど　その力を増す。
この樹木　今までの思念体に比べても強力だ。
バリアまで張ってくるとは・・・



今回先に到着したのは我々だったが
フェイトもそう遅れることなく到着した。
【約束】では　先にジュエルシードを封印したほうに
アドバンテージがあることになっているのだが・・・



（フェ）「なのは、ちょっと相談がある」
（なの）「えっ　あ、うん　何？」



フェイトの提案で約束が変更された。
ジュエルシード封印までは共闘し　決闘はそれから行う。
アドバンテージを撤廃した形だ。
共闘　という点で大きく前進しているといえよう。


そうと決まれば　もう思念体は雑魚だ。
正規の訓練を受けたフェイトと
実地訓練を何度も積み重ねたなのは
二人の同時攻撃が襲えばひとたまりもない。
南無　と言っておこう。　塩害にはがんばって耐えてくれ　樹木よ。






封印が済めば　それから先は今までどおり
一対一、勝ったほうがジュエルシードを獲得できる。
勝利に拘るのはフェイトにその気があるのか
けじめをつけたいためなのか・・・


（なの）「ねえ　そのまま二人で協力してさ、
　　　　ジュエルシード全部みつけてからでも遅くないのかな」
（フェ）「それじゃ　遅い。
　　　　前も言ったけど　わたしたちには時間が無い」
（なの）「もっと仲良くできるはずだよ　わたしたち。
　　　　さっきだってできたじゃない」
（フェ）「・・・そうかもしれない。
　　　　けれど　今はできない。　　ごめん、なのは」
（なの）「いいよ　フェイトちゃんが分かってくれるまで
　　　　わたしは何度でもお話するだけだから」



そして今回のジュエルシードを賭けた戦いが・・・







・・・はじまらなかった。





仲裁者が　現れたのだ。





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黒い仲裁者は　『時空管理局執務官』を名乗った。


時空管理局とは　複数の【時空間世界】に跨る事件を解決するための機関であり
捜査から断罪まで全てを請け負っている。
お気づきの方もいるだろうが　自らを法と名乗っている集団は
たいがいウラにも精通してるもので　まぁそのへんは追々語る事になるだろう。
この黒いヤツは　そういうウラの人間ではないようだ。


しかしアタマは相当硬い。
法のもと　抵抗するフェイトを拘留しようとしてきたので
『ブラッディダガー』で邪魔してやった。
フェイトは無事脱出できた。


ほう、今度は私を拘留するか？
公務執行妨害とやらで。
やってみるがいい　今は私も【この世界】の住人
管理外世界には　お前達の法は及ばぬであろう。
海鳴の警察官の邪魔をしたとなれば話は別だがな。

法を盾にとってやれば　この黒いヤツは怖くない。




・・・と、思ったのだが　どうやら世界には干渉できないものの
相手が魔導師ないし騎士であれば干渉の余地はあるらしい。
拘留こそしてはこなかったが　事情説明を求められた。
なのはが同意したので　私も抵抗はしなかった。


あぁでも電話を一本いれさせてくれ。
いや、弁護人とかそういうものではないさ。
この時間からでは夕飯に間に合わない可能性がでてくるからな。
はやてが怒ってしまう。




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黒いヤツ　その名もクロノ・ハラオウンと名乗った執務官に誘われ
管理局の巡航艦『アースラ』にやってきた。
この艦はよく覚えているぞ　あの日、トドメを刺してきた艦だ。
いや、心配せずともここで沈めたりはせんよ。
あの聖夜の運命を変えることができるかもしれん　可能性があるからな。

入室をすすめられたのは　艦長室だった。
やれやれ　こんな偏狭の騎士魔導師を　トップがお呼びとは・・・









な　ん　だ　こ　の　空　間　は





日本を舐めておるとしか思えないその内装に
思わずクチに出そうになった。








（？？）「事情は分かりました」


この部屋の主、リンディ・ハラオウンはそう言いながら
これまた日本を舐めておるのではないか　砂糖たっぷり緑茶を口に含む。
欧米ではあるらしいと聞いたが　目の前で見ようとは
はやてが見たらツッコミ確実だろうな。



（リデ）「貨物船の遭難　と通報を受けて来た我々ですが
　　　　そういう事情を聞いては動かないわけにはいかないでしょう」
（クロ）「君達は今回の事は忘れて　それぞれの世界で元の生活にもどるといい」



待て、今なんといった？
忘れろだと？



（リデ）「今回の一件は次元干渉に関わりますからね。
　　　　ロストロギアの回収に関しては管理局が全権を持つの。
　　　　って　いきなり言われても困るでしょうから
　　　　今夜ひとばんゆっくり考えて　明日にでも答えを頂戴ね」




対談はここまで　我々は元いた公園に送り返された。
さて　なのは、どうする？
私は意図を見抜いたが　お前がどうするかは　お前次第だ。




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　　（あと）


アースラ登場　そしてざっくり終わらせた。
なのはさんに驚いて貰うのはまた今度。
省けるところはざっくり省いてます。

なにげにナハトさんが使う魔法で名前でたのは今回初
『盾』を除けば（１章３話で使用）あれを名前と言うべきか・・・
今更ですが　ナハトさんの使用魔法はリイン同等です
なのセント引用先もアインスさん中心になると思います
１期は終盤ですし　本領発揮は２期になってからかな？


塩害は第８『時駆け幼女』編と同じノリ
ここで共闘するのは第５『我輩』編からの恒例行事です
意図せず公式が半共闘状態ですからね　この戦闘



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