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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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プロローグにそう時間使ってもしょうがないので
さっさと次行く為にもおわらせちゃいましょう。











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2度目の人生を(文字通り)始めた僕、
その日は覚えた(というか強制的に覚えさせられた)魔法の試写とか
地下にある機械から情報を引き出したりとかで終わってしまった。

基本的な魔力運用・魔法制御なんかは
僕が名前で呼んでと頼んだとき じゃぁ私もと呼び捨てを頼んできたエルナに教わり
こちらの文化 歴史などはコンピュータが教えてくれる。
便利だねぇ こっちの世界でもググれば大抵のことは出てくるんだよ。





で、ついでに魔力量とか効率とか計測して
ググって出てきた計算式使って暫定魔導師ランク出してみたんだけど・・・



「ダブルA?」
「みたいです」

特殊な資質までは分からないので本当に暫定でしかないんだけど
コンピュータはAAを表示している。


「自分ではそんなに高い気はしないんだけどなぁ?」
「そうですか? 私から見ればかなり優秀だと思うんですけど たとえば守備面とか」
「あーうん そこは認める。  だけどもさぁ」


姿が似てるからってわけじゃないけど
防御魔法は発動も早いし 制御もラク 硬度もそこそこあるらしいんだけど・・・

「攻撃魔法が全部射撃系ってどうよ しかも英語(=ミッド式)だぜ」

しかも月光の書に記録されてるヤツなのに ときた。
ユニゾンデバイスってベルカ式なんだよな?

「ああ、それは私こと月光の書が 当時対ミッドチルダ式の研究用だったからです。
ですから私もベルカ式メインですが ミッド式魔法も制御できるんですよ」
「へぇー」
「確か研究成果が既在の魔導書にもフィードバックされてたはず・・・」

あー もしかしてそれで闇の書さんがSLBぶっぱなせたのかなぁ?
当時の学者グッジョブ b

ちなみに僕 ミッド射撃の腕前は並程度らしいです。



近接攻撃はさすがにベルカ式なんだけど
僕自身があまり得意じゃないんだよなぁ。
何か習ってましたってことも無いし・・・

「射撃型の騎士でも目指せってか?」
「聞いたこと無いですね」

創始者にでもなるか・・・










次の日








朝飯を食べる僕とエルナ。
これでこの部屋に置いてあった非常食も 全て平らげたことになる。


「いよいよ食糧危機なわけだけど・・・」
「もう、この世界で食料は入手できませんよ」

この土地にも動物は居るんだけど かなり小数らしい。
僕らの勝手で食物連鎖を壊すわけにもいかないからね。



「・・・飛ぶか どこかへ」
昨日の強制書込に転移魔法もあったから 原理は知らんが発動はできるよ。

「どこかって 何処へです?」
「うーん ここはやっぱ海鳴行きたいね」
ナマ魔法少女も見てみたいなんて言えない。



「海鳴って あの本に書かれてる街の名前ですよね」

僕のカバンを指してそう言うエルナ。
実はいくつもの同人誌と一緒に リリなの設定本買ってたんだよね。
まさかそれもこっちに来てるとは・・・
ある意味闇の書より危険な書だよねw  預言書みたいなもんだもん。

「そして見てしまったんですねエルナすわぁーんw」
「だって だってあんな重要なことが書いてあるなんて思わなかったんだもの」

これであなたも原作知識持ちですよ うふ うふふ・・・







某魔法使いの真似してる場合じゃないか。

「とりあえず転送に使う座標コード入手しないと」
「それならコンピュータで出せるかも・・・」
「ああ、やってみようか」




「そういえばラヴィ、昨日の話 決まったの?」
人がググってるときに横槍をいれるエルナ。

「昨日」
「ジャケットの話」
「あぁー」



バリアジャケットの話でした。
月光の書に記録されてるジャケット 昨日試しに展開したんだけど
すっごいごっつくて重くて動けなかったんだよねw
なんであんなジャケットにしたんだろう? 守備重視なんだろうか?

せっかくのけもっ子 特に俊敏力がありえないようなことになってるこの身体
そこにあのジャケットはないなぁと思って一晩考えてた次第。



「カバンの中に 白いふさふさのついた服を着た女の子の本がいくつかあったでしょ」
「うん あったね」
「同じシリーズで男バージョンがあるんだ。 アレを元に構想した」
「元のジャケットよりは動きやすそうね」

動きやすいでしょうね 露出度すこし高めだからねアレ。




そんな話をしてる間に
コンソールに目的のコードが出てきた。

この世界93番って言ってたよね
目的地は97番だから けっこう近いだろうし魔力消費もあまりかからないだろう。
ご飯食べたあとだし 大丈夫だよね。










部屋から必要最低限の備品を持ち出し 十数時間ぶりに外に出る。
この部屋は使命を果たしたからね。 入り口を完全に封じることにしたんだ。
無人世界のこの自然にはそぐわない人工物だし。


鈍い音を立てて階段が崩れる。
自分の目でも確認 うん、埋まってる。



「それじゃ早速いきましょうかね」
「成功するといいね」


詠唱開始、さっき記録しておいた座標コードを呼び出して適用。
ベルカ式特有の三角形を基調とした 籐黄色の魔法陣が出現する。
月光の書のサポートのかげで詠唱にかかる時間も長くない。


「・・・9254 713 D8819 開け誘いの扉 伝説の始まりの地へ我らを導け
<< Dimension Übertragung >>

発動キーワードと共に魔法陣が強く光り
次の瞬間には もうその場に僕らの姿はなかった。








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あとがき




今回は『原作知識』どころか『原作資料』持ちの主人公です。
どんな魔導書よりも危険ですねぇw

月光の書 しゃべらないぁw
いや無口設定はないんですよ しゃべる機会がなかっただけです。


ジャケット元ネタは多分言うまでもないですよね。
設定ページにも書きますのでここでは略。




かぎカッコの使用方法が変わりました

「通常会話」
『思念会話・文章強調』
【さらに強い強調】
<<デバイス会話>>
<(デバイス思念会話)>

となります。


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無題
地球は96ではなく97じゃなかったっけ?
些細な違いですがw

あと、主人公が目覚めた場所は管理外世界……なのかな?
いや、まぁ無人で遺産などが表面上ないなら管理外なんでしょうけどw
管理局が出来るより前に無人になってるっぽいですしね。
そして管理外云々が気になったのは、地球は『管理外』の97であって『管理世界』の97ではないと思うから、主人公が目覚めた場所が管理外世界じゃないと、地球に座標が近いとかなさそうだなぁ…ってw

いや、まぁ管理局の考え方や対応を見ると、次元世界を位置でしっかり番号付けしているというより、発見した順番な気もするから、近い番号でも正反対の座標って可能性もあるわけで……。
なので、0章-2の最後の方の「近いから魔力消費少ないよね」的なセリフは、細かいけど修正した方がいいかも?
番号など主人公の勘違いって可能性もありますが、原作知識どころか設定資料まで買うくらい好きなリリなのファンが間違えるハズないし、番号の順番の疑問も同人誌や設定資料を買うほどのファンなら考察していそうな気がして、違和感を感じてしまいました。

細かい所ですが、原作知識+同人誌や設定資料を買うくらいの、かなりのファンという設定みたいなので、こういう部分は気になってしまいました。
ライト 2010/05/04(Tue)02:31:31 編集
Re:ライト様
たびたびの指摘ありがとうございます。
すごく、ありがたいです

>地球は96ではなく97じゃなかったっけ?
97でした 1つ違いとはなんたることでしょう
修正しておきました

>主人公が目覚めた場所は管理外世界……なのかな?
昔は人が居た現在無人世界 となってます。 エルナは人間に数えません。
少なくとも月光の書封印に携わった学者さんは200年前にはいたはずです。
200年持つ食料があったのかといわれると微妙ですが
きっと我々の科学力ではまだ実現していない技術が(以下妄想につき略

>次元世界発見した順番な気もするから、近い番号でも正反対の座標って可能性もあるわけで……。
それは ありえますね。 ないとも言い切れませんが。
そのへんあいまいなので とりあえず『近い』設定をでっち上げてます。


いやなんかもういろいろと説明不足ですね
もうしわけないです・・・
【2010/05/07 13:57】
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