リリカルマジカル コレクショナル １３章-11

終劇の時


あと　１０話の一部エラーを訂正しました

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＜回想 数十分前　ゆりかご 玉座＞







「これで　良しっと　あとは・・・」


クアットロを無事（？）に無力化させ　縛り上げたボクら。
コイツの辞書は管理局に協力って文字は間違っても入ってなさそうなので
念入りに物理と魔法の４重縛りｗ


その後、ゆりかごの管制システムを掌握。
信じられるかい？　聖王のゆりかご　Ｃ言語で動いてたんだぜｗ
元プログラマーのボクには今更説明も要らないプログラムだったよ。
とりあえず早急に防衛システムは消去　ガジェットも完全に止めないと・・・










「・・・なのはさん」
「うん？」


おや、ボクがあーだこーだやってる間に
向こうでなんか始まったな？




「なのはママでもいいいんだよ。　ヴィヴィオがそうしたいって言ってくれたんだもの」
「・・・ありがとう。　でも、本当にそうしていけるのか　わたし自信がないの。
今のわたし　大昔の破壊兵器でしかないから」
「そんなこと無い　そんなこと無いよ　ヴィヴィオ!!」


姉さんが怒鳴ってる。　親子喧嘩ですか？



「ヴィヴィオだって　あんなに笑ったり泣いたりできたじゃない。
生きるってことは　そういうことなんだよ。　ヴィヴィオだって精一杯生きてるんだよ」
「なのはさんはそれで良くたって　他の人がどう思うか・・・」
「大丈夫　わたしが保証するから　ちゃんと護るから。
ヴィヴィオを兵器だと思う人なんか居たら　わたしが説得する（頭冷やしてもらう）から」
「それでも　自分で自信が持てないよ・・・」





「あのさぁ」

さすがに発言が物騒になってきたから止めに入ることに。

「何でもめてるかは知らないけど　決まらないなら今ココで決めちゃえば？」




「「それだ!!」」

おぉぅ　見事にハモった

「さっすがありす　わっかりやすい」
「そうだよね　悩むより行動するほうが早いよね」


「ヴィヴィオがヴィヴィオでいるために」
「わたしがわたしでいるために」
「「今ココで話し合って　すっきり解決させちゃおう　高町式で!!」」


・・・ゴメンみんな　なんか要らないフラグ立てちゃったみたい。
ここで高町式が出てくるなんて　思っても見なかったんだよ。












＜現在に戻る＞




「それで１対１の戦いってわけか」
「そゆこと　だから手出し無用ね」
「戦って自分を見つけるなんて　高町さんのお宅はやっぱ違う・・・　なっ!?」
「一応ボクも高町の人間なんだ・・・　よ!?」


はやちゃんと話してると　一瞬視界が桃色一色に!!?




「・・・なのはちゃん　本気になりすぎや」
「全くだよ。　フェイトがここに居なくて良かった・・・」

ブラスターモード状態の新ＳＬＢですね　分かります。
旧ＳＬＢでトラウマになってるフェイトが居たら気絶しかねません。





爆煙が晴れると
おそらくレリックが吹き飛んだでしょう　元の幼女ヴィヴィオの姿が。

どうやら悩みも一緒に吹き飛んで　無事解決したようです。














聖王のゆりかごは　古代ベルカ王朝の遺産である。
ということでこの艦をどうするか　聖王教会に委ねることになった。

教会で協議した結果
当時既にロストロギア級の扱いを受けるほど危険な代物だったゆりかご、
いつの日か　ジェイル博士のような人物が現れ再び危険を晒すとも限らない。
勿体無い気持ちはあれど　ベルカの歴史上にのみ存在してもらったほうが良いだろう。
という結論が出された。


取れるデータはあたらか取られ
数日後　再び空へと舞い上がるゆりかご
外部操縦機能（ラジコンを想像してもらえればおｋ）を持たせてあり　中は無人。
そのまま上で待機してくれているクロノに完全に破壊してもらいましたとさ。




























ジェイル博士を中心とする　後の『ＪＳ事件』は
ゆりかごの破壊とともに幕を下ろした。
被害は計り知れず　特に地上本部は最高評議会、中将他多数の死者も出ている。
しばらくは後始末に追われるだろうなぁ。


アジトと　ゼストさんの遺したデータにより
戦闘機人関連の事件も洗いなおされることになる。
ナンバーズ数名の証言と捜査協力が優位に働き
彼女たちの後の処遇も良い方向へ転がっていくことになった。
チンクさんの希望どおりとなったわけだ。
残念なことに数名は協力拒否で収監　１名死亡となったわけだけど。

そのチンクさんとセインは結果的に管理局へ協力したことが評価され
他の姉妹より先に管理局（教会）入りしそうというのは　ボクの予想。




一方で今までの生活に戻った人もいる。　というか多い。


元々『ジェイル博士』ではなく『レリック』を追っていた機動六課は
事件解決後もレリックの回収任務が終わったわけではないので
隊舎が修復されるまで　アースラを拠点に動くことになる。

ただ　ＪＳ事件を体験したことで
特にフォワード陣の成長が今まで以上に伸びているように感じた。
経験ってすごいね。


同様に隊舎が修復されるまで行く場所が無いヴィヴィオも
アースラに同乗している。
まわりから見れば　すっかり元の元気な少女。
その内に大きな決意を抱いているのを知るのはごく数名。

六課スタッフも回復次第戻ってきており
しばらくすれば　ほぼ元の面子になるだろうということらしい。
ただ　ＪＳ事件終盤にムチャした数名が　今そのツケで魘されているんだけどねｗ





そろそろ秋も終わり　冬がやってくる。
その冬を越し　芽吹きの季節が訪れる頃には・・・







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あとがき




オワタ　長い長い３期　やっとオワタ・・・
あと残すは後日談　それに他少々