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部隊は  最終決戦へ・・・











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<75年 9月19日 14:00 アースラ ブリッジ>





「アインヘリアルが?」
「はい 数分前に緊急通信を受信しまして」



地表に設けられた地上本部の大型魔力兵器
最近3号機が就任する予定だったそれが 戦闘機人の襲撃に遭っているという
通信をアースラが拾ったのがついさっき。
急いでブリッジに上がってきたボクらの目の前には
壊滅的状況の現地映像。

スバルも無事戦線復帰してやれやれと思ってた矢先の出来事、
向こうも休ませてくれる気ないみたいですね。


「戦闘機人たちの撤収が始まってます」
「前回より動きが早い・・・」
「うん 早めに叩かないと取り返しのつかんことになる」
「っていったって 向こうもうまいこと考えてるよ 拡散して動いてる」
「そこなんよ 隊長たちの投入はしずらいで」





だからってこのまま見過ごすのもなぁと考えてると
さらに面倒ごとが舞い込んできた。

アコース査察官が しぶられて聞き出せなかったジェイル博士のアジトを発見、
戦力投入を要請してきたのだった。
そりゃ今ならソコを叩けば現状をひっくり返せるかもしれないけど
たぶん間に合わないかな・・・



「戦闘機人 アインヘリアルから撤退 地上本部へ向かっています」
「!? 別ルートであの騎士も本部に向かってます」
「なんやて」
「くぅ 実質第二部隊ってかい。
タイミング合わせてるのか偶然か 面倒なときに出てきたなぁ」

ゼストさん 貴方は何をしたいんだ?
とか考えてそうなのが数名。 ボク予測だけど。




「どうする? こうなったら戦力分散させてでも抑えないといけないけど」
「せやね 本部はたぶん動ける人員が少ないはずや」
「ですが何故直接地上本部へ向かわなかったのでしょうか?」

そう 実はソコが地味に大きな意味合いを持っている。
アインヘリアルはミッド地上への海賊攻撃に対抗する兵器、
対象は戦艦・航行艦であり 対個人に使うような機動力は持ち合わせていない。
乗っ取ってアインヘリアルで本部攻撃してくるならまだしも 完全破壊してるからなぁ。


「そうなると考えられるのは・・・」
「『ゆりかご』だろうねぇ 目障りなものだったんでしょ アインヘリアルが」
「せやかて簡単に動かせられるものやろか そんな大それたものが」
「簡単に動くならとっくに動かしてるだろうからねぇ
そうだなぁ 動かす為に必要なものでも入手したんじゃない?」



ボクの助言(でいいよねもう)に ブリッジで事情を知る者の視線がチンクさんに向く。
「いや、私も知らん」 で終わったけど。






『廃棄都市から別反応。 これは・・・ 戦闘機人!?
こちらも地上本部に向かってます』
ルキノさんが引き当てた第三部隊 反応は3人分。
これでますます戦力の割り当てがめんどうに・・・



『映像出ます』
「!? ちょっとこれって」

受信した映像に 全員が驚いた。
3人のうち真ん中のおひとりは 見間違うことなくあの元仲間。
ただ姿格好は他のナンバーズと同様 しかも自立的に戦闘に参加してるように見える。



『そ、そんな ギンn・・・』
「よーしスバルは特に落ち着こうな 梅こぶ茶飲む?」
廊下で見てるらしいスバルをとりあえず落ち着かせないと。
アースラが落とされかねないしw

『こんなときにありすさん!?』
「スバル 確かにギンガに見えるけどさ
それじゃなんで『このセンサー』に引っかかる?」
『へっ? あ!!』

OK少しは理性保てたみたい。
そう 元々レリック捜索用のものを転用したこのセンサー
体内レリックで戦闘機人を判断してるこいつに
内部構造が違ってレリックなんてものを使ってないナカジマ姉妹は本来ヒットしない。


『でもそれじゃアレは誰だっていうんですか』
「たぶんギンガで間違いないだろうけど 細工されてる可能性が高い。
レリックと擬似AIでも埋め込まれてたら面倒だよ」
『それじゃ、それじゃギン姉は・・・』
「心配するなって。 擬似AIが入ってるならそのへんを壊すか
本来のギンガの意識を表にひきずり出すかすればなんとかなる。
というわけでソッチはスバル行ってみないか?」

ええっ!? と声が上がったのは廊下組ではなくブリッジのほうだった。
あえて姉妹で戦わそうっていうんだから当然といえば当然だけど。

『是非、行かせてくださいっ!!』
当のその姉妹はやる気まんまんだから怖いねぇ。






「ちょっと待った 勝手に決めたらあかん まだ判断するには情報が・・・」
「!!? アコース査察官の指定されたポイントに巨大反応」
「反応が強大すぎる・・・  大型戦艦クラスです!?」


あー どうやら判断材料が出てきたみたいですね。
ご丁寧にジェイル博士のほうから全周波演説が始まって
出てきた戦艦が話題の『聖王のゆりかご』だということです。
あの博士は基本的に暗躍するより自分の研究成果を発表したがる性格みたいですね。
その映像に嫌がるヴィヴィオが出てきたものだから もうだめかもわからん・・・























動ける戦力が全員会議室に集合する。
はやちゃんだけは総合指揮でブリッジに残った。
情報共有と作戦会議のため 本局からスクランブルで向かっているクロノ率いる次元艦隊や
管理局三大提督の方々 聖王教会 無限書庫のユーノとも繋がっている。



「まさか本部のお偉いさんがこぞってジェイル博士を利用しようとしてたなんてねぇ」
「過ぎた力は破滅しかもたらさないとはよく言ったもんだ」
『そのへんはもう過ぎたことや。 誰の計画で誰の思惑かなんて今はええ』

ミゼット統幕議長から ジェイル博士らの手により
本局最高評議会が倒れたことが公表された。
いっつも声だけで地上本部を操っていた評議会
実は脳みそだけだったというとてもグロテスクな集団、
つい数刻前に生態ポッドが破壊され脳が潰されているのを発見されたらしい。
チンクさん曰く 2番のドゥーエさんがやったのだろうという話。


『わたしたちがなんとかせんととならんは 今まさにミッドの空に在って
大量のガジェットを排出し 市民の安全を脅かしてる ゆりかごや。
それに 裏で操るジェイル博士とその一見もな。 なんとしても止めなあかん』

ユーノの発掘作業による資料も届き 検証した結果
起動六課は3グループに分かれての行動が決まった。



1つ、 ゆりかごが空に浮かんだ後も続くアコース査察官側の戦闘、
これにより地下にまだ何かしらのデータもしくは重要施設が残っている可能性もあり
もしかすれば司令部はまだそちらにある可能性もあった。
ジェイル博士が潜んでいる可能性も少なくない。

そちらには増援としてフェイトが向かうことになった。
現地にいるシスターと協力して殲滅する。



2つ、本部に向かっている3つの敵戦力
おそらくルーちゃんが別に動いてるから4勢力になるだろうけど
これも無視はできない。 対AMF戦に慣れた魔導師が本部には少ない。
こちらには空戦に適性の無いフォワード陣たち、
それと対ゼストさんに名乗り出たシグナムさんが対応する。
スバルは速攻ギンガのほうに向かうだろなぁw



3つ、ゆりかごの上昇をなるべく抑えなければならない。
軌道上に上がってしまえば最後 ずっとミッドフルボッコのターンが始まってしまう。
しかも本局航行隊が到着する前に軌道上に到達される恐れがある。
かなり危険度の高いAMF中の空戦が予想されるので
こちらには六課でも強戦力のメンバーにボクとはくとを加えた精鋭が向かう。



当初の話どおり チンクさん・セインさんは戦闘には参加しない。
でも昨日までに有用な情報を貰った それでも十分だよ。



全てが必死 全力であたらないとならない。
でも 今までの経験を生かしきれば大丈夫だよ きっとね。






















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あとがき





動き出しました ゆりかご
ただね 原作以上のものは作れないと思ってますので さらりと終わらせようと思います。
もちろん原作どおりには終わらせる気もありません(ぇ

たぶん複数視点での展開になると思います。
みずらくなるでしょうけど ご了承ください。




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