小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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資料取りで過去作あさって気づきましたが
リリコレ6章4話が2つあったエラーを修正しました。
番号振りのミスですね。
気を取り直して先に進みます。
リリコレ6章4話が2つあったエラーを修正しました。
番号振りのミスですね。
気を取り直して先に進みます。
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<75年 9月19日 10:00 機動六課臨時本部 管理局航行船アースラ 会議室>
大気圏内での試験航行も終わり
いよいよ移動捜査本部として稼動したアースラに
関係者が続々集まってます。
相変わらず本部では謹慎中のボクですが
本局無限書庫課からの出向という形で 六課の捜査に本格参加することに。
部隊の上限に引っかかるからと 書面上は一尉待遇
三佐より1つ下ではありますけどまぁ問題ないでしょう。
魔導師ランクのリミッターは変化なし。
このご時勢 上層部もそこまで手回しする余裕ないみたい。
「アルトさんとルキノさんがですか?」
「うん」
このお二方 原作どおり今日から部署が変更。
アルトさんは絶賛ミイラ男中のヴァイス先輩の代行でヘリパイロットに、
ルキノさんは元々アースラ所属ということもあって オペレータ・CIC戦闘管制室に配備。
二人が担っていた通信管制はシャーリーの増担&アリシアの編入でまかなう形になった。
相変わらずデバイスメンテも受け持ってるシャーリーが過労で倒れないことを祈りたい。
そんな会話を交わすこの会議室には現在
療養中のスバル(今日中には合流する気まんまんだったけど)を除く六課フォワード、
教会や次元航行隊などと最終調整中のはやちゃんを除く 各分隊長など六課の首脳陣、
シャーリーを筆頭とするロングアーチ主要スタッフなどなど
『六課の8割がた』が集っている。
そこに 場違いっぽいオーラを出しているのが4人ほど。
ひとりはボク ひとりははくと 制服が地上本部のままだから外見も浮いてたりw
で、残り二人はといいますと もう感づいた方もいらっしゃっるでしょうけど・・・
「しっかし改めて見ると 末恐ろしい部隊だよね 人員とか」
「きっとあの部隊長殿のコネであろう 世渡りが上手そうだったからな」
ミラージュに絶賛監視されてるセインと
応急処置のおかげで思いのほか復帰が早かったチンクさん。
二人とも何故か一般的な日本人の格好をしてたりする。
(どっから調達したのか聞いたら 出元はクイントさんでした)
『誰が為に自分がいるのか』という難題をかかえていたお二人は
出した結論は『皆の為』
そのための行動として【今までの罪を認めた上で司法取引】という手段に出たのでした。
つまり 自分の罪はいくら問われても構わないが
かわりに姉妹の罪には酌量の余地を与えてほしい というわけです。
特にチンクさん 8年前に首都防衛隊1つ壊滅させてますので
彼女の自主と司法取引はかなり大きなものになります。
この情報提供で
ナンバーズの名前・保有能力やジェイル博士の研究内容
レリックの使い道や『ゆりかご』の存在などが明らかになりました。
今ユーノががんばって無限書庫から情報のウラをとってます。
ただ、姉妹の安全が確認できないからということで
ヴィヴィオを拉致した理由やアジトの場所などの重要度が高い情報は貰えそうにないんですけどね。
同じ理由で戦力的な協力もしてくれません。
ボクや起動六課には人目おいてるみたいですけど『管理局』自体はまだ信用してないようです。
そういう態度なので 一部局員からは少し反感買ってるようです。
一応この場には【重要参考人】という立場で来てもらってます。
ナンバーズの一員であることは今朝公表済みなので 民間協力者にはできませんでした。
「ああ、みんなお揃いやな」
「失礼します」
おっと、その部隊長殿がご帰還のようです。
「おかえり 話はまとまったの?」
「うん 起動六課の方針 決まったよ」
はやちゃんによれば 六課としては本来の『古代遺失物管理部』として
あくまで【レリックの捜索と補完】を主な活動とすることになった。
ジェイル博士がその延長線上にいるだけ という名ばかりの活動理由なんだけどね。
六課単独で動いても あくまで目的はレリックですからと地上本部に反論できるわけです。
その過程としてギンガとヴィヴィオの保護・救出と
おまけのような付け足しもありますが たぶんこっちのほうが重要ですよ?
そんな裏技の決算セールみたいな活動方針ですので
特に異論も無く あっさり決まりました。
「で、問題は何処を捜索すればええかなんやけど・・・」
「せめて地上に出てくれればねぇ・・・」
「「「「はぁ?」」」」
おっといけね ぼそっとボクの口から出た言葉に数名反応しちゃた。
「なんやありすちゃん また何か隠し事か」
「や、隠してたわけじゃないんだけど」
「つまり何かあるんやな」
「うっ・・・」
上手いこと口車に乗せられてたみたい オノレ豆狸め・・・
「・・・オーケィとりあえず梅こぶ茶でも飲んで落ち着こうか」
そのまま姉さんとフェイトにも攻め寄られて 数と勢いに負けた。
「ヴィヴィオにさ 翠色の腕輪あげたんだよ 1週間くらい前に」
「ああ そういえばそんなの着けてましたね」
「あれ、ただの腕輪だと思う?」
「ヴィヴィオはおまもりもらったって言ってたよね」
「まぁ ありすちゃんのことやから『ただのお守り』ってわけやないやろな」
もちろん ただの腕輪じゃないです。
あれには特定のビット&波長の周波数に反応して返答を出す装置が入ってまして
その周波数をソナーで出せば場所がすぐ特定できるようになってるのです。
エリアサーチが主流の魔法世界ではまず使わない技術なうえ
ビット数も周波数長もピッタリ合わないと反応しないので
そう簡単に見破られないのですね。
ただ その周波数があまりに高く けっこう近くでないと探知できないので
地下にいたりすると見つけられないのですが・・・
それだけじゃないですよ
あの腕輪 最近開発された超高性能衝撃吸収素材でできてまして
物理的なダメージを与えても壊れないのです。
スバルに本気で殴ってもらって実証しましたし。
ですのでもし気づかれても そう簡単には破壊できません。
他にもちょっとした秘密兵器が入ってるんですが・・・
おっと これは今はまだ明かせないなぁw
「ちなみにその周波数って 聞いてもいいかな」
「聞きたい? 驚く無かれ『1.79メガヘルツ 8ビット』なのだ」
「ちょっww ありすちゃんその数字はwww」
分かる人にしかわからない でも分かる人には分かる 伝統ある数字さ。
はやちゃんは分かったみたいね。
「まぁ そう待たずとも動きはあると思うよ」
「何故、そう思われるのです?」
「ボクがジェイル博士だったら 目障りなものは早めにつぶしたいからね」
実際 今日明日にはカタがつくだろうからねぇ・・・
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あとがき
いろいろトンデモ設定になった感が・・・
セイン・チンクのお二方はとりあえず『中立』の立場になりますので
基本的にどっちにも武装介入しません。
腕輪がかなりキーアイテム
これは登場時から決めてたものなのですが
像に踏まれても壊れない もとい戦闘機人に殴られても壊れません。
技術上まだ小さいものしか作れないというウラ設定があります。
振動に共振して威力を弱める仕組みなので
硬いものを共振で壊すような武器(超音波カッターなど)に特に効果的、
当然振動破砕も対応 ただし原始単位で壊す武器には弱いです。
で、この周波数分かった人いらっしゃるかなぁ
実在するあるものに使われてるんですよ かなり有名なものに。
なお実際にソナーに使われる周波数は数キロ~数十キロヘルツ程度です。
文字通り桁が違います。
これは低いほど距離が伸びるためですが 低いほど精度は落ちるそうです。
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