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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今回はフル主人公sideです。








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メガ姉    間違えた。
クアットロの意によって対立する聖王陛下と白い悪魔。


ボクもその場にいるんだけど クアットロのよくわからない思想なのか
虹色の魔力弾に完全アウトオブ蚊帳にされてます。 すねるぞorz


「はあぁっ」
「ヴィヴィオ、目を覚まして!!」
「姉さんそりゃ言うだけ無駄なんじゃ・・・」
「無駄じゃないっ 絶対分かってもらうんだから 保護者として」
「気持ちは分かるけど たぶん本人の意思じゃないよそれ」
「当たり前なのっ ヴィヴィオの意思でやってるんだったら 最初からイッパツで決める」






なの姉さんの聞いてるだけでも末恐ろしい発言
それに微かだが ヴィヴィオの肩が反応したのをボクは見逃さなかった。




「せぃやぁぁっ」
「ヴィヴィオ ヴィヴィオってばぁ」
「姉さんちょい待ち 今ちょっと気になる反応が・・・」
「ありすうるさあい!!!」



予想外の出来事
虹色の魔力弾に無視されてるのはさっきも言ったけど
まさか桃色のほうがこっちに飛んでくるなんて・・・



ぎりぎりガード成功。

「姉さん!! 相手が違うでしょう」
「だってさっきからありす何もしないし うるさいし」
「だから話を聞けってば。
ヴィヴィオ、もしかしたらギンガと同じ状態かもしれない」







たぶんそろそろ決着がついてると思うけど スバルと戦闘中のギンガ。
ジェイル博士の手にかかり内部をいじられ
おそらく擬似AIを埋め込まれてナンバーズと行動をともにしている。
ヴィヴィオの場合はクアットロのか ゆりかごの防御機構による身体操作。
ならばそこから切り離せばいい。
そして良くも悪くも 準備はできている。














「ヴィヴィオ」 今度はボクから話しかける。
それに対する返事は無い。 ただの操り人形のようだ。


「てぃやっ」
「その行為は 本当に君の意思なのかい?」
「はぁっ!!」
「本当の君は 中にいるのかい?」
「ぅりゃっ!!!」


「聞こえてるんだろう!! 中にいる 真のヴィヴィオの意思よ!!?」














「・・・ぱ  ・・・・・ま ・・・・・」

「ヴィヴィオ!?」


一瞬、元のヴィヴィオらしき意思が出てきたけど
すぐに聖王陛下に戻ってしまった。
でもこれで分かった。 今のヴィヴィオには【幼女】と【聖王】の意思がある。
今は聖王の意思が表に出てるだけだ。 強制的に。









『ならば これならヴィヴィオにも聞こえるよね』


今度は念話で話しかける。
声には出てないので さながら無言の聖王va魔王が繰り広げられているようだ。



『・・・kこ  ・・・・えるよ   ・・・・』
『ヴィヴィオ!!?』
『ごめん なさい・・・   なのは さん・・・  ごめんな さい・・・』


念話で伝わるゴメンと 拳で伝わる戦闘意思が同時に襲ってくる。





『なの姉さんをそう呼ぶということは ヴィヴィオ、やっぱり分かってるんだね 自分のこと』
『わたしのこと? それは、わたしが大昔の人のコピーってこと?
それとも わたしがこの船を動かす兵器の1つでしかないこと?』
『ヴィヴィオ、自分で自分をそういわないでっ!!』
『・・・まぁ そんだけ分かってれば上等かな』














本人が念話で語る衝撃の事実。

ヴィヴィオは『自分が何者であるか』を
六課に保護される前からすべて悟っていたのだった。
そのうえで何も分からない少女を『演じ』て
自分が将来どうすれば良いのかを模索していたのだという。

小さな小さな少女は 実は大きな大きな賢者だったのだ。










『そこまで知っているヴィヴィオにあえて聞くよ』

これが ボク自身で1番重要なこと。





『君は 君でいるために どうしたい?』













『わたしは・・・ わたしは今のまま なのはさんに なのはママでいてほしい。
今のまま みんなと暮らしたい。 こんなこと したくない!!』













これで はっきりした。
真のヴィヴィオに 戦闘意思は無い。


以上の流れは 表で聖王vs魔王戦が行われている真っ最中に為された。
本人に戦闘の意思がないのであれば 今のヴィヴィオの身体は
100%身体操作で動いているということだ。
防御プログラムで動かされてた祝福の風と同じように。




「切り離そう」
「えっ?」
「ヴィヴィオから身体操作を切り離そう そうすれば対峙しなくて済む」
「そんな どうやって・・・」
「こうやって♪」











"" 夜天の聖騎士の名の下に 愛おしき者を魔の手から護る加護を ""









ボクの呪文に反応したのはグラムでもミルフィーでもなく
聖王変化でも外れなかったヴィヴィオの腕輪だった。

ポウッと淡い光を放ち 術式を受諾する。
同時に聖王ヴィヴィオが膝から崩れた。







「あれ わたし・・・」
「ヴィヴィオ!!?」
「わたし 動ける 自分の意思で動けるっ!!」

よし 成功だ。
姿は聖王のままだけど 真ヴィヴィオの意識が表に出てきている。



「なになに ありすどうやったの?」
「どうやったのって 切り離したんですよ。 いろんなものから」







あの腕輪 ソナー反応用の回路に加え もう1つ細工がしてあったのです。
それは こうなることが予測されてましたので少しでも戦闘を長引かせない為
また ゆりかごの上昇速度を抑える効果もあるだろう もしかしたら停止もあるかと思い
腕輪には『ウイッチウェイブジャマー発生装置』を仕込んでありました。
ジャマーの効果で邪な思念波・電波・音波などをシャットアウトすることができます。
これボクの特別製で特許申請中。
もう少し開発が早く進んでいればギンガやルーちゃんも何とかなったかもしれないんだけどね・・・


ついでにWWJにより ゆりかごがヴィヴィオを認識できなくなるかもと思ったけど
そうでもないらしい。 まぁ、そこはいいとして・・・












戦局は管理局2vsゆりかご2だったのが
管理局2+聖王veめがね という絶望的有利状態にw


ついでに早いところクアットロも抑えておきたいんだけど・・・






「うーん クアットロの位置が正確にわかればあるいは・・・」
「エリアサーチはさっきからやってるんだけど なかなか捕まらないの」
「だろうと思った 相手は嘘と幻影を操るのが得意だからねぇ。
サーチャーやレーダーを掻い潜るのはお手の物 そう簡単に割れないんじゃない?」
「それじゃどうするの?」
「その点はちゃんと対策済みだよ。  と言ってる間に・・・ 来た」

















『 お姉ちゃん あったよ探しモノ!! 』















外にいるはくとには超音波を使った高感度ソナーを持たせてたのでした。
ソナーは音波を当てて『物体』から反射してくる音波を拾うことで
距離を特定する構造になってるんです。
感度がいいものは形まではっきり帰ってきます。
つまり 『物体』である限り反射は起こりますし
魔法世界には使われない周波数を使ってるので なんの障害も無く作動します。



そのソナーが クアットロの体系シルエットを捕らえたようです。
すぐにグラム、ミルフィシュトラーセ、レイジングハートへと位置座標が送られてきた。
モニターを出してみれば 当のクアットロはこの世の終わりを見たような顔をしている。




「ここにクアットロがいるんだね」
「みたいだねぇ それじゃさっさと終わらせましょか」
「わたしも手伝う。 いっぱいお礼したいからね」



3人の手とデバイスが 指定座標のある方角を向く。
遠慮なくカートリッジを入れていくなの姉さん、
マルチタスクと満載のメモリをふんだんに使ってチャージするボク、
ゆりかごの駆動炉からも魔力をまわし 精一杯のお礼をしようっとしてるヴィヴィオ、

さすがに 非殺傷設定を徹底させようか。
物理設定になってたらクアットロどころか下のミッド本土が消えかねないw














数秒後、戦闘区域全域が一瞬光に飲まれ
極太ディバインバスターとダブルルインレイザー、戦艦砲級プラズマスマッシャーを食らった
クアットロと制御室はなすすべも無く墜ちた。









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あとがき





聖王状態のままのヴィヴィオを味方につけるという
トンデモ設定を採用してしまいました。

駆動炉壊しに行ったヴィータ涙目w
きっとそのまま呼び戻されますね・・・



さすがにヴィヴィオそのまんまだとマズイので
次回以降なんとかします。

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