忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[238]  [237]  [236]  [235]  [234]  [233]  [232]  [231]  [230]  [229]  [228
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この時点で出てる子たちを
どう使うかが今後の課題









------------------------------------------------------------------------------------








ロストロギア反応を感知してやってきた管理局の戦艦アースラ
まさかそこで因縁のアレと出会うなんて思っても見なかったトップ2名は
しばらくの間ぽかーんとしていた。


「あ、あのぉ・・・」
「えっと お二人はどうしたんでしょうね?」
「脳内で処理できなくてフリーズしたんでしょ」
「そ、そっか・・・」




闇の書事件
10年周期で訪れるこの事件は
管理局始まって以来の難題ともいえる。

なにせ相手は 壊そうとしても転生するだけで壊せない、
単体でも圧倒的な火力を誇るうえにそれを護る騎士が4人のおまけつき、
完成してしまえば周囲の次元をも巻き込む大被害をもたらす、
と 一級指定されてもまだ足りないほどの能力を持ったロストロギアであり
かつ、強制的に手をつけようなら主を飲み込んで転生する厄介な機能つきとあって
過去数回 封印も破壊もできずに手をこまねいたブツなのである。

さらに目の前のおふたり ハラオウン家にとっては
一家の大黒柱を失う元となったこともあって
感情に走らないかが僕は不安だった。
そこで先にあのような質問で釘を刺したのだが
どうやら無駄な気遣いだったらしいです・・・






「・・・クロノ、この一帯で蒐集被害の報告は?」
「ありません。 少なくともここ数年、どの次元でも報告されてないはずです」
「そりゃまぁ、そうだろうね」


現在の主 はやてちゃんは蒐集行為を望んでいない。
他人の幸を奪って自分が幸せになることはしないと断言しているし
騎士たちも賛同している。

ありがたいことに侵食延長にあてたジュエルシードのおかげなのか
はやてちゃんの足、なんと指が動く程度まで回復している。
原因が夜天の書なのは明白なだけに 騎士たちも暴走して
無理に蒐集を始めることも無いだろう。

さらに管制人格、
結局昨晩の家族会議でついた名がまんまリインフォースになった彼女自身が
書の破損を自覚していることもある。
ちなみに今までは主と融合したうえで事故を起こすケースが大半だったこともあり
後に聞いた話だけど 本人がひとりで姿を現した例は無いらしい。


結論からして夜天の書による蒐集行為が起こりえるはずが無いのだった。
過去の夜天の主が ほぼ蒐集を希望もしくは主導していたことから
管理局のデータベースには蒐集行為を行うものとして記録されているに過ぎないのだろう。





そのことを話すと 是非主に会いたいと申し出てきた。
まるで珍しいものを見に行きたいような感じだ。(実際珍しいのだが)

何も連絡なしに大人数でいくのはなんなので はやてちゃんに連絡してみる。
かろうじて思念通話は会得したはやてちゃん、
『ほんなら晩御飯は多めにつくらなあかんなぁ』とか言ってた。
気づけば日本時間は17時を過ぎている。

人数を聞かれ ふと見れば
なのはちゃんはケータイで しっかり家に連絡中。
(かろうじて通常電波が届いたらしい)
アースラのほうは もうひとり追加ということで
僕含めて6名様ご招待と相成った。








八神家に到着すると 家主兼夜天の主とその相棒が自ら出迎えてくれた。
他の騎士も岐路ということなので 順次帰ってきては驚くだろう。
なにせ 自宅に管理局員の、それも提督クラスの人がいるんだから。

ちなみに各々、反応はそれぞれだった。
シグナムさんは冷静かつ慎重な態度でふるまい
おやっさn ・・・失礼、ザフィーラは
なによりもまず先に主 つまりはやてちゃんの無事を確認すべくつっ走る。
ヴィータにいたっては速攻で殴りかかろうとしてきたけど
当然ながら 後ではやてちゃんのお説教が待っていた。



「しかし遅かれ早かれ管理局には当たるだろうとは思っていたが
まさか1日足らずでその時が来ようとは思わなかった」
「そりゃ誰も予測つかないでしょうね」

テーブルを囲って食事中の会話は いたって質素だった。
喋る話題もかなり限定されたものになるし
それも食事中よりは その後じっくりのほうが良い内容なので
こうなるのは当然のことなんだけど。








「お話は分かりました」

八神家全員の聞き取り調査を終えたリンディ提督、
当然満場一致だったのは言うまでも無い。



「提督に伺いたい。 我が主をこれからどうするつもりか?」
「どうって、何もないわよ」


はやてちゃんは 魔導師適正どころか資質すらまだ育ちきっていない。
次の誕生日が境目なのはもちろん秘密だけど
それまでは思念通話程度のミッド一般市民レベルでしかない。
そんな無抵抗な少女 かつ、蒐集行為に対して遺憾の意を示しているとあれば
管理局としてどうこうする以前の問題なんだよね。

ついでにいえば 夜天の書も一応ロストロギアだけど
転移先がランダムである特性上、希望して所持することができない。
無理に奪おうとしても騎士に阻まれ、あまつ入手できてもその場で転生されるだろう。
そんなわけで【ロストロギア不法所持】にも引っかからない特例が組まれてたりする。

結論を言えば 管理局から見れば
はやてちゃんはなんの罪も無い少女なのである。
罪がなければ 局として動くことも出来ない。





はやてちゃんはそういう理由で良いとして
騎士たちはそうもいかない。
彼女たちには過去に犯した罪がまとわりつく。
当時の主の意向とはいえ 殺障害に手を染めたこともある。

それでも今回抵抗なく、また協力的であることから
リンディ提督はそのまま任務従事による償罪にもっていく気らしい。
どうやら血を見ずに解決の方向へ向かっていきそうです。





とまぁ 上手くいけばすべて良しだったんですけど
世の中うまくいかなくてね・・・


「それはあかんな」
と横槍を入れたのは はやてちゃん。

「過去はどうであれ 今の主は私や。
みんなが汗水たらしてがんばるのに 私だけぬくぬくできん。 私も手伝うで」

その場にいるほとんどの人物が困った。
確かにはやてちゃんならそうするだろうと踏んでいた僕と
いまいち状況が飲み込めていないなのはちゃん、
なるほどそれも手か とか考えてたらしいクロノ執務官を除いて である。


「手伝うったって まずは自分の身体を考えよう、ネッ」
「・・・せやな 仕方ない。 早う治らんかいなこの足っ!!」

自分の足でしょうに。



結局、ジュエルシードが集まるまで
夜天の書関連の報告は本局にせず アースラ内に留めてもらうことになった。
最初から報告はあらから終わってからということになってたようで
ジュエルシード回収までは問題ないらしい。
一緒に八神家に来ているエイミィさんが裏でいろいろやれば の条件付だけど
彼女むしろやる気まんまんなのがなんとも・・・

ヴォルケンたち&リインさんは本人たち納得の上でお手伝い
はやてちゃんはできる限りのお手伝いということに。





そこに食いついた高町組
そうか、管理局のお手伝いなら ということで
ひと番考える前に結論を出した模様。 当然僕も同伴する。

この空気でこう切り込まれると 局員組に断ることができず
かといって八神家の皆さんのような理由もないわけで
論議の末 現地協力者としての同行を許可することになった。
条件付ではあるんだけどね。

言葉では出なかったけど
きっと裏では嘱託勧誘してそのまま入局させる気なんだろう。


そして相手にする頭数が絶望的に増えてしまった
フェイトちゃん ご愁傷様です・・・






------------------------------------------------------------------------------------





あとがき



そろそろ主人公の原作知識が無駄モノになってきましたねw



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]