小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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原作超絶破壊の巻
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出会うのが早すぎた二人の少女
歴史の歪みは加速度を増したらしく
事態が急転したのは その夜のこと。
<なのはside 高町家 20:00>
「へぇ その子も魔導師なんだ。
魔法文化が無いとは思えないくらい居るんだなぁ」
「変わった子なんだけど 話してみたら楽しくて」
「なのは 嬉しそうだね」
「うん その子ともお友達になれたんだもの。
ユーノ君に続いて また新しいお友達だよ」
「それは どうも・・・(照」
「・・・フェイトちゃんとも お友達になれたらいいのになぁ」
フェイトちゃんといえば
フェイトちゃんのデバイス 確か、バルディッシュさんだっけ、
レイジングハートも壊れちゃったけど きっとバルディッシュさんもだよね。
大丈夫かなぁ?
そんなことを考えながら 外を見ていると・・・
「!? これって・・・」
「なのは、ジュエルシードだ 発動しかけている」
もうお馴染みの キーンとくる感じ!!
「レイジングハートは?」
「まだ本調子じゃないけど・・・ 控えめな運転ならなんとか」
<<ご心配をおかけします>>
「うーん 仕方ないよね。 行こう」
『なのはちゃん』
「あ、ラヴィ君 さっきの気づいた?」
『ああ、気づいたけど 急いで来て。
ちょっとややこしい事態になってそうだ』
<ラヴィックside バニングス家 20:00>
「・・・という日だったよ」
「ふーん 私の風邪が治ったら紹介してくれるのよね その子?」
「もちろん」
風邪で絶賛ダウン中のアリサに 今日のできごとを報告する。
しないと何されるかわからないしw
「で、その子も魔法使いなのね」
「正確には魔法使い候補生かなぁ」
「ふーん・・・」
あれ、静かになった。
もしかして 羨ましいのかな?
「それで・・・」
「あ、ちょっと待った」
「ん?」
姉弟水入らずの時間に
例のキーン音が・・・
「はぁ・・・ ごめんアリサ、【アレ】だわ」
「んもぅ 人の気も考えないで出るのね、それ」
「まぁ 相手はモノだからね」
ジュエルシードにそんな機能ありませんから。
『モンド』
<<(マイロード!! 良かった、すぐに来てくだされ)>>
『は? 【来て】くだされって・・・』
<<(ジュエルシードの発動を感知されたのでしょう)>>
『うん。 だから封印するのに呼び出そうとして・・・』
<<(それ、以前我々が封印して 私の中に保管していた固体なのです!!)>>
『ぬぁにぃ!!』
<<(どうやら封印が不完全だったようです お急ぎくだされ)>>
『りょ、了解』
やっぱコピー術式じゃ不具合出るのかぁ
ベルカ式でちゃんとしたやつ 組んどくべきだったよ・・・
「場所が割れた」
「早いわね」
「例の子の家」
「はぁ?」
「ちょっと行って来る」
「あ、うん いってらっしゃい・・・」
<数分後>
すぐに移動を開始する僕とエルナ姉さん。
途中でなのはちゃんとユーノが合流、4人で昼間過ごした家へ。
八神家からは ジュエルシードの青い魔力光が漏れていた。
発動すれば可視光が出るので その前にユーノが結界を張る。
「はやてちゃん!!」
「なのはちゃん ラヴィ君
良かった、どうしよかと思っとったとこや」
どうやら はやてちゃんにも魔力光は見えてるらしい。
光の発生元になっているのは モンド、
正確にはモンドの中に入れてあったジュエルシード。
昼間のままにしてあったのか 隣に闇の書が・・・
まずくないか これ、
「モンド、すぐ移動するんだ むしろこっち来い」
<<そ、それが 金縛りのように動けなくて・・・>>
「なっ・・・」
力ずくで離そうとするが
テーブルにぴったりくっついているかのごとく 動かない。
「はやてちゃん これ、どういう状況?」
「私にもわからんよ。 ただモンドさんと
やっぱ話し相手がおると楽しいなーとか そんなお話してただけや」
ちょっと待った、
それか? 原因・・・
「もしかして・・・」
「何か心当たりでもあるの?」
「ユーノ、ジュエルシードの特性は?」
「え、ああ 次元干渉型の高エネルギー結晶体で 夢を叶える力を持っていて・・・」
「それだ。 ジュエルシードがはやてちゃんの
【話し相手が欲しい】願いを叶えようとしてる とは考えられないか?」
「そんな、どうやって・・・」
数秒の間が空く。
その間に 僕は決心した。
「分かった、話す。
隣にある仮名【闇の書】には 【守護騎士システム】なるものが組み込まれている。
主の資質が一定以上になったら一次起動して そのときにシステムも起動、
以降は主を守るべく動く手駒として実体をもって行動するようになるんだ」
「わたしは手駒とかそんな扱い、他人にはせぇへんで」
「はやてちゃんはそうだろうね。 おそらく【家族】として迎え入れようとする。
僕の知る限り、その時がくるのにはまだ数ヶ月先だったんだ」
「ラヴィ、君は一体何をどこまで知って・・・」
「今は目の前のことを考えろ、ユーノ。 この仮説が正しければ・・・」
タイミングを見計らったかのように
隣の書 つまり闇の書側に変化が起きる。
本来ならはやてちゃんのコアを補完して起動する闇の書が
かわりにジュエルシードの魔力結晶で起動したらしい。
ふわりと宙に浮かび ぐるぐる巻きにしていた鎖をはじき飛ばした。
ところが 無理やり起こされた形の闇の書、
いまいち動作が不安定に見える。
僕の予想通り
闇の書の動作は不安定だった。
本来地面にできるはずの魔法陣が空中にできて・・・
「・・・!! 何っ!?」
地面があると思っていたであろう 桃髪の女性が
出てきて早々バランスを崩し かっこわるい姿を晒した。
「きゃっ!?」
続いて緑髪の物静かそうな女性が 桃髪の上に重なる。
「うわぁっ!!」
重なりはしなかったが 赤髪の子が頭から落下。
「なんのっ!!?」
青髪な僕のそっくりさんだけは ひざをついたものの無事着地。
「ぎゃふん・・・」
最後に銀髪のお姉さんが仰向けでモロに落下、あーあれは痛いわ・・・
・・・ん、銀髪のお姉さん?
「ん?」
「あら?」
「あれ?」
「なん・・・」
先に出てきた4人もびっくり
何が起こってるのか分からない現地人2名とフェレット1匹は
言葉も出ない様子
なんで、管制人格も出てきたの?
「いやぁー ほんまびっくりしたわ」
びっくりの一言で片付ける 夜天の主兼この家の主
ジュエルシードののほうは 書の安全を確認後
なのはちゃんが今度はしっかり封印してくれました。
「申し訳ありません 主」
「いやーその主っていうのも なんとかならんの?
わたしそんなに偉くなった覚えはないよ」
「あ、はぁ・・・」
そりゃ突然出てきた人に貴方に
一生お支えしますなんて言われても困るよね。
討論の上 二人は「はやて(ちゃん)」に矯正したが
三人は変わりそうに無かった。 はやてちゃんも諦めた模様。
もうそろそろ名前出してもいいだろうから出すけど
シグナムさんが代表して はやてちゃんに説明すべきものは説明してくれた。
「とにかく、ラヴィ君の話が正しかったってのは分かったよ」
「そりゃどうも」
「で、このあとどうなるん?」
「主の承認さえあれば すぐにでも蒐集作業に入ります」
「それや 問題は」
はやてちゃんは他人に迷惑かけてまで
幸せを勝ち取ろうとする子ではないからねぇ。
「わたしは許可せんで。 絶対あかん」
「しかし・・・」
「そんなことより わたしは皆と何事も無く暮らせていけたらええな。
ラヴィ君もいうとったけど わたしはそっちのほうがええ」
「はぁ・・・ 主がそう言われるのでしたら・・・」
「だったら ここに住むんだよね」
「あ、ああ たぶん・・・」
「わたし、高町なのは あなたは?」
「えっ あ、 ヴ、ヴィータ・・・」
なんかあっちはあっちでなごやかになってるし・・・
もう、いいや なるようになれ 僕はもう知らんw
っと、これだけはやっとかないと・・
「ユーノ」
「え、何?」
「さっきのジュエルシード いっこ置いていっていいか?」
「ええっ!? どうしてさ」
当然の反応だけど ちゃんとした理由がある。
今現在のはやてちゃんのリンカーコアだ。
闇の書の起動は 本来なら彼女の次の誕生日に行われるはずだった。
つまり それまではリンカーコアも起動するまでに成熟していない。
しかし 今こうして事故的に起動してしまった。
これだけでもかなりの負担になるだろう。
加えて頭数が1つ多い 今後の保持魔力も多くなることが予想される。
それに管制人格さん(名前考えなあかんなーとははやてちゃんの意)が
自信の故障を把握してたこともあって
騎士たちもそう簡単に蒐集を始めたりもしないだろう。
それだけに クリスマスまで持たない恐れがある。
さすがにこれは言わなかったが・・・
そこで 延命も兼ねて しばらくジュエルシードに
身代わり人形になってもらおうというわけだ。
1つで中規模次元震が起こせるほどの魔力を蓄えてるわけだから
そう簡単に尽きたりはしないだろう。
欲を言えば そのままはやてちゃんの足の負担も消えるといいなぁとか思ったけど
それはさておき・・・
ユーノからしぶしぶ承諾を貰った。
(はやてちゃん自信の魔力で賄えるようになるまでの限定つき)
「それにしても ザフィーラやったっけ ラヴィ君と似とるなぁ」
「言われてみれば・・・ ザフィーラ、隠し子か?」
「ち、違う 断じて違う!!」
見ず知らずの親と再会ってか?
まぁ、遠からず近からずなんだけど・・・ どうしよう?
ちらりと管制人格に目で問う。
『お前が良いのなら 私から話すぞ?』
思念通話で返ってきた。
となるとやっぱあの夢のとおりなのね・・・
軽く、顔を立てに動かす。
こうなったら もう隠す意味はほとんど無いからね。
さっきいろいろ暴露しちゃったし・・・
「主、少しお話が・・・」
「ごめん、なのはちゃんもユーノも 聞いてくれる?」
「えっ? うん、いいよ」
この後 僕の出生(結局夢のまんまだった)に関するお話と
闇の書に関する話を モンドに聞いたんだーとかテキトーにごまかして
その場にいる人たちに聞かせることになった。
後で、ザフィーラから
「おやっさんと呼んでくれてもいいんだぞ」とか言われたときは
どう答えようか困ったものだ。 辞退したけど・・・
結局5人はそのまま八神家の一員として
何事も無かったかのように迎え入れられることになる。
5人と言う時点で不安になるうえに
何故かなのはちゃんとヴィータがこの時点で意気投合しちゃって・・・
おいおい、大丈夫なのか二期・・・
最早僕の原作知識は
意味を成さないものになってきてます。
多少壊すつもりで動いてきたけど こんなに盛大に壊れるなんて・・・
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あとがき
盛大にヤッチマッタの巻
正史でも5月の中ごろ 良くて後半 ひと月早く騎士登場
今なら後のリインさんがついてきます(ぉ
ギリギリ 管理局登場前に食い込みました。
主人公が原作持ちなのはうまくごまかしました。
が、本文のとおり あまり意味を成さなくなってきてますね・・・
なのはちゃんとヴィータが最初から友好関係なのは
リリトラ以来になりますね。
今回は騎士対騎士は予定してません。
そのへんの話はまだだいぶ先になりますが・・・
最近エルナさんが空気・・・
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