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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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事前調査も大事です
ということで・・・










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温泉での一件のあと
なのはちゃんは物思いにふけることが多くなった。



「・・・なのは、聞いてないでしょ」
「ふぇ? あ、ごめん・・・」
「もう しっかりしなさい。 テストも近いんだから」
「そうだよなのはちゃん 大事な探し物もわかるけど」



彼女がぼけーっとするのも 分からなくもない。
十中八九フェイトのことだろう。 温泉で対決してからこうなのだ。
あまりの上の空状態に ユーノもかなり心配している。
全く 気になるのは分かるけど そんなんじゃ次にぶつかりあっても勝てないぞ。




さて 今日は塾も無いからと
放課後はジュエルシード探し。

有用な情報も反応も無いので 今日は二手に分かれて探すことにした。
発動すれば近くにいるほうがすぐに対応できるという利点もある。
それを利用して ちょっと僕も思うところがあるので・・・
























「ここ?」
「うん ここ」

隣町に聳え立つ とある高層マンションまでやってきました。
といえばもうお分かりでしょう 藤見にあるフェイトちゃんのネグラがあるマンションですね。

さて アポなしだけど大丈夫かなぁ?




『アーアー もしもーし 使い魔さん』
『!? あんた・・・ 何か用かい?』
『いやぁこの前のことで詳しくお話聞かせてくれないかなぁって。
おみやげ持ってすぐ近くまで来てるんだ。 時間、あるかな』
『・・・あたしらはあんたたちの【敵】だよ。 自覚あるの?』
『一応ジュエルシード集めでは敵だけど ほかに敵視する理由が見当たらないね』

なんとなくからかってみる。
向こうでアルフが言ってた台詞をまねてみたりとか。


『・・・いいさ うちのお姫様はお休み中だから 今日はあたしだけだよ』
『十分 話の席についてくれるだけでもありがたい』








近くのビルの屋上で アルフと対面した。
おみやげに持ってきたドッグ缶は好評のようで良かった。
バニングス家御用達のブランドものなのよね。
この体になってから 僕もたまにご馳走になる。



「で、お話って何を聞きだそうとしてるんだい?
あたしはフェイトの使い魔だから フェイトが不利になりそうなことは
一切喋らないからね」
「そのへんは大丈夫 聞きたいのは【過去】と【現状】だから」
「はぁ?」
「ご家族と うまくいってないんでしょう?」
「・・・それを何処で仕入れたんだい? 管理局じゃないだろうね」
「少なくとも管理局ではないね。
それに今は僕らしか知らない。 なのはちゃんたちには喋ってない。
で、僕らが持ってる情報と差異がないか確認したい」

「ただじゃ喋れないね まだあんたたちを信用したわけじゃないんだ」
「情報提供の報酬に 僕が知ってるジュエルシードの大方の位置でどう?」
「それは聞いてもあんたたちがすぐとりに行ったら意味ないじゃないか」
「それがそう簡単に手出しできる場所になくてね・・・
おっと、それ以上は報酬にならなくなるか。 で、どうかな?」
「・・・あたしが知ってる範囲に限るよ それでよければ」








結論から言えば
アルフが明かした情報と僕らのもつ情報に差異は無かった。

彼女の出生から始まり
テスタロッサ一家の現状
フェイトちゃんが受けている行為
ジュエルシードを集める理由など
かなり有用な情報を頂くことに成功したのである。


かわりに僕からは
海中に6個ほどジュエルシードがあることを伝えた。
今手元にも1つあるが 持ってると聞いてこの場で襲われたくもないし。






「・・・1つだけ いいかい?」
「うん?」

最後にきりだしてきたのは
ジュエルシード収集を諦めて欲しいというものだった。
母親が欲しがっているものを早く集めることが
フェイトを助ける近道だと思っているのだろう。



「それは 残念ながら保障は出来ないかな」
「どうして!! ここまで言い寄っているのに・・・」
「理由は3つ。
1つ、そもそもの持ち主であるユーノがこちら側の収集元であること、
2つ、フェイトのお母さんがジュエルシードを集めている理由が分からないこと、
3つ、使い方を間違えると周辺次元を巻き込んで消滅しかねないこと」
「そりゃあ 正論だけどさ・・・」
「特に2だね 娘にも離せない事情があるのか知らないけど」

いやまぁ 話せられないでしょうけどねぇw

「ただ どんな理由であれ鞭打ちまでしてやらせるようなことじゃないでしょう。
虐待もいいところだよ。
僕としては そんな状況を変えることだけは賛成したい」
「どうしろっていうのさ」
「1番知らないといけないのは ジュエルシードを集める理由だろうね。
それ次第ではフェイトちゃんを法的に母親から離す事もできるだろうし
場合によっては それこそ管理局にお願いできるかもしれない。
おそらく最初の輸送船爆発の件で 向かってはきてるだろうから」




「それじゃ そこんとこが分かるまでは
あたしらは今までどおり【敵同士】だね」
「そういうことになりますねぇ」
「残念だよ 少しは信用してやってもいいけど」
「それだけでも十分です」

「それじゃ近々 またお会いしましょう」
「そうだね ただし、あたしたちは容赦しないよ」
「その言葉 そっくりそのままお返しします」







追跡を警戒してか 遠回りに去ってくアルフ
ネグラバレてるのに ご苦労なことだねぇ・・・



「ま、だいたい原作と合ってるってとこかな」
「みたいね  ラヴィ、これで本当によかったの?」
「あとは今後の展開次第 かな。
さぁ本来の作業に戻ろう 何もしてなかったらなのはちゃんに何されるか分からないし」

すっかり先頭民族高町家が恐ろしい存在になってる 僕でした。







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あとがき



何か立てるお話 たぶん
アルフとはいい関係になれると思うんだ 近い種族なだけに・・・
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