小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今回はまるまる1回
模造オハナシのターン
模造オハナシのターン
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ふたりの少女が対決し 次元震を起こした次の日、
自宅に戻ったもののあれからどうなったか気になって
あまり眠れなかった僕は 気になるな様子を見てこようと言う結論に至った。
ユーノに連絡してみると 朝早くながら彼は起きていた。
朝に弱いはずのなのはちゃんもすでに起きているらしい。
彼女も彼女なりに 気になってるんだねぇ・・・
こちらは席を外せないという。
まぁ、学校いけばあえるでしょう。
問題は もう片方なんだけど・・・
<同日7時頃 フェイトのネグラになっているマンション>
「やぁ」
「・・・どうして」
「昨日の今日だから 気になってね」
表では平然を装っているが 僕が来たことに驚いている様子のフェイトちゃん。
今日は彼女、アルフも連れて一旦報告に戻るはずである。
そのアルフは不在 朝の散歩?
「・・・用件は? まさかそれだけで来たわけじゃないでしょう」
「うん? ああ。 フェイトちゃんパス」
「えっ? あ、おとと・・・」
唐突に投げ渡したものを慌てて受け取る。
何渡したかは 言うまでもないよね。
「これから行くってのに2個じゃ忍びないでしょう」
「!? 何故、それを・・・」
理由は簡単なんだけど それを説明するにはまだ早い。
なにせ なのはちゃんにも話してないし。
だから・・・
「君のね 綺麗な肌にちらほら不可解な傷があるのが見えたんだ。
たぶん 鞭か何かだよね?
そんなのが必要になる場面となると 僕が考え付く限りでは
君の上に誰かが居て その誰かの指示でコレを集めてる。
で、なかなか集まらなくて苛立ってる。 って結論。 どう?」
「・・・」
「否定しないところ見ると だいたい合ってるみたいだね」
それが母親なら肯定もできない か・・・
「いいの? あの子には・・・」
「僕としては あまり傷ついて欲しくないかな。
それはたぶん、なのはちゃんも同じ。
話し合いで解決できないか 今もいろいろ考えてるだろうし。
おっと、なのはちゃんにはまだなにも話してないからね。
ここについても 君と接触してることもまだ内緒」
「・・・そう。 でもこれで借りを作ったとは思わないから」
「それでもまぁ 話し合い、少しは考えてくれると嬉しいかな」
「フェイトー たっだいまー」
フェイトちゃんが内心悩んでるときに
なんの空気も読んでないアルフが帰ってきた。
「ん、あんた・・・ 何しに来たんだい?」
「アルフ、今日はいいんだ」
「?? フェイトがいいなら いいけどさ・・・」
空気と言うか状況を読めてないな これはw
「ま、僕の用事はこれで終わり。 もう帰るよ。
ここに来れるのも最後かもしれないしね」
「どういうこと?」
「昨夜の次元震、管理局が黙ってるとは思えないからね」
聞いて ハッとする二人。
最初の事故で向かってきてるかもしれない管理局の船、
それはあくまで "かもしれない"の話。
しかし次元震となると話は別。
事件として 確実に動いてくるだろう。
「局が関わってくると事務的云々でめんどくさくなりそうだし
僕がちょくちょくここに来てたら怪しまれるだろうし ネ。
だから 早めに決断して欲しい。
なのはちゃんと オハナシしてくれるか
それとも 局を巻き込んで徹底抗戦するか」
相手が僕らだったら まだフェイトちゃんに分がある。
僕はランクも下で最近は補助メイン、
なのはちゃんは圧倒的な経験不足、
ユーノはあえて言うまい。
しかし管理局が来るとなると状況は一変する。
向こうは大半が低ランクとはいえ エキスパート軍団だ。 人数も居る。
加えて仕官は同または高ランクもいるだろうし 頭もキレるだろう。
少女ひとりで対抗できる相手ではない。
「そんな・・・ フェイト!!」
「・・・大丈夫、まだ"来た"わけじゃない」
「でも・・・」
「でも、君の言うことも嘘とは思えない。
だから 少し考えさせて。」
「んまぁ 上の人とも相談しなきゃだろうしネ」
ふと時計を見れば いい時間。
「それじゃそろそろ僕はお暇するかな。 学校いかなきゃ」
「そうなんだ・・・」
「あーあともうひとつ」
「うん?」
「ラヴィック 僕の名前、今度は覚えてて欲しいな」
「・・・いいよ それくらいなら」
金色のマンションを後にする。
二人も出かける準備があるだろうし。
これで少しはやりやすい方向に向いてくれるといいけどねぇ・・・
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あとがき
フェイトを説得してみる回
成果が出るかは今後のお楽しみ
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