小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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きっと彼女には
魔法使い云々より 主婦魂が・・・
魔法使い云々より 主婦魂が・・・
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フェイトの顔を見てきてから
何事も無く学校に登校し
何事も無く 授業を受ける。
どうやら なのはちゃんもかなり気になる様子
だけど今はまだ伏せておく。
じゃないと ネグラ知ってるのバレるからね。
気になるといえば
ユーノから聞いたけど レイハさん今日は動かせそうに無いらしい。
修復が遅れてるのか 破損がひどかったのか・・・
原作ではこのあと下校時にコンディショングリーンとか言うはずなんだけどなぁ?
「レイジングハート 大丈夫かな・・・」
「まぁ ユーノはもう一晩もすれば回復するだろうって言ってたし」
「どうしよう こんなときにジュエルシードが発動しちゃったら・・・」
「そのときは僕がなんとかするさ なのはちゃんは今は少し休んでおこう。
体を休めることも大事だよ」
というわけで 現在下校中です。
なのはちゃんと二人っきり。
すずかちゃんは今日は家の用事で迎えが来たし
アリサ風邪ひいちゃってね・・・
が、学校から高町家までの途中
距離にして半分程度来たところで
困った光景が・・・
「!? ラヴィ君、あれ・・・」
「うん? あ・・・」
なのはちゃんが指差す先には
片輪を溝に落とし 抜け出そうとえんやこらする
車椅子の女の子が・・・
チョット待て なんでこんなところにいるんですか貴方
病院もスーパーも こっちの方角ではないでしょうに!!
「あのっ、大丈夫ですか?」
「え、あー 大丈夫・・・ じゃあないな、これ」
何も知らないなのはちゃんは 気にすることなく話しかけてるし。
話しかけちゃったものは仕方ない・・・
「こんにちわ いつぞやの(警戒心の無い)美少女さん」
「ふぇ? ああっラヴィ君やないの」
「知り合い?」
「まぁ、ちょっとね」
知ってるというか 思わぬ出会いをしたというか・・・
「そうか、ラヴィ君はそろそろ下校時間なんや。
せやったら こっちの子は・・・」
「ああ、僕のクラスメート」
「こんにちわ 高町なのはです」
「八神はやて よろしくな」
「うん よろしくなのっ」
さて、あまりにも出会うのが早すぎるこの二人をどうしようか・・・
どうやら八神さん
新装開店のチラシを見て いつもと違うスーパーに出向いたらしい。
袋を持ってるあたり 満足した収穫があったのだろう。
ところが帰り際、誤って車輪を溝に落としてしまった というお話だったのさ。
幸いそんなに深い溝ではなかったので
なのはちゃんと二人で後ろから押して 脱出には成功した。
で、この警戒心の無い無垢な少女
そのままはいさようならーなんてさせてくれるはずも無く・・・
八神家のリビングにご案内されましたとさ。
「二人ともミルクでええか?」
「いや、おかまいなく・・・」
「ええやん わたしはお礼のつもりなんやから」
それは分かるんだが
今日出合った人をホイホイと家に招いてはだねぇ・・・
『にゃはは はやてちゃんって変わった人だね』
ですよねー そう思いますよね。
「そういえば はやてちゃん学校は?」
「わたしか? わたしは足がこうやから休学中なんよ」
「あぅ ごめんなさい・・・」
「ええよー もう慣れちょる。
せやから学校の話とか 聞かせてくれると嬉しいかな」
「どっちかというと こっちの話も、だろ?」
<<グーデンダーグ>>
僕がそう言うと 見計らったかのように出現するモンド。
思念通話が通じればどっからでも呼び寄せられるようになりました。
「ふぇ!? ラヴィ君それは・・・」
「あぁ、なのはちゃんには言ってなかったっけね。
八神さんもね 魔法云々の話は知ってるんだこれが」
「ということは なのはちゃんも魔法使いか ええなぁ」
「あ、あの・・・ にゃはは・・・」
(い、いいの? そんなに軽く話しちゃって・・・)
その流れで 闇の書ともご対面と相成ったわけで・・・
「なんか 凄いオーラを感じるの・・・」
「そうか? わたしは慣れちゃったのかもな 生まれる前から在ったらしいし」
なのはちゃんも禍々しいものを感じてる模様。
「ラヴィ君、これって・・・」
「うん 以前見せてもらったときにモンドが見てくれた。
モンドが昔、本来の【ミッド式魔法の研究用】として稼動してたときに
実用データを他の魔導書型デバイスにも送ってたんだけど
識別番号や外観がその中の一冊に合致したらしい」
<<彼女は 私からすると先輩にあたります>>
「ってことは デバイスなんやな」
<<その通りです ミス,八神>>
「わぁー なんかワクワクしてきたわ」
「それじゃ、はやてちゃんも魔法使い?」
「いや、八神さんの場合・・・」
「ちょうストップ、ラヴィ君なのはちゃんはなのはちゃんで わたしは苗字かい?」
「・・・オーケィ はやてちゃんの場合
はやてちゃん自信のリンカーコアの問題があってね」
本来、はやてちゃんのリンカーコア成熟が
次の誕生日たる6月4日 約1ヵ月後になる。
それまでは書も起動しない。
はずである。
なんせ最近日付の信憑性が薄くなってきたから
確実と言えないんだよね・・・
夢に出てくる管制人格さんも気になるし・・・
「まぁ 体の成長と一緒にリンカーコアも成長することがあるから
気長に待てば 魔法使えるようになる【かもしれない】よ」
「そっかー せやったら待たせてもらおか」
「魔法使えるようになったら 一緒に練習しようね」
「それは大歓迎 むしろわたしからお願いしたいわ」
そんなこんなで 八神家訪問終了。
そろそろなのはちゃんは帰らないと 家族が心配するし
僕だけ残るってのもねぇ・・・
あとでいっぱいオハナシされても嫌w
<<マイロード>>
「うん?」
<<私はもう少し彼女のことを調べてみたいのですが>>
調べてみたいったって 下手にいじったら大変なことにならない?
最悪主を巻き込んでどっか飛んでいくんだぞアレ。
<<問題ないと思われます。 【正常動作】ですので>>
モンド曰く その本来の用途の関係で
他の魔導書形デバイスと接続・データ交換等は通常動作だから
アクセス権限もあり 無理やりの改変にはならないらしい。
これで本来の『夜天の書』状態のデータでもあれば万々歳なんだけど
モンドにそういうのを保存する用途は無かったのが悔やまれるところ。
あれば闇の書事件起こる前に解決できただろうに・・・
「というわけではやてちゃん 一晩モンド預かってもらっていいかな?
必要になったら呼べばこっち来るし」
「ええよー大歓迎や 話し相手してくれるとなお嬉しいわ」
闇の書まだ喋りませんもんね。
今回も玄関先まで出てきて手を振るはやてちゃん。
近くのネコに睨まれた気がするけど 気にしないでおこう。
「なんか 変わった子だったね」
「まぁ、一人暮らしだから たまのお客さんが嬉しかったんじゃない?」
「そっか」
「引いた?」
「ううん 友達になれてよかった」
「だと思った」
満足そうな なのはちゃん。
僕はというと この先どうなるか全く予想がつかず
不安でしょうがなかった・・・
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あとがき
再び豆狸のターン
そして 7ヶ月くらい早い出会い。
何とか管理局登場前にねじ込めてよかった
主人公からの呼び方が変化しましたが
まぁ、当然といえば当然ですね
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