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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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思い込みは怖いですね 








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自分たちの知っているお話と
彼女たちの過去や現状に差異は無い。



それを確認できたのは 大きな得だった。
しかし、まさかそれがこの後起こる失敗の引き金になろうとは・・・























「ラヴィ、急いで!!」
「姉さん分かってるから。 くそっ、なんでこうなったんだ?」




【原作】では 次のなのはちゃんvsフェイトちゃんの対決は
日もすっかり暮れた午後7時過ぎだった。

ところが、広域魔法とジュエルシードの波動を感じたのは
暮れてはいるもののまだ日が残る夕方、

【過去】は同じでも【未来】が同じとは限らない。
そんな当たり前なことを すっかり忘れていたのだ。 僕らは・・・





結界魔法の発動も 先ほど感じ取れた。
不幸中の幸い なのはちゃんとユーノはまだ一緒にジュエルシード探ししていたので
すぐに現場に駆けつけるとこができたらしい。

しかしそれは 逆に考えれば不利でもある。
現場には当然 広域魔法の発動主 フェイトちゃんとアルフが居る。
おそらく既に封印処理は終わっているだろう。
一刻も早く現場に向かわねば 何をしでかすか分かったものじゃない。













その想い虚しく
僕らが現場にたどり着き 声をかけようとしたとき
レイハさんとバルディッシュはいい音を立ててぶつかり合った。
ジュエルシードを挟み込んで・・・



その場の空気が 時間が 固まった。
何が起こったのか そこにいた4人は分からなかっただろう。
たった今駆けつけた僕とエルナ姉さんには分かった。
ああ、やっちまったよ・・・
姉さんも同じことを考えてたかもしれない。






封印されていたジュエルシードが 再び活性化する。
AAA級魔導師ふたり分の魔力で再起動したそれは
超膨大な魔力でそれに答えた。
周辺のほぼ皆無に近い魔力素を振動させている。
地球だからこそ極小次元震で収まってるけど
魔力素がふんだんな管理世界なら中規模くらいになってたかもしれない。


あまりの強大さに 耐え切れなくなったデバイスにヒビが入り
魔導師ふたりは魔力波動で吹き飛ばされる。
同時に 極小次元震も収まったが それでもジュエルシードは活き活きしていた。







「っ・・・  全員、大丈夫か?」

ちょっと不安になったので叫んでみた。


ユーノからはすぐに念話で応答がある。
なのはちゃんは・・・ ああ、、フラフラだけど手振ってるね。 大丈夫っぽい。

相変わらずフェイトちゃんからは反応してくれなかったけど
アルフがこっそり大丈夫だと教えてくれた。


「全く、二人とも無茶するんだから・・・」
「だね。 まぁそれだけ重要なモノってのわわかるんだけど」







レイジングハート バルディッシュ共にかなりの破損、
フェイトちゃんは修復の為 早々に待機状態に戻している。
このへんは経験の差だねぇ。

で、ほっとくと素手で押さえ込もうとするのは分かってるので
僕のほうでさっさと再封印した。
あんな痛そうなの見てられないし。





「・・・君、」
「うん?」
「そのジュエルシード、今回は預ける。 いつか取り戻すから それまで大事にしてて」

どうやら撤退することにしたらしい。
デバイスがああだからねぇ 戦って勝てると思ってないんでしょう。


「あ、フェイトちゃん さっきのお話・・・」

なのはちゃんが止める間もなく 姿をくらましてしまいましたとさ。
しっかし 僕この前名乗ったよね? 覚えてくれてないのかな・・・





















そろそろ夜の帳が包み込んできたので
こちらも撤収することにした。

レイハさんのこともあるので 僕らも含めて高町家へ移動する。






苦しそうに点滅するレイハさん。

「ねぇ レイジングハート、大丈夫かな・・・」
「うん かなり破損は大きいけど きっと大丈夫」
「『自動修復機能』っていって 時間をかければデバイス自身の力で治しちゃうの。
なのはちゃんも擦り傷とかしても そのうち治るでしょう?」
「そっかぁ」
「外郭の破損で済んだのが良かったね。 コアの奥深くまでいってたら どうなってたやら・・・」




デバイスは 基本的に定格より少し高めの魔力までなら問題なく機能する。
特にレイハさんは その定格がかなり高めなので そんじょそこらの魔力値ではこうならない。

それだけの力を ジュエルシードはあの小ささで内部に持っているのだ。
ロストロギア指定されるのも 道理だろう。
おそらく中型次元航行船程度ならジュエルシードひとつで動かせられる。
3,4個ほどあれば 次元震を起こすのも案外簡単かもしれない。

そんなのが21個も海鳴市にあるっていうのだから
恐ろしい話だよね・・・




「フェイトちゃん・・・」
「うん?」
「今頃、どうしてるだろうなぁ って・・・」



窓の外を見て 何処にいるのかもわからない彼女のことを思うなのはちゃん。
(こりゃネグラの場所教えたら確実に乗り込んでいくな・・・)
気持ちは分かるけど 今は体力温存と レイハさんの修復を待とうネ・・・








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あとがき




主人公2つめのジュエルシード獲得。
少しずつ原作から外れていくようにしてます。




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