小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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布石って大事ですよね
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目の前は真っ暗
ふわりとした感触
ここは 僕には覚えがある
むしろ ここ最近は毎日のように来る空間
ああ、そうか
これは夢なんだ・・・
ほっぺたをつねって 確認する。
そして 納得する。
夢の中ってほんとに痛くないんだね。
「お前は毎晩 懲りないな」
後ろから声をかけられた。
振り返れば 見覚えのある というか毎晩見ている
すっかりおなじみの顔があった。
「いやだって 現実なら喜ばしい限りで・・・」
「それは 無理だろうと何度言わせる気だ?」
通称 闇の書の意思
数ヵ月後には新しい名前をつけられる 銀髪の女性。
この夢を初めて見たのは 大樹事件の後 八神家にのりこんでからだ。
そのときに闇の書現物とご対面しているし。
初見で思わず新名を言いそうになって 口を押さえたっけ。
「すまない」
「また その話ですか?」
最初のふたり漫才が終わった後
彼女は決まって「すまない」と言う。
理由は 僕の出生にあった。
闇の書がアルカンシェルで没した こちらでは11年前、
書は転生の際に 直前まで制圧し、一緒に葬られた時空航行艦『エスティア』の
データや部品を誤って異物として吸収してしまったらしい。
転生を無事終えた書は 異物の排除と自らの修復をしながら
転々と転送し、最終的に八神家の一室に落ち着いたわけだが
その過程で外に放り出された1つに『僕』があったという。
僕の意識は修復の際に誤って召還されたというから迷惑極まりない。
そうして廃棄された『僕』だったが
異物とはいえ元はといえば闇の書の一部
時がたつにつれて今の『僕』の形になっていった。
形状記憶と言うか マテリアルさんたちに近いかもしれない。
形は似ていれど 全く違う個体になっちゃったわけですね。
固体が違うから 守護騎士システムにの影響 というか書自体の影響も受けず
ただの いち魔法生物になっちゃったわけだけど。
形成されたのがザフィーラ形体でよかったと 今になって思う。
下手するとヴィータ形体とかになりかねなかったんだねw
さすがに幼女になって喜ぶほどイッてないよ 僕は・・・
そんな話を毎日聞かされてるものだから
さすがに飽きてくる。
「だからその話はもういいって。
おかげさまで文字通り第二の人生やってるんだから」
「だが、しかし・・・」
「むしろお礼したいくらい。 というか絶対してやる。
覚悟(?)してろよ 君も含めて ハッピーエンドにしてやるから」
「それは どういう・・・」
その先を聞くことは できなかった。
「ラヴィー朝だぞー 起きないとくすぐっちゃうぞっ♪」
「・・・ぅあ おはよーエルナねえs !? ちょっ、起きたのにくすぐるなんて卑怯!!?」
だいたいいいところで いつもエルナ姉さんに起こされるからね。
「んもぅ いいときに・・・」
「またあの夢?」
「あの夢」
僕の夢 エルナ姉さんはあまり重要視していない。
妄想が生んだ産物という結論らしい。
確かにそれも否定は出来ない。 夢だし・・・
確証できるものが無いからなぁ。
「まぁ 夢は夢よ 今は現実を見なさい」
「ああっ 時間が!?」
「早くしないとバス間に合わないわよ」
ニヤニヤとしてるあたり何か狙ってませんかっ!!
あたふたと着替える。
バスは、まぁ間に合わなくても(自分の足で走れば)遅刻しないんだけど
それやると主になのはちゃんが怖いんだよ。
「がんばってきなさいな 明日から楽しい旅行なんだから」
楽しそうに見送るエルナ姉さん。
くそぅ 帰ったら覚えてろよー
っと、そうでした。
明日から楽しい連休 温泉旅行なんですね。
ええ、ジュエルシードですね 覚えてますよ。
今度はエルナ姉さんも一緒ですから 少しは状況良くなるといいんですけど・・・
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あとがき
夢 もとい何かのフラグのお話
夢で終わるか 後で何かが起こるか
それは作者もわからない(ぇ
初代リイン登場ですが
彼女の性格 ちと同人誌絡みっぽくなっちゃったかも
うーん 困った・・・
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