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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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長々と設定ページも書きましたし
本編の続き いってみましょう。







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≪こんばんわ 高町なのはです。
いつもは平凡な小学校3年生なんですが いろいろありまして・・・≫


『Receipt number Twenty』
「なのは お疲れ」


≪えっと 魔法少女とかやってるんですが・・・≫









ボクらはただいま 市内にある有名高校に現れたジュエルシードを封印して
家に帰るところ なんだけど・・・


「なのは 大丈夫?」
「大丈夫 なんだけど ちょっと疲れた」
レイハさんを引きずって歩くなの姉さん 正直、全然大丈夫に見えません。

『 マ、マスター すごく、痛いです・・・ 』
「ほら レイハさんが可哀想だよ」
「うにゃ ごめんねレイジングハート。 戻ってもいいよ」
『 モードリリース 』

待機状態の宝玉に戻るレイハさん。
とたんにレイハさんを支えにしていたなの姉さんは地面に崩れ落ちた。
「むきゅ~」
「ちょっ なのは!? なのは大丈夫?」
「ありゃりゃ」
相当疲れがたまってるみたいです。










明けて 次の日の朝




「なのは 朝だよ そろそろ起きなきゃ」

いつも朝に弱いなの姉さん 今日はいつもに増して起きてきません。
日曜だから学校はないんだけど
今日はなんか予定あるんじゃなかったっけ?

「なのは ねえ、なのはってば なの うわぁ・・・
あ、おふとんのユーノ包み 効果はばつぐんだ。



昨晩封印したシリアル20のジュエルシードで ボクたちが封印できたのは4つめ。
ユーノがかろうじて1つ先に封印してるから 手元にあるのは5個。
全部で21個あるから あと16個もあるのかぁ・・・

「ねぇなの姉さん あんまりおねぼうしてたらアリちゃんすずちゃんに笑われるよ?」
「むぅー それもイヤ  わかった、おきるー」







今日はお父さんがコーチ兼オーナーのサッカーチームが試合だそうなので
みんなで応援に行きました。

応援の甲斐もりまして 試合には見事勝利、 今は喫茶翠屋で功労会
そんなに大きいお店でもないので ほとんど貸切状態になってます。
なのでボクたちも 店の前にあるお外のテーブルでお茶会です。


「そういえばユーノって 男なんだよね」
「うん そうだけど?」
「なのはたちと一緒の部屋で寝てるって聞いたんだけど」
(ドキッ!!)そ、それは・・・」
「そうなの?」
「う、うん。 でもユーノ君はバスケットの中だよ」
「もしかして お着替えしてるときも一緒なんじゃぁ」
(ドキドキッ!?)そ、そのときはちゃんと壁のほうを向いてですね・・・」
「まさかとは思うけど お風呂も一緒だったりするんじゃない?」
(ズキューン)そ、そのときは僕も抵抗するんだけど
わしづかみにされたら逃げられないしさ ねっ」

うわぁ だんだん危険なお話になってるよアリちゃん・・・




『 Time of now is 13:30 』
「えっ もうそんな時間? それじゃそろそろ解散かな」
「うん そうだね」
「ありゃ 二人とも何か用事?」
「うん お姉ちゃんとお出かけなの」
「私はパパとお買い物♪」
「そっか 月曜日にお話聞かせてね」

ふと見れば サッカーチームのみんなも解散するらしく
コーチであるお父さんのありがたーいお言葉を聴いてる。
次のジュエルシードってあの中の誰かが持ってるんだよね 確か。
発動してないから誰が持ってるか分からないけど・・・

















特に何もすることが無いボクとなの姉さんは
おうちに戻ってきた。

帰って早々 なの姉さんはベッドにイン そして夢の中
もしかして眠かったのずっと我慢してた?



ボクらの話し声で起こすのもなんなので
ユーノをわしづかみにして(笑) 居間に下りてきた。
お風呂からお父さんの鼻歌が聞こえる。 チームが勝って上機嫌みたい。


「ねえユーノ ジュエルシードってどれくらいから気配出すのかな?」
「どれくらい というと?」
「発動する何分前くらいとか わかる?」
「さぁ? 考えたことなかったよ。
でも近くで気配を感じ取れることができたら 僕もなのはも気づくだろうし
遠かったら気づくまで時間かかると思うよ」
「そうかぁ・・・」

せめて誰が持ってるか分かればなぁ
アニメでもその回しか出てなったから顔覚えてないんだよ。
ま、今日中に発動するでしょう。









で、発動したのは その10分後でした。 早いな・・・




高町家からほど近いとある高層マンションの階段を上る。
このマンション なぜか屋上に鍵がかかってないんだよね。

よし、誰もいない。
「レイジングハート お願い!!」
「グラム ランスモードで起動」
『『 Stand by ready Setup 』』



デバイスが起動して そこに白と青の魔道師が現れる。
二人でそのまま見晴らしのいい場所まで行って 驚いた。

街にこつぜんと生えた大木、
1本や2本ではない 見える範囲だけでも6本はある。
このぶんだと 海鳴市のあちこちに生えてるかもしれない。
思わず"ラ○ュタは本当にあったんだ"とか言いたくなった 言わないけど。

「酷い・・・」
「たぶん 人間が発動させちゃったんだ」
「街じゅう木だらけって どんな願いごとをしたらこうなるのさ」
「それは 僕にも分からないけど・・・」

「ユーノ君 こういうときは どうしたらいいの?」
「えっ ああ、ごめん。
封印するには接近しないとだから まず元となってる部分を見つけないと。
でもこれだけ広がっちゃったら どうやって探せばいいか・・・」
足で探すのは無理があるよねぇ



「元を探せばいいんでしょ ボクに任せて。
そのためにランスモードにしたんだから」
『 賢明です。 マイスター、キーワードをお願いします 』
「夜天の聖騎士の名において 我が戦友に命ずる。
強き想いのもと 生まれし災厄の根元を見つけよ」

『 エリアサーチ発動 サーチャー生成 捜索開始 』

紫色の魔力球を30個ほど生成し あちこちへ散らばせる。
(ちなみにアニメのなの姉さんはもっとたくさん生成してる)
ランスモードにしたのはこれらの制御のため。
誘導制御と同じシステムなんだよね ボクのサーチャーって。

サーチャーから送られてきた たくさんの映像
街中に広がる根と枝の隙間を分けて さらに奥に進む。
その中のひとつが 捜索対象を見つけ出した。
枝に包まれるように取り込まれた 黄色い繭のような物質と
透けて見えるその中にいる 一組の恋人達。


「あった ジュエルシードと発動者 シリアルは10」
「本当!?」
「うん この方向約1キロ先 風芽丘町のマンションがいっぱいあるところ」
「わかった すぐ封印するよ」
「ここからじゃ無理だよなのは 1キロも離れてるんだよ 近くに行かなきゃ」
「できるよ 大丈夫。 そうだよね レイジングハート」
『 yes 』

レイハさんもそれに答えるよう 砲撃に特化した形に変わる。
シューティングモード 後になの姉さんの象徴にもなる形態だ。

『 捜索対象の位置座標を送ります 』
『 受領しました。 射程調整完了 Sealing Mode Setup 』

「行って 捕まえて!!」
ズトーンと重厚な音を響かせて 桃色の光線が飛んでいく。
光はどんどん伸びてゆき ジュエルシードの元に届くのにさほど時間もかからなかった。

『 Stand by ready 』
「ジュエルシード シリアルX 封印!!」
『 Sealing 』

封印のためのとどめの一発が放たれる。
シーリングモードになってるから まだ何の訓練もしてないことを考えると
今の一発はバスター以上SLB未満の威力ってところだろうか。


着弾と同時に 街中に根を下ろしていた大木は消え
ジュエルシードがこっちに飛んできた。
いつものようにレイハさんに吸い込まれていく。

『 Receipt number Ten モードリリース 』
「ありがとう レイジングハート」







改めて 街じゅうを見下ろす。
大木は無くなったけど 根や枝が破壊した人工物はそのまま、
きっと怪奇現象とか言われて終わるんだろうけど 復旧は大変そうだ。

「いろんな人に 迷惑かけちゃったね」
「そうだねぇ 喜ぶのは復旧作業に任命された工事業者さんかなぁ 不況だし」
うまく話題を逸らそうとしてみたけど いまいち効果ナシ



「わたしね 気づいてたんだ」
「気づいてたって ジュエルシード?」
「うん チームの子が持ってるの。 でも 気のせいだって思っちゃって・・・」
なの姉さんだけ気づいてたっていうの?
こうなることを知ってたボクや 物探しのプロのユーノでも気づかなかったんだよアレ!?

「誰にも迷惑をかけたくなかったの。
だからこそ わたしがユーノ君の手伝いをして 1日でも早く終われるならって」
「なのはは ちゃんとやってくれてるよ。
ジュエルシードが散らばっちゃったのも 元々僕が原因なんだから
なのははそんな悲しい顔しなくていいんだよ」
「ユーノの言うとおりだよ。 今日はボクらの経験不足の結果が生んだ失敗だ。
失敗は成功のモト、今後こういうことがないようにしていけばいいんだから」
「・・・うん」



家に帰るまでの間も なの姉さんは暗い顔のままだった。
きっと こういうことが二度と起こらないように自分の全力を出して
ジュエルシード集めようとか考えてるんだろなぁ。

破壊された塀や道路、民家の屋根  ジュエルシードがもたらした災い
こうなることが分かってたのに何もしなかったボクが 1番卑怯なのかもしれない・・・






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あとがき



今回は前作同様 原作1期3話に沿って進んでいきました。
ランスモード初登場 しかし今回も戦闘描写無し
まぁなのはさんの砲撃しかないお話ですし。
原作では次回からフェイトも出てきますから
ソコカラそんぶんに刃交わらせていただこうかと・・・


"~名において" までが主人公の呪文です。
後ろに続いてる部分も呪文っぽくしてますけど その場のノリで変わります。


投げ上げられたり引きずられたりと 扱いが可哀想なレイハさん
このシリーズでは異様に名前が長いので やはり短縮して呼ばせてみました。
ちなみにバルディッシュはそのままバルディッシュで呼ばせます。
他のデバイスは名前長いヤツは公式で短縮名ありますし アイゼンとか。


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