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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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カウンタの進みが恐ろしいことになってるなぁ。
メインサイトはそんなに進まないから すごい斬新。

キリ番設定しておきました。 踏むとキリ番イメージが浮かぶようになってます。
ただ、せっかく踏まれても何かできるような身じゃないので
これといってメリットを提供できないのが残念なんですけど・・・



3話 いってみましょう








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「はぁ はぁ・・・ こ、ここなら・・・」
「つ、疲れた・・・」

思念体との戦闘地点から少し走ったところの公園に
ボクとなの姉さんは避難した。
夜の公園は幻想的だった。 なんか出そうな雰囲気もあったけど・・・


「あ、あれってさ おまわりさんが見たらどうなるのかな」
「どうにもならないでしょう。 まず何があったか分からないと思うよ。
戦闘機に銃撃されたみたいな風景だったもん」
あそこだけじゃない 槙原動物病院もけっこうスゴイことになってるだろうし
きっと明日にはてんやわんやだろうね。 ニュースが楽しみ。



「すみません・・・」
「あっ 起こしちゃった?」
おっ ユーノ復活 まだ本調子じゃなさそうだけど。

「ごめんね乱暴で。 怪我、痛くない?」
「平気です もうほとんど治ってるから。
助けに来てくれたおかげで 残った魔力を治療にまわせましたから」

巻いてた包帯を取ると その下にあった傷はほとんど消えていた。
さすがユーノ 治癒魔法得意だったもんね。



「ねえ 自己紹介していい?」
「あ、うん どうぞ」
「わたし 高町なのは 小学校3年生。
皆はわたしのこと"なのは"って呼ぶよ」
「僕は ユーノ・スクライアです。
歳はなのはさんと同じくらいで・・・」
「スクライアって ありすと同じだね。
そういえばありすも魔法使いだったんだ。 ユーノ君のことも知ってたみたいだったけど」
「うん。 それも含めてなの姉さんには いろいろ説明しなきゃならないことがあるんだ。
でも長くなるから 家に帰ってからでいい?」
「そっか。 それじゃ帰ったらお話ししてね」







うちに帰ると 恭兄さんとみゆ姉さんに待ち伏せされてました。
思ってたより 遅くなっちゃったもんね。
ふたりでごめんなさいして 許してもらいました。

部屋に戻って なの姉さんにいろいろうちあけるボクとユーノ。
魔法のこと いくつもある別世界のこと スクライア一族のこと
ボクの身体事情も含めて 全部話し切っちゃいました。
あと簡単な魔法ということで 念話の仕方も教えたり。


そうそう 一緒にあのときの話も聞かせてもらった。
ユーノがあの転送装置で飛ばされた先は 遺跡の入り口、
あの後 装置が緊急停止でもしたんだろうか。
入り口に飛ばされたおかげで一族のみんなともすぐ合流できたんだって。

それから皆でもう1度あの部屋にいったんだけど
機密保持からなのか あの装置に転送記録は残ってなくて
ボクがどこに飛ばされたのか調べることは出来なかったんだそうな。



「ありすとユーノ君って 4年前から一緒だったんだ」
「うん。 一緒に勉強して 向こうでは学校も卒業してたんだよ。
その学校で一緒だったのが この子。
レイジングハートと同じインテリジェントデバイスで【グラム】っていうの」
「へぇー  ・・・あれ、そういえばフェレットでも学校いけるの?」
「あ、僕のこの姿は仮のものです。
魔力素の薄いこっちの世界の空気に慣れてなくて 今は変身魔法でこの姿になってますけど
僕もれっきとした人間ですから」
「ちなみにボクも使えるんだよ。 すぐ慣れたから変身してないだけ」
「そっか。 ユーノ君って人間に戻ったら かっこいいのかな?」
「え"っ!?(ドキッ)」
「あんまり期待しないほうがいいかもね」
「うわぁ アリスそれ酷いよ」
「テヘヘ 冗談だよ冗談。 それと" アリス "じゃなくて" ありす "だよ」
「発音だけでどうやって区別つけるんだよ・・・」

軽いジョークもとばし 笑い声が絶えないとある日の夜。
しかし、このときボクらの話し声をドアの向こうで聞いていた人影に
気づけなかったのは ボクらがまだまだヒヨコだってことなんでしょうか?




















疲れた身体を休ませ 次の日の朝・・・



「ふぁ・・・ まだ眠い・・・」
「むにゅ~」
何度も言うけど ボクもなの姉さんも朝に弱いんです。

「二人とも おはよう」
ユーノはそうでもない。 強くも無く弱くも無く ただ普通。


「えっと とりあえず夕べはお疲れ様」
「それは こちらこそ・・・」
「フフッ」

制服に着替えるボクたち。
ユーノも見てるけど ボクは慣れっこだもんね。
なの姉さんは 鈍感か?






「なのは ありす ちょっといいか?」
あさごはんを食べに居間に下りてきたら
お父さんに呼ばれました。
恭兄さんもみゆ姉さんも お母さんも真剣な顔して どしたの?


「ちょっと小耳に挟んだんだが
ユーノ君が実は人間なんだって 本当か?」
「・・・え"っ」
「ふえぇぇぇ!?」








昨日のお話 お部屋の前を偶然通った恭兄さんに
終始ばっちり聞かれてたらしいです。
それが今朝 この場で話題に上がっちゃったみたいで・・・



『ユーノぉぉぉ(泣)』
『えっ 何アリス なんかあったの?』
『お父さんたちに バレちゃってた 全部・・・』
『えええっ!!!』

念話もしばし途絶える。 ショック大きかったんだろなぁ。
うちのお父さん 元、御神流とかいう剣技の達人で
恭兄さんがその跡継ぎ みゆ姉さんも学んでる。
そんな家族だから下手に隠そうとしても無駄だよなぁ・・・

『ごめん 降りてきてくれる? ボクら学校があるから・・・』
『ああ、その間にお話ね・・・ わかった アリスたちは何も心配せず いってらっしゃい』

そう言うユーノの口調は 真っ白に燃え尽きたような感じがした。





「大丈夫かなぁ・・・」
「えっ 何が?」
「あ、ううん なんでもない。 気にしないで」
「そう? なのはちゃんもありすちゃんも 今日はなんか変だよ?」
「ダイジョブ グッジョブ 気にしたら負けだよ アハハ・・・」

心配せずとは言われたけど 気が気じゃないんだよね。
なの姉さんも きっとそう。
まさか初日から高町家全員に知れ渡るなんて 思ってもみなかった。

あれ、全員・・・ おおうっ!?


『・・・ヤヴァーイかもしんない』
『えっ ありす、どうしたの?』
『なの姉さん 問題です。 恭兄さんの恋人はだれでしょう?』
『ふぇ? 忍さんだよ。  アッ・・・』
『忍さん すずちゃんのお姉さんだからさぁ』
『そのまますずかちゃんまでお話いっちゃうよねぇ』
『きっと芋づる式に アリちゃんにもね』

駄目だ 昨日話が漏れた時点でもうボクらの冒険は終わってしまってる。





学校が終わったらアリちゃんの家に行くことになってたから
ほっといてもバレるならと その日のうちに二人にもカミングアウトしました。
ボクがフェレットモード使って 強引に納得してもらった感もあるけど。


そして うちに帰ると
事情説明に力尽きたユーノが 文字通り真っ白になってた。
ユーノ、グッジョブ あと ドンマイ・・・





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あとがき


なんか作者の構想からズレて すごいことになってる!?
何処をどう間違えてこうなったんだ?


2個めのジュエルシード
リリトラでは発動前に主人公ズに持ち去られましたからねw
4話でちゃんと発動してもらいますよ。


グラムの説明はいつもどおり章末設定で。



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