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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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プロローグの続きです。
まずは0章-1からお読みください。








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どこへ行くアテもない僕は スクライア一族に迎え入れられた。



最初に困ったのが【名前】だった。
あいにく僕自身 元の自分の名前が分からない。
記憶をあらいざいらいにしても出てこなかった。 軽く記憶喪失なのかもしれない。
間出てきたところでそれは20歳後半の男性の名前、
幼い女の子と化した僕には無意味なものだろうけど 名前は無いと困るのもの。

まさかリインと名乗るわけにもいかないわけです。
この身体は管制人格さんのものなのかもしれませんが
管制人格さんに似てるだけかもしれませんから。

そこで StSのリインがII(ツヴァイ)なら
I(アインス)でどうだろう という結論だったんですけど
それを言うとき ちょっと緊張しちゃいまいて・・・


「どうかなお嬢さん 自分のお名前、思い出したかな」
「ハ、ハイ。 あ、あの えっと・・・ ィンす・・・」
「アィ・・・ アリスちゃんかぁ いい名前だね」

あれ なんか違うけど よっぽど人名っぽいしなんかカワイイからいっか・・・



というわけで 僕は【アリス・スクライア】として生きていくことになりました。
僕が僕というので ボクっ娘とか言われるようになったのは
それからひと月くらいたってからです。












ボクがスクライアに来て 数週間後



「みんなー ごはんだよー」
「はーい 行こっ」
「うんっ」

仲良くなった男の子と手を繋いで テントに急ぐボク。
手をつながれた子は照れながら ボクの後ろをついてくる。

スクライア一族に来て 1番仲良くなった子、
歳が近く 性格良し 行動力良しと フラグを立てるのは絶好の相手。


でも 恋愛フラグは立てない。 せめて友情フラグまで。
中身が男だから っていうのは置いといても 絶対立てない。
それは 彼が【ユーノ・スクライア】だから。
下手にフラグ立てると 桃色破壊光線の被験者第1号になりかねません。
想像しただけで身震いが・・・



「ごはん食べたら 書庫いこうね ユーノ」
「うん アリスは今日も魔法の本?」
「もっちろん そういうユーノは今日も遺跡の本でしょ 好きだね」
「もう少しで3冊目が読み終わるんだ」
ボクら こうやって呼び捨てで呼び合う仲です。
やましい気はありません こう見えて男同士ですから。 なんちゃってw

遺跡発掘で放浪するスクライア一族も 勉強は欠かせない。
だから子供達のために青空教室したり 小さい書庫を持ってたりする。
希望すれば学校に通わせてもくれる。 スクライアの仕事があるから2年短期だけど。
ボクとユーノは学校行きを希望した。 来週にはミッドチルダ行き。

ボクは最近魔法の本に首ったけ。
数日前の健康診断でボクにもリンカーコアがあるのを知りまして 本で絶賛座学中です。
魔法使いに憧れるのは女の子共通の想いだよね。
中身男だろうって? 気にしたら負けです。














ボクがスクライアに来て 2年たちました。



「二人とも おめでとー そしておかえりー」
「あ、あの どうも・・・」
「た、ただいま・・・」

ボクもユーノも 魔法学園短期コースを無事卒業しました。
終わってみれば ユーノはクラスで5本の指に入る優等生 すげぇ
ボクは慣れないミッド語に苦戦して文系を落としかけ 中の下 orz
元々ボクは文系苦手なんだよぉぉっ(心の叫び)


「これで君らも立派なスクライアの戦士だ」
「あ、うん がんばります はい」

スクライア一族の掟で 5歳を過ぎると働くことになってるんです。
学校いってたりすると少し伸びるんだけど
ボクらは通学中に6歳になったので 卒業=大人たちの仲間入りです。
戦士になって何と戦うかって もちろん遺跡ですよ?








で、その数日後が今日なんだけど・・・




「なにこのラビリンス・・・」
遺跡発掘に来たら ユーノと一緒に迷いました。 ウワーン



「こうなったのもユーノがコケて皆においてかれたからだよ」
「うっ それは・・・ それよりもアリスが押すなってスイッチ押したからじゃないか」
「押すなって書いてあったら押したくなるじゃん」

押しましたよ もちろん。
そしたら目の前の通路は閉じるし 丸い岩が転がってくるし
古典的だけど効いたなぁあの罠・・・



岩のせいでかなり下のほうまで走らされたボクら。
来た道はその岩で塞がってる。 上に通じる道を探さないと

「とにかく 皆と合流して外に出なきゃ・・・ アリス、松明は?」
「そんなもん今頃岩の下敷きだよ」
炎の球を出すくらいはできるから明かりには困らないよ。
常に片手が塞がるけどね。 (松明なら床に置くとかできるけど)

「念話は?」
「さっきからやってるんだけど通じないんだ。 妨害作用でもあるのかなこの遺跡」


遺跡はさっきまでの古臭い雰囲気が消え むしろ真新しい感じさえ漂わせていた。
壁なんか何処かの研究所みたいな 機械的な雰囲気もある。
地下に埋まってたからか ホコリもあまり溜まってない。

「発掘って 分かってるの上のほうだけだよね。
ってことはボクら新発見の予感!?」
「それは喜ばしいけれど 僕たちが無事に帰れないと発見も意味ないと思うよ」
「・・・ですよねー」
出口探そう うん・・・






ここに来てから ボクらは40分ほど散策した。
やっぱり何かの研究所みたい。 罠らしい罠も無く 小部屋に入れば資料らしきもがズラリ。
ユーノでも資料解読できないから何の研究所なのかは分からなかった。


やがてボクらは 大きな機械が鎮座した部屋にたどりついた。
静態保管器から外枠ガラスを取ったような機械に
それを動かすものと思われる操作盤が1組 部屋まるまる使って置かれている。

「ユーノ、これなんだろうね?」
「うーん 人間用の静態保管器にしては大きすぎるし・・・
野生動物でも入れてたのかな? それにしては部屋の入り口が小さいし・・・」

いろいろ考えてるユーノを尻目に
ボクは操作盤に並ぶボタンを押していた。
「あっ!? また勝手に押してる。
駄目だよ まだ何の機械か分かってないんだから・・・」
「ダイジョブ グッジョブ 電源入ってないみたいだし」

ボク、前の世界ではプログラマーやってたしー とか考えながら
テキトーに触ってたら なんかブーンって音が・・・
「ありゃ 電源さわっちったかな?」
「ええっ どうするのさ」
「とりあえず切ろう えっと どれだっけ・・・」

テキトーにさわってたからなぁ 無駄にボタン多いんだよこの操作盤。
これかっ これかって触ってるうち 機械の中が光りだし
操作盤の前に空間モニターが現れた。

「えーナニコレ 数字やらアルファベッドやらが並んでる」
「これは・・・ 次元座標!?
そうか これ転送装置なんだ。 戦艦とかに乗ってるようなやつ」
「へー で、この座標は何処?」
「知らないよ」




モニターにどんどん数値が入っていく。
もしかしてその入力のためにボタンが多いのかな?
最終的にモニターには

<< 748A 6672 7115 E425 7195 C7004 097 D5481 Dimension Code Input OK >>
<< System GREEN  Drive Ignition _ >>

と表示された。
直訳したら・・・ ヤバイ!? 起動する気だコイツ

「ユーノ離れて これ動き出すよ!!」
「えええっ!? 次元座標、何処につないだんだよ」
「ボクが知りたいよぉ」



上下の機械の間に 光の柱が出来る。
ただそれだけならいいんだけど 光広がってません?

モニターも赤く点滅して異常を知らせている。
<< Power Control System Error >>
<< Please Correction Numerical value to Emergency >>

「数値を変えろって? どうやれっていうのさ」
「どうするんだよ アリスが勝手にいじくるから・・・」
「あーもう どうにもできないよぉ」

逃げようにも ドアが開かない。 ロックされてる!?
迫ってくる光の柱 どうにもできず ボクもユーノも光に飲まれていった。

・・・ボク どこに飛ばされちゃうの?



誰も居なくなった部屋、
光の柱は収束してゆき 最後には消えてなくなった。
そしてモニターだけが誰も見ないのに 表示を変えて現状を知らせていた。


<< Automatic Restoration Run >>
<< All System Urgency Stop >>





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あとがき



主人公に名前がつきました。
ちなみに元の名前は本人も覚えてません。
作者も知らない間に おてんば属性+ドジっ子属性ついたかもしれませんねw

一人称は「僕」から「ボク」へ これで固定です。
元々ボクっ娘にする気はなかったはずなんだけど あれぇ?


原作キャラとしては ユーノ君が先陣きって登場。
この時点で時間軸は読んでいただけると思います。
登場時主人公が4,5歳 ユーノ君同い年ですので 1期の4年くらい前ですね。
友情フラグは立てても 恋愛フラグは折ろうとする主人公の努力はどうなるでしょう?


翻訳サイトでちまちま翻訳しながら書いてみましたが英語苦手です うん。
やっぱりデバイスには前作同様日本語で喋ってもらいましょう。


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