リリカルマジカル トライアングル ０章-１

当区画のメイン小説になります。

長編になる予定　オリキャラが２名主人公として出演
原作ストーリー軽く破壊する恐れアリ
その手のものに抵抗がある方は閲覧をお控えください。

よろしかったら『さらに読む』からどうぞ。
プロローグなのでリリキャラはまだ出てきません。


カテゴリー　：　再構成　若返トリップ　憑依トリップ　転移
原作時間軸　：　無印　As

　









キンコーン

カンコーン



チャイムと共に静かだった教室がどっとにぎやかになった。
授業が終わる。
そして同時に　このチャイムは今学期の終わりも告げる。



「ほらほらー　気持ちは分かるけどあまり浮かれないように。
夏休み中は特に事故に気をつけて、
歩行者の事故の多くは長期休業に起こるんですからね」
担任の声は届いたのか届かずか
既に暮らすの半分は廊下へなだれこんっでいってしまっていた。
というかこの年にその忠告もどうかと思うぞ先生・・・




「ケイ、今日これから用事は？」
「いんや、ない」
「それじゃいつもの所で」
「オッケー　先いってて」

話しかけてきた子は小走り気味に教室を出た。
数秒後、その廊下からドテンと鈍い音がする。
もう何度も聞いた音だ。　メリー、運動音痴だから・・・




おっと、自己紹介がまだだったか。
俺は日向 啓祐（ヒナタ ケイスケ）　１３歳　中学１年
東北生まれ　関東育ち。
運動はかなり得意　あと理数系　意外といわれるが家庭科も。
そのかわり国語はイヤー　古文とか消えてしまえば良いのに・・・

さっきの子はメリッサ・クライム　同じく１３歳
すごい名前だけど親が外国籍で本人は日本国籍
生まれは北海道って聞いたことがある。
俺と逆で運動が可哀想なくらい苦手で
国語と（母国語なのだろうか）英語は得意。
足して２で割ったら丁度いいコンビとか言われてるらしい　なんだそりゃ・・・


俺らはお互いケイとメリーで呼び合った仲
小４のときから同じクラス　付き合いは２年ほど。
最初は接点も無くほとんど話すこともなかったんだけど
ある奇跡的な意見の一致で話してみたのが始まり。



「っと　壁に話しかけてたって仕方ないか。
メリーも待たせてられんし」
帰り仕度オッケー　忘れ物ナシ　出発!!














いつもの所


別にデートコースとかいうものじゃない
俺らの仲は友達以上恋人未満ってやつだ。

喫茶店やカラオケなど
ごく一般的な場所でも無い。



そこは　近くのデパートに入っている本屋
別に欲しいものがあるわけじゃない。
立ち読みが目的だったりする。

いやな目で見たやつ　残念だったな
ここの雑誌は立ち読みオッケーなんだ。




「ケイ遅ーい　なんかあったの？」
「メリーが気にするようなことじゃねえよ。
で、どうだ　あったか？」
「うん。　やっぱり今日発売だったよ」

メリーが手にしてる本には
人気アニメの情報を中心に掲載されている。
その中でも俺たちのお目当ては
『リリカルなのは』シリーズの記事




実はこのアニメシリーズが今の俺らの関係を作ってくれたと
言っても過言じゃないのである。

それは某レンタルショップでのこと、
俺がリリなの３期のＤＶＤを借りようとしているときに
同じ列でメリーが品定めをしていたのを見て
思い切って話しかけてみたのがきっかけ。

そのまま１期のＤＶＤを持たせてみたところ大絶賛だった。
魔法なのに科学的なところが斬新で
メカニック好きだったという彼女の気をガッシリつかんだらしい。
俺としてはストーリーに魅かれたっていうのが本音なんだけど
それはそれ　今に繋がってるんだから結果オーライ




「そういやメリー　本編どこまで見た？」
「えっ、　えっと　A'sの半分くらいまでかな。
あんまり時間なくって・・・」
「というかメリーの場合
気になる所あったら何度も見返すからな。
１・２期の倍ある３期見終わるまでに新シリーズ出るんじゃないのか？」
「う、ありうるかも・・・　精進する・・・」
苦笑いするメリー。　いいから早く見て俺にも見せてくれ。





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あとがき


ノリだけでめてしまいました
リリカルマジカルトライアングル　略してリリトラ
まずは主人公がどんな子か知ってもらうのに
プロローグということでお送りします

一応主人公は３人になります　トライアングルですから
そのうち２名がケイ君　メリーちゃん
ふたりの詳細は追って主人公設定ページを作る予定です