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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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プロローグの続きです。
まだリリキャラは出てきません。

まずは0章-1からお読みください。








二人で本屋を後にする。 
さっきの雑誌はメリーが購入してきた。


本屋やレンタルショップからだと俺よりメリーの家のほうが近い。
彼女を家まで送ってから帰路につくのが
今はもう当たり前になりつつある。
はたから見ると立派な恋人だとよく言われるが
俺らはあまり実感はわかない。






「ただいまー って言うだけ無駄か」
自分の家のドアをあけて 自作自演の言葉を漏らす。
うちは両親とも働きに出てる。  しかも帰りは遅い。
中学生になったんだから留守番くらいはできるけど ちょい虚しい。



メシどうすっかなーと考えてると
ピンポーンとチャイムが鳴った。
またセールスだろうか? 最近うざいくらい来るからなぁ・・・


ガチャ


「やっほー」


予想ハズレ
ドアの先には メリーが居た。








「いやーびっくりした メリーの家には何度か行ったことあるけど
メリーがうちに来るのは初めてじゃないのか」
「そうね。 住所だけは知ってたけど実際来るのは初めて」
というかクラスメートでもメリーが初めてかもしれん。
つーわけで接客も初めてだ。  とりあえず飲み物だ うん。

「で、なんか急な用事か?」
「あ、えっとね  ケイのところ、いつもパパもママも遅くて
ごはんもひとりって前言ってたよね」
「うん、言った」
「わたしのところも今日ひとりなの。
一緒にどうかなって思って」
「ほうほうメリーのところも・・・
って ナニ!?
「駄目かな?」
「駄目もなにも うちは俺製のメシだよ 外食とかじゃないんだよ」
「うん、そうだろうと思った。 私もまざっちゃ駄目?」
「いや、その・・・」
普通男の料理食べに来る女って居ないと思う って言おうとしたけど
なんとなく口に出せなかった。


結局二人分のメシを用意した。
自信が無いわけじゃないが あまり他人に食わせるようなものでもない気がする。
でもメリーはおいしく頂いてくれたようだった。




その後 メリーを自室に案内した。
彼女たっての希望だったんだけど 男の部屋見て楽しいか?


俺の部屋にあるのは
テレビゲームにスポーツ道具 コミックが並ぶ棚など
中学男子としてごく普通のもの  ・・・が半分ほど。
もう半分は自分で言うのもなんだが 異色をかもし出している。
同人誌 DVDボックス CDや雑誌など
このへんは全て とらハ・リリなのシリーズのもの。
もしかしてメリー それを見越して来たんじゃ・・・


「うわぁ 予想はしてたけど ここまでとは思わなかったわ」
「やっぱり これが狙いだったか」
「まあね。 でも全部が全部あるわけじゃないのね」
「ああ、小遣い貯めてちょっとずつ集めてるんだ。
DVDも3期は枚数多いし サウンドステージもあるしね。
同人誌なんか星の数くらい種類あるだろうから」
「凄いわね。 少し見ても良い?」
「ああ いいよ。 2期中間あたりまで知ってるんなら このあたりがお勧めかな」






そのままメリーとリリカルな話をしているうちに
日はすっかり隠れ 外は真っ暗になってしまった。
さすがにこの暗い中 中学女子ひとりで返すわけにもいかず
またまた俺が送ることに。


「あはは ごめんね」
「いやなに、メシ食いに来た時点でこうなるだろうとは思ってたし」
「でも おいしかったよ」
「あんがとさん。
でも今度は事前に連絡くれ。 材料とかもあるし」
「うん そうする」








上機嫌の彼女を連れて 俺らは路地に入った。
ここを過ぎればメリーの家だが このへんは街灯も少なく
大通りに比べるとかなり暗い。




だから直前まで全く気づかなかった。
俺らの後ろから 無灯火の車が来ていたことに・・・













俺は アスファルトに伏せていた。
衝撃と共に痛みが走り 立ってられなくなった。
さっきの車は猛スピードで俺らの前から姿を消し
路地には俺らしか居ない。

メリーは どうなった?


彼女は俺の隣にいた。  でも 動く気配が無い。
彼女のしたには水たまりができていた。
最近雨降ったっけ?


だんだんと 眠くなってきた。
寝たら駄目だ  寝たら・・・  ここで寝てしまッタラ・・・・・・・





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あとがき


0章1話に引き続き プロローグです
原作キャラはもう少しお待ちくださいね。

主人公ふたりがどうやって本編に巻き込まれるか
そのきっかけの頭のほうがこのお話になります。
それとここまでで二人のリリなの度がわかるかと思います。
メリーちゃんは2期中ほどまで
ケイ君は3期まで全編を視聴しています。
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