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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今まで書いてませんでしたが
二重カッコ ⇒『』 は念話・デバイス発言と重複で使ってます。
『カッコのあとに直接文字が入るのは念話』
『 カッコと文字の間に半角スペースが入るとデバイス発言 』です。



2話 いってみましょう。








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12月24日 午後4時半 海鳴大学病院



今日はのはやての病室は にぎやかだった。
小学生組4人による サプライズクリスマスプレゼント、
直前まで俺らもなのはに厳重に口止めされてた。
うっかり口に出したものなら SLB+の本気サービスだったろうけど・・・


「みんな ホンマにありがとなぁ」
「ううん 元気そうで良かった」
「明日 すずかの家でクリスマスパーティやるんだけど
外に出れるようだったら はやてもどう?」
「うん 石田先生に聞いてみるわ」


話がはずんでるようで けっこうなことだ
はやても笑顔だし 俺は少し待合室にでも引いて・・・













『管理局の魔道師 それにヴィータ・ザフィーラ 聞こえるか?』







!? これは 全周波の思念会話・・・



『今夜10時 繁華街で1番高いビルの屋上で 待っているぞ』




急いで はやてのほうを振り向く。
こっちを向いたなのは、フェイトが 無言で頷いた。










午後9時50分 市内繁華街




指定されたビルに アースラ側の魔道師と守護騎士7名が集まった。
書庫捜索を終えたユーノとヴィヴィオもこちらに向かっている。


10時、そのビルに
シグナムとシャマルが現れた。



「よう わざわざ呼び出した理由、聞いていいか?」
「ああ 今夜で全てを終わらせたいと思ってな」
「それって お二人が投降してくれる・・・ わけじゃないですね」
なのはの言うとおり そうじゃなかった。
二人はバリアジャケットを着て武器を持ち 戦闘体制で来ている。

「和平の使者なら槍は持たない か・・・」
「そういうことだ 今から我々の"答え"を見せよう。
ライバルとして また同じ守護騎士として その立会いをお願いしたい」


シャマルが 夜天の書を取り出す。
あれは昨日聞いた時点で 650ページの蒐集が終わっている。

「・・・もしや 俺らのリンカーコアを蒐集する気か?
7対2で やれると?」
「違う。 先ほども行ったが"立会い"をお願いしたいだけ」

書のページが開かれる 何をする気だ?



「テスタロッサ」
「は、はい」
「すまない お前との勝負 どうやらつけられそうにない」
「えっ?」
「ま、まさか・・・」
「!? しまった 止めろ!!」






「ヴォルケンリッターがひとり、湖の騎士シャマルが命ずる 魔力を蒐集せよ。
対象、ヴォルケンリッター 風の癒し手と烈火の将!!」
Sammlung



こいつら 自分のリンカーコアで残りのページを埋める気だ!!


「止めろシグナム、シャマルも てめぇら何のつもりなんだ。
お前らが居なくなったら はやてが余計悲しむだろうが」
「グッ 以前 お前に説教されるとは 思わなかった。
だが、それで 決断できた」
「私たちに 守護騎士の 資格は無い。
それならば たとえこの命 失おうとも 構わない」
「言える立場では ないだろうが 主を 頼むぞ・・・」





下から上へ 消えてゆく苦しさを抑えながら
そう言って二人は消滅してしまった。
二人の着ていた服がひらひらと落ちてくる。

そして ドサリと落ちる夜天の書。
『 蒐集完了 全ページの蒐集を確認 』


「クソッ シグナム、それじゃ勝ち逃げだ」
「全くだ 主になんて話せば良いというのか・・・」
残された二人にかける言葉が思い浮かばず
全員、沈黙しているしかなかった。











その"隙"が 命取りだった。










突如に襲い掛かるバインドの群れ
気づくのに遅れた俺らは 全員縛り上げられてしまった。
バインドの色は青 この色はまさか・・・



「最後のページは 主の命により守護者自らが差し出される。
これまで幾たびか行われてきたが」
「まさか 自分自身で差し出すとはな」


そう あの白い仮面の男たち。
リーゼ姉妹たちだ。


「・・・手出しはしないという約束じゃなかったかい」
「ああ、我々は何も手を出していない。
出さずして闇の書は完成した。 先の騎士2名には感謝せねばな」
「それじゃ このバインドはどう説明する?」
「ああ、それはこれから起こるイベントに
君たちも手を出して欲しくないだけだ」

クソッ 言葉のあやを使いやがった。
確かにあいつら"蒐集には"何も手を出してない。





「さて イベントには出演者が必要なのだが
あいにくまだここには居ない 登場していただこう」

男のうち片方がカードを取り出す。
カードが光ったとき ビルの床に魔法陣が浮かび上がった。
あれは 転送の魔法陣 まさか・・・

「そう、君の考えてるとおり
この事件の中心となった あの方だ」


転送さえれたのは 病院で寝ているはずのはやてだった。
突然寒くなり 起きてしまう。

「な、なんや・・・ !? この服は・・・」
「君がこのたびの屋店の主だね」
「えっ あなたたちは・・・」
「我々は管理局の特別捜査官だ。
闇の書の守護騎士同士が戦っているという通報を受け
現場に来たのだが遅かった。
赤と緑の女性達が負けてしまってね 見てのとおりだ」
「なん、やて・・・」





「あんの野郎デタラメいいやがって
はやて そいつらの言うこと全部嘘だ はやてっ」
『 駄目です 向こう側に見えない結界が張られてます。
声も思念通話も届きません 』
「クソッ ハメられたか。 パンター!!」
『 データは既にクロノ執務官へ送りました マイスター 』
「最近のお前、グッジョブだぜ さて・・・」
バインドと 結界をさっさとどうにかしないと
あいつら絶対始める気だ もともとの封印計画を!!





「そんな 嘘や シグナム シャマル・・・」
「申し訳ない 我々ももっと早く到着していれば・・・」
「そんな そんな・・・ うああああっ!!























始まってしまった。

はやての叫び声に呼応するように闇の書が起動し
封印を開放してしまう。

その波動で結界とバインドは消えた。
だが 俺らに出来ることは少ない。

「全員、一旦距離を置くぞ」
「でも はやてちゃんが・・・」
「ああなったらもうどうしようもない。
転機は訪れる。 だからそれまで耐えるんだ。
そのためにも引いて 体力を温存しとくんだ」

「わ、わかった フェイトちゃん!!」
「うん アルフ、撤退だ」
「お、おう」

「ヴィータも 行くぞ」
「あ、ああ」


全員で その場を離れた。
俺だけ飛べないので ビルとビルの間をジャンプして移動する。
足場が無ければ作る。 フローターフィールドは習得済み。




ある程度離したところで 元居た場所を振り返れば
堕天使のような姿の女性が浮かんでいるのが見て取れた。
間違いない はやては取り込まれている。
原作どおりじゃねえか クソッ・・・


「こうならんために がんばってたんだがなぁ」
「アニキ やっぱりこうなることを・・・」
「知ってた。 だからこうはさせたくなかった。 メリーはここまで知らんがな」
「うん 元より先に実際に見るなんてね、ネタバレもいいところよ」




「我は闇の書 我が力のすべてを 主の願い そのままに・・・」
『 ディアボリック・エミッション 』

闇の書の意思、とでも呼ぶか。 そいつの手に
黒い魔力の大玉が作られる。

「あれは 空間攻撃!!」
「来るぞ 防御、急げ」
『 ワイドエリアプロテクション 展開 』
「うわっ レイジングハート」
『 オーライツ ラウンドシールド 』
「あたしはあまり得意じゃないんだけど・・・」
『 パンツァーシルト 』
「ならば他は俺に任せろ 障壁展開!!」



「闇に 染まれ・・・」
意思の言葉がキーになり 魔力球が一気に膨らんだ。
かなり重い魔力流が襲ってくる。
だがさすが盾の守護獣 複数人を守るザフィーラの堅さに驚き。
しかし これは思ってたよりキツイぞ。



意思のほうは 平然として見てやがる。 こっち見んな。
俺ら これからこの化け物と戦わんとならんのかおい・・・







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あとがき



始めちゃいました あの決戦
原作2期10話まで一気に飛んだ。
置いてけぼりのヴィータ・ザフィーラは戦力にはなるので ちょっと期待
逆に飛べない啓祐が足手まといにならないといいんですが・・・


そういやフェイト吸われちゃうんですよね
アリシア生存しいてるからなぁ どうしよう


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