小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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そろそろ 前哨戦も終わるかな?
5話 どうぞ。
5話 どうぞ。
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「いくぜっ クロススラッシュ!!」
魔力爪を生成し 上から下へすれ違いざまに切り裂く俺の数少ない攻撃魔法。
だが・・・
「駄目だ通じない。 あいつの防御は聖王の鎧より硬いかもしれん」
「なら これはどうだっ」
『 ラケーテンハンマー 』
ロケット噴射で加速をつけて殴りかかるヴィータのお気に入りも
硬いシールドで止められてしまう。
「疾風 迅雷 スプライトザンバー!!」
フェイトが切りかかった。 シールドが崩れる。
が、意思が避けたため急所をはずし 腕に怪我を負わせる程度で終わった。
その怪我もすぐに癒える。 どんなチートだこいつは・・・
「クソッ きりがない」
「ダメージを通しても すぐ回復しちゃうなんて・・・」
「無限再生機能 敵にまわすとこうも面倒な能力なのかよ」
手詰まった。 俺らだけで致命傷を当てるのは難しい。
本気モードSLB 5発くらい当てないと駄目かもしれん。
「!? ねえ なんか様子が変だよ」
「あれは・・・ やっと来たか」
闇の書の意思の動きが 急に電池の切れかけた人形のようになる。
これを待っていた。 こうなるということは・・・
『すまない 遅くなった』
『みんなー』
「夜天の書さん?」
「はやて はやてだ!!」
『ごめんな わたしが勘違いしたばっかりに・・・
時間ないんや ちょうお願いきいてくれるか?』
はやてのお願い
それは 防御プログラムをどうにかして止めて欲しい というものだった。
こいつが動いてると 管理者権限が使えないらしい。
権限が使えるようになれば はやてが脱出するのもワケ無いだろう。
さて どうすればいいか俺は知ってるが
少しはユーノに出番やらんとな。
『なのは』
「えっ ユーノ君? アリサちゃんたちのところにいるんじゃ・・・」
『アースラの局員の人が来てくれたから 僕らはそっちに向かってる。
それよりも 今の話、わかりやすく説明するよ。
それができれば はやてちゃんは外に出られる』
「う、うん」
『どんな方法でもいい 目の前の子を魔力ダメージでぶっとばして。
全力全開 手加減無しで!!』
「!! さすがユーノ君」
「わっかりやすーい」
「だな」 「そうだね」
「ならば 膳は急げだ いくぜっ」
「「「「おー」」」」
作戦も簡単でわっかりやすいのにした。
非殺傷の無いヴィータはフリーゲンで援護射撃。
俺がバインドで意思を抑える。 砕かれてもまた巻く。
そこに残り4人が一斉に魔力ダメージをぶちかます。
予想通り ブラッディダガーが飛んでくる だが
「その攻撃はもう見切ったんだよっ」
ヴィータが全部落とす。
「考えてみりゃこいつも魔力生命だったんだよな」
俺の十八番 ストラグルバインドを巻きながらそう思った。
ちゃんと非殺傷にしたが 意外とダメージが入る。
「エクセリオンバスター 中距離射撃モード フォースバースト」
『 オーライツ 』
ディバインバスターの上位版ともいえる砲撃
RHの前にどんどん魔力が溜まっていく。
「ブレイズキャノン フルチャージ」
『 チャージ開始 カウント9・8・7・・・ 』
そのカウントはRHゆずりかい?
「拘束はケイスケがしてくれるから 直接いくよ」
『 イエッサー 』
サンダーレイジって広域型なのに一転集中できるんだよな。
「もいっかいプラズマスマッシャー いくよー」
『 サポートできませんので 応援しています 』
ほとんど己の魔力だけで出すヴィヴィオって一体・・・
「チャージ完了 いつでもいける」
「わたしも 準備OK」
「なのはに合わせるよ」
「わかった いくよ 3・2・1」
「シュート!!」
「サンダー レイジ!!」
「ファイエル!!」
「いっけー」
桃・金・青・虹の光線が 同時に着弾し
白い光となって あたり一辺を眩しく照らした。
そして・・・
『闇の書の主 防衛プログラムと完全に分離!!』
アースラの通信が聞こえ。 俺らは歓声に沸いた。
『みんな 下の黒いよどみが暴走が始まる場所になる。
クロノ君が着くまで むやみに近づいちゃ駄目だよ』
言われずとも 近づきたくないわな。
そのよどみは 凄い音を出しながら内部で蠢いてるんだから。
で、そのよどみの脇にある白く光るやつが はやてな。
「なのはっ」
「ユーノ君 みんな」
アリサたちの護衛に向かってた3人が合流した。
「ユーノ、さっきの説明 グッジョブだぜ」
「いや それほどでも・・・」
「あっ・・・」
「どうした?」
「はやてが 呼んでる・・・」
ヴィータが静かに語る たぶんザフィーラもだな。
「はやてが守護騎士システム修復してるんだろ いってやれ」
「うん」
「ああ、すまん」
そう言って二人は消えた。 消えたというよりは転送された感じか。
転送先は はやてのところ。
予想通り 守護騎士システムをいじってるらしい。
そこには数時間ぶりに見る シグナムとシャマルの姿もあった。
そして はやても光の中から出てくる。
原作同様 甲冑を着た姿で。
「みんなごめんな うちの子がいろいろ迷惑かけてもうて」
「ううん 大丈夫」
「その なんと詫びれば良いか・・・」
「いいよ シグナムたちも仲直りできたんでしょう」
「そう ですね・・・」
「すまない 水を差してしまうんだが・・・」
クロノが到着した。 あいかわらず空気読まないことで有名な執務官殿だこと。
でも時間が無いので 水を差さないと大変なことになる。
そう ここからはシェンキングタイム
アルフの"ずばっとぶっとばす"で解決するアレだ。
正史どおりクロノは2つのプランを持ってきた。
超強力氷結魔法による凍結停止は正史どおりシャマルが多分無理だろうと否定
アルカンシェルは話が出るや否や 猛反対にあった。
以前エイミィさんから聞いてたもんな 画像つきで。
あんなもん成層圏でぶっぱなされたら 最悪地球無くなるぜ。
だが 他に良い案はなかなか出てこない。
アルフ早く言わないかなぁ・・・
「あっ そうや」
え、もしかしてはやてが言うの?
「お兄ちゃんやったらどうすればええか知っとるやないか」
「って俺かぁぁ!!」
本日2度目の 予想外!?
「そっか はやてちゃんもわっかりやすい」
「確かに ケイスケなら知っておるはずだな」
「そうなの?」
「ああ、アニキなら分かる。 だよな?」
「いやいや待て待て そこでなんで俺だ」
「いいじゃない ここまで期待されてたら嫌とは言えないでしょ」
「メリーまで・・・」
なんか俺に任せれば安心とかいう空気が漂い始めた。
自分らで考えようぜ 正史に則ってさぁ・・・
「ケイスケ、さっきも言ったが時間がないんだ。
知ってるなら話してもらうぞ」
「だぁー もう分かったから クロノもそんなに睨むな」
「睨んでねーです」
「そのセリフお前のじゃないだろー」
駄目だ すっかり俺任せな空気になってしまった。
こりゃいくら待っても自分たちで考える気にはならんだろう。
「クッ 仕方ないな 本当はなのはたちに答えを出してもらいたかったんだが・・・
エイミィさん アルカンシェルは宇宙空間に向けても撃てるよな」
『もっちろん 管理局のテクノロジーをなめちゃ困りますよ』
「だから ここにいる皆で強力攻撃して 防衛プログラムのコアを外に出すんだ。
そのコアを軌道上に転送して あとはアルカンシェルで跡形も無く蒸発。
これが【正史】の対応だ。 なんか質問あるか?」
突拍子もない作戦に 全員が一時沈黙する。
「・・・それが 僕らに可能だと?」
『今計算したけど 計算上では可能だよ?』
「できるの!?」
「まぁそういうことだ。 この中で強制転移魔法が使えるのは?」
「僕が」 「あたしも」 「一応、私も・・・」
「んじゃその3人は転送に力を注いでもらおうか」
「ケイスケよ 俺は"護る"のは得意だが"攻める"のは苦手だぞ?」
「それは俺も同じ 俺らはサポート組 他の全員で攻撃すればいい」
「実に個人の能力頼みでギャンブル性が高いプランだが やってみる価値はある」
「防衛プログラムのバリアは 魔力と物理の複合6層式や。 まずはそれを破らないと」
6層!? 多いな。 原作の1,5倍かい。
「そこはわたしたちが援護するから 大丈夫だよきっと」
「せやな 破れへんかったらお兄ちゃんに突撃してもらおか」
「また俺かぁぁ!?」
「冗談や なんとしてでも突破するで」
危なく神風特攻隊させられるところだった。
だが そんなコントしてる場合でもなくなってきた。
間もなく暴走臨界 最後の戦闘が始まる。
6層破れるか ちと不安だがやるしかないよな・・・
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あとがき
最後までカンが冴える はやてでした。
ラストバトル(史上最悪のフルボッコともいう)は
主人公ズにもしっかり殴っていただきますよ。
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