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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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章が切り替わって 気分も一新
終盤戦いってみましょう。








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白い仮面の男たちを開放し 一息ついたところで
俺を探していたアースラスタッフに救助された。


試験航行で近くまで来ていたアースラ、
リンカーコアをもっていかれたフェイトとなのはたちを発見 収容していた。
すぐ近くの世界にいた俺も合流できて 良かったよ。





すぐに緊急会議が開かれた。
俺ら外部協力者に ヴィータも参加している。
ザフィーラははやての様子見に一旦戻っていた。


「フェイトさんはリンカーコアに酷いダメージを受けてるけど 命に別状はないそうよ」
それを聞いて安心する一同 特になのは。

「わたしのときと同じように 闇の書に吸収されちゃったんですね」
「アースラが稼動中でよかった。 なのはのとき以上に救援が早かったから」

俺たちが収容されてすぐに 別件で本局に居たクロノも駆けつけてくれた。
原作と違うのは この場にリーゼ姉妹が居ないことだけ。
さすがに顔を出しにくいのか 仕事で手が離せないと伝えられている。



「皆が出動してしばらくして
本部の管制システムがクラッキングで あらかたダウンしちゃって・・・
それで 指揮や連絡が取れなくて・・・  ごめんね わたしの責任だ」
「そんなことは無い エイミィが頑張ってシステムを復旧させたから
アースラもすぐに救援に駆けつけることができたんだ」
「でもおかしいわね 向こうで使ってる機材は
管理局で使っているものと同じシステムなのに」
「そうなんですよ 防壁も警報も全部素通りで
いきなりシステムをダウンさせるだなんて・・・」
「それだけ凄い技術者がいるってことですか?」
「だと、厄介だな」

まさかその管理局の内部からやられてるなんて
想像もしないだろうなぁ・・・



「アースラの航行に 問題は?」
「ありません」
「では予定より少し早いですが これより司令部をアースラに戻します。
各位は所定に位置に  っと、なのはさんたちはおうちに戻らないとね」
「あ、はい でも・・・」
「大丈夫、フェイトさんのことはわたしたちがみておくから」



ピピピッ ピピピッ

「あら、通信? 何かしら」
呼び出し音がして 会議室の中央にモニターが現れた。
出てきたのはスーツ姿のひとりの男だった。

『こちら武装局員1783 会議中に申し訳ありません。
闇の書の守護騎士のひとりに すぐ連絡をと言われまして・・・』
と、ここで画面がザフィーラに替わる。
『俺だ そこにヴィータかケイスケ、メリッサは居るか?』
「ああ、皆いるぞ。 どうした?」
『良かった、すぐ戻ってきてくれ。 主が 倒れた





俺らが急いで戻ると はやてが救急車に乗せられ運ばれるところに遭遇した。
さっきの局員が付き添いで乗っていってくれたという。
まぁさすがに犬を乗せても仕方ないだろうけど。

その足で海鳴大学病院へかけこんだ。
局員に連れられ はやてのいる病室へ向かう。



「もう、せやからちょう目まいがして 胸と手が攣っただけやって。
みんなして大事にするんやからもう」

そう言うはやても 無理してるようにしか見えない。
こりゃかなり侵食が進んでるかもしれん。
日付は・・・ 17日か。 原作より4日遅れてるな。
それだけずっと我慢してたんだろう。 書のページはかなり埋まってるし。

はやてはそのまま入院することになった。
本人はかなり嫌がってたが こればかりはドクターストップ
担当医権限で言い返しもきかない。
闇の書の主より強い担当医権限ってのも凄いな。

「ほんなら3食昼寝つきの休暇をのんびり過ごさせてもらおうかな。
あ、あかん すずかちゃんがメールくれたりするかも・・・」
「あー たぶんなのはから連絡いってるんじゃないか?
倒れたって聞いたとき なのはも居たから」
「そうかぁ」
「それじゃ一旦戻って 着替えやらもってくるから」
「うん ごめんな」



「無理、してたんだな・・・」
「アニキ、なんだ急に」
「はやてさ きっといつも胸が痛かったんだ。
それを俺らに悟らせてなかっただけなんだろう」
「それじゃはやては・・・」
「今頃胸抑えて苦しんでる かもしれんな」
「っ!? アニキ先行って あたし忘れ物」

もと来た道をヴィータは走って戻っていった。
気持ちは分かる。 だがあれは今の俺らにはどうすることもできないんだ。







<ヴィヴィオside>




ユーノ君がアースラに ここまで分かった事を伝えてる。
当然のように いつものように十数冊の本を見ながら。
ここ数日ずっと思うんだけど ユーノ君すごいなぁ。
疲れないのかなぁ? 通信終わったら肩もんであげよう。


「闇の書が真の主と認識した人間でないと システムへの管理者権限が使えない。
プログラムの停止や改変が できないんだ。
無理に外部から操作しようとすると 主を吸収して転生しちゃうシステムも入ってる」
『元は健全な資料本がなんというか・・・』
『調査は以上か?』
「現時点では。 まだいろいろ調べてる。
でもさすが無限書庫、探せばちゃんと出てくるのが凄いよ」
「というか私的には君が凄い 凄い検索能力」

わたしもそう思う。
あっ ゆりかごの資料めっけ。 でも今はそれどころじゃないからまた今度・・・








<ケイside はやて入院から3日後>




「あれから3日か はやて元気かな?」
「おう あたしは毎日いってるからな」
「さっすがヴィータちゃん」

アースラのほうで少し手伝いをしてた俺とメリー、なのは、ヴィータは
大学病院を訪れた。  んでもって 大層驚かされた。






「ああ、お兄ちゃんたち。 来てくれたん ありがとうな。」
『 いらっしゃいませ 皆さん 』
「「「「・・・ えっ?  えええっ!!?」」」」

いやぁ 驚いた。
夜天の書がぺらぺらと喋ってるんだからな。





「あちゃー 駄目やん喋ったら。 お兄ちゃんら驚いてまう」
「はやて それ、もう遅い」
『 申し訳ございません 』
「で、なんで喋りまくってるのかな 闇の書は」
「ああ、前に聞いた管制人格やったっけ、
あまりにも暇でな 話し相手に出てきてもらったんよ」

いや、いくら話し相手が欲しいからって よりにもよって管制人格かい!?
寿命が縮むぞ 確実に。

『 ミスター日向 具合でも悪いのですか?
幸いここは医療施設です。 すぐに治療してもらいましょう 』
「あー いや大丈夫 慣れてないだけ。
というかミスターってのどうにかならんのか?」
『 では主同様 お兄ちゃんで・・・ 』
「それもどうよ・・・ 下の名前でかまわんからどうにかしてくれ」
『 では ケイスケ殿と 』
「ああ、まだマシになった」
でもしばらく頭痛続きそうだな クロノの気分が分かった気がする。






はやてがヴィータたちと楽しく喋っている間に
俺は夜天の書を持ってトイレへ向かった。

『念話は 使えるよな』
『 思念通話ですか? もちろん 』
『そうか それじゃ管制人格に聞くが
お前さんははやての病状と 今の守護騎士の行動についてどう思う?』

『 主の病状は夜天の書 つまり私が原因です。
申し訳ないとは思っていますが システムがそうなっていますし
私の手では改変できませんので どうすることもできません。
主が管理者権限を持たないと 手の打ちようがないと思われます 』
だよなぁ 無理にいじると転生しちゃうだろうし。
それは管制人格でも同様ってか? 面倒なシステムだ。

『 騎士たちの行動 今は二分してますが
どちらも主のためという思念に基づいた行動です。
私は彼らを統べる者として どちらか一方を責めるわけにはいきません。
故に管理局へ協力はしますが 蒐集を止めさせるわけにもいきません 』
『そうか・・・』
つまり管制人格は中立の立場というわけか。
実際データを取られるのは構わんが 蒐集も受け付けている。
まぁ無理に向こうにつかれるよりはマシなんだが・・・

『今、何ページたまっている?』
『 622ページです 』
おや 残り50ページ切ってるな。 二人ががりなのに原作よりペースが速い。
クリスマスイブまでに完成しちゃわないか? 不安・・・
『 私の活動のため 主の魔力ではなく
1日にページを2枚消費しています 』
あ、それなら少し安心かもしれん。


『 ケイスケ殿は 何かお考えがあるのでしょう? 』
『何故そう思う?』
『 失礼ながらケイスケ殿のデバイスよりデータをお預かりしていますので 』
『・・・パンター』
『 申し訳ありません 協力者は多いほうが良いと思いまして 』
『 "ハッピーエンドで終わらせる" 私も期待しています 』
『ああ・・・』







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あとがき


ここにきて管制人格が出てきました。
いや特に深い意味はありませんけどね。


ヴィヴィオの出番少なくなったなぁ 何か考えないと・・・
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