小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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どんどんオリジナル路線を突き進んでいってますが
最終的に辻褄あわせれるのかしら?
8話 どうぞ。
最終的に辻褄あわせれるのかしら?
8話 どうぞ。
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無人世界に来て 30分ほど経過した。
フェイトとシグナムの対決は いまだ決着はついていない。
双方小傷をいっぱいつくり 手をほぼ打ちつくし 今は相手の隙をうかがっている。
・・・そろそろか。
二人が動く。 そして、あいつも。
ズバッ と鈍い音を出し フェイトの胸から手が出てきた。
なのはの時から2度目だ こうなることは知ってたし俺は驚かん。
突然のことでシグナムもかなり驚いてたし なのはなど他のやつらはわめいていたが。
(メリーもこのあたりからは知らん領域だそうだ)
フェイトの胸を貫通する白い手、
直接貫通してるわけじゃないが そうも見える。
後ろには いつのまにか忍び寄っていた白い仮面の男。
「さあ 奪え」
手にはリンカーコアが握られていた。
そしてさらに 何処からか出てきたもう1つの手。
緑色の裾 シャマルだな。 また旅の鏡か。
フェイトのリンカーコアがどんどん小さくなっていく。
手出しできないよう なのはたちは仮面の男が繰り出したバインドに縛られていた。
シグナムも一緒に縛られているが そこに俺は居ない。
俺はというと・・・
「いらっしゃい そろそろ来るだろうとは思ってたぜ」
仮面の男の後ろで 鉤爪から魔力刃を出して男の首筋につけていた。
いうなれば 逆に拘束してる形だ。
「な、何!?」
「このあたりでお前さんを抑えておかないと 後が厄介だからな」
蒐集は止まらない。 この場にいないシャマルがやってるんだから仕方ない。
しかし 目の前の男は止められる。
そう思って直前にフェイトの少し後方へ移動し 男が出てきた瞬間を狙ったのだ。
足元に青い魔方陣が浮かぶ。 転移する気だな。
「逃がすかよっ」
男の身体をがっちり掴む。
男は転移した 俺も一緒にその場から消える。
<メリーside>
「ケイ!!」
白い男が消えた。 ケイと一緒に。
同時に男が抑えていたフェイトちゃんが崩れ落ちる。
かなりリンカーコアをもっていかれていた。 助けないと・・・
ありがたいことに バインドも男と一緒に消えた。
「フェイトちゃん!!!」
なのはちゃんが真っ先に駆け寄った。
でも フェイトちゃんの意識が戻らない。
「誰か 誰か回復を・・・」
しかし この場に回復魔法を行使できる人物が居ない。
ケイも男と一緒に消え ユーノ君は無限書庫
アルフもフェイトがこの状態で フェイトから魔力を取れないと拒む。
「そうだ 一旦戻って・・・ エイミィさん!!」
しかし エイミィさんの反応も無い。
「・・・」
状況を見ていたシグナムさんは
レヴァンティンを鞘に入れ 立ち去ろうとしていた。
「おい、どこに行く気だよ」
「体調が優れないのでは 相手にならぬ。
それに私は悪人だ。 ここで手を貸すわけにもいかん。
すまないが 勝負は預けたと 伝えてくれ」
そう言ってシグナムさんも転移していった。
「待てよ!! 話はまだ終わってないぞ」
そういってヴィータちゃんが追いかけていく。
結局、アースラの医療チームが到着するまで
わたしたちは苦しそうなフェイトちゃんを励ますことしかできなかった。
<ケイside>
男と共に転移してきたのは
先ほどの世界からそう遠く離れていない 別の無人世界だった。
「貴様、こんなことをして一体何が目的だ」
「別に さっきも言ったはずだぜ。
お前さんを抑えておかないと 後が厄介だから ってな」
「クッ・・・」
俺が離れたのをみて すぐまた転移しようとする。
だがそう簡単に逃がすと思ったか?
「パンター」
『 封鎖領域は展開済みです 』
「グッジョブだ」
封鎖領域内から転移で逃げるのは 並大抵のことじゃない。
俺製のものはなおさらだ。 伊達に結界魔道師を名乗ってない。
それでも逃げようとするので バインドをかけておいた。
ごく普通のリングバインドだけれどな。
「クッ おのれ・・・」
「結界魔道師特製のバインド そう簡単に解けるとは ・・・おっと」
その場に伏せる。
頭上を足が高速で通過していった。
『 チェーンバインド 』
今通過した足と 軸足にバインドを施す。
ついでにその軸足に一発ローキックを当てた。
「あんたらが二人一組ってことくらい とうに承知の上だ。
もう一人が白兵の専門家ってこともな」
そのもうひとりの仮面の男は軸足をもっていかれたことで
見事な尻餅をついていた。
そこにさらにリングバインドを施す。
白い仮面の男 二人を確保した。
だが俺は二人をどうこうする気も無い。
「そう睨むな 俺はこれ以上お前さんたちに
いろいろと場を荒らしてもらいたくないだけなんだからよ」
「貴様 それだけが目的じゃないな。
何者だ どこまで知っている」
「どこまで知っているかと聞かれると困るが
俺が何者かは お前さんたちなら知ってるんじゃないか よっと」
男二人に さらにバインドを施した。
だが今度のは ただのバインドじゃない。
「!? これは まさか・・・」
「おう 俺の十八番 ストラグルバインド。
PT事件のときにはかなり役に立ったっけなぁ」
なんて思い出に入り浸ってる間に 男のほうはだんだんと
変身魔法が強制解除され 元の姿に戻されてゆく。
「あの日、なのはとヴィータ・ザフィーラに俺らの正体を明かした日に
あんたら二人 すぐそばの塀の上でじゃれあってただろ。
はやてを監視するためにな リーゼさんたちよ」
すっかり元の姿に戻ったリーゼ姉妹をあざ笑うかのように言ってやった。
「さっきの質問だが 【全てを知っている】と言っておこうか。
なんならお前さんたち いや、グレアム提督の闇の書封印プランも
今ここで暴露してやろうか? 時期的にデュランダルももう完成してるだろうし」
「!!?」
デュランダルの名前を出すと 姉妹の顔が凍った。
これを出せば決め手になるとは思ってたけど わかりやすい反応だな。
「・・・終わったわね 全部」
「いいや まだだ」
全てを放棄したような言葉を止める。
「このことを知ってるのは 現状では俺だけだ。
今はまだ俺の胸の中に入れておいてやる。
エイミィさんのほうは今頃クラッキングされたシステムの修復してるだろうし
リンディさんもクロノも今日は本局だからな。
今この場のことを察知してるのは この3人と俺のデバイスだけだ」
「何をさせようというのかしら?」
「俺の言うとおりに動いてくれればいい。
まずデュランダルはクロノの渡してやれ。
あいつのことだ 自力で真実を突き止めて 提督の部屋に乗りこんでくるだろ。
次に 闇の書が完成するまで二人は一切手出ししないでもらいたい。
守れなければ 俺のデバイスが記録したデータをクロノに渡す」
「そんなことで 事件を終えられると思っているの?
何十年も前から続く悲劇なのよ これは」
「ああ 終わらせるつもりだよ俺は。
それも最後は ハッピーエンドにさせる気だ」
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あとがき
イベント:仮面の男の行動を封じることに成功しました。
なんちゃってw
原作でも物語が急展開するところなんで
5章はここで区切ろうかと思います。
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