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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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長くなったので また2つに分けてます。
4話からそのまま見ていくといいですよ。


続き 5話 いってみましょう。








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第97管理外世界から見て2つほど隣のとある世界
とある都市部で例の謎の人物が見つかった。
武装局員による強装結界が張られ 逃げるのを防いでいる。

増援として俺らが送り込まれたときには 既にクロノが対峙していた。



「クロノ 助太刀に来たぞ」
「!? エイミィの言ってた助っ人は君たちのことだったか」

「フェイトちゃん 行こう」
「うん。 バルディッシュ」
「レイジングハート」
「「セット アップ」」




二つのデバイスが起動する。 しかし いつもと違っていた。
2機はお互い確認し合うように システムの最終検査を始める。


「落ち着いて、聞いてね。
レイジングハートもバルディッシュも 新しいシステムを積んでるの」
実際に修理や整備に携わったアリシアが口を開いた。

「その子たちが自分の意思で望んだの。
だから呼んであげて。 その子たちの 新しい名前」




『 Assault form cartridge set 』
『 Accel mode standby ready 』
検査も終わり 2機もそれぞれの主人が新しい名を呼んでくれるのを待っている。
「レイジングハート・エクセリオン」
「バルディッシュ・アサルト」
『『 Drive Ignition 』』

ふたりの姿が変わり 新しいデバイスが姿を現す。
うん やっぱ2期変身シーンもいいなぁ

レイジングハートには オートタイプのCVK-792A
バルディッシュには リボルバータイプのCVK-792Rが組み込まれ
それぞれのバリアジャケットにもそれぞれデバイスが望んだ変化が現れている。




「・・・二人だけでもいい気もするが 俺らも準備だけしとくか」
「そうだね アルベロン、ウェイクアップ」
『 Stand by Drive Ignition 』
「H6A・パンター 通常状態で起動」
『 Arond mode Set up 』
『 Ja der mister Anfang 』

俺とメリーは特にジャケットに変化は無い。
アリシア曰く レイジングハートを元に作られたアルベロンにも
CVK-792Aが装備されている。 マガジン装弾数は7発とレイジングハートより多い。
こちらの世界の【ハンドキャノン】をデザイン元にしたそうだが
大きさでなるほど納得。 かなり威力ありそう。




「シャイニングハートも いける?」
『 ロックは解除されています いつでも 』
「それじゃ 行こうか」
『 バトルシステム起動 Standby ready 』

こちらの世界に来て初めて見る ヴィヴィオの変身。
ジャケットはゆりかご戦の時のアレの色違い 白基調になっている。
元が真っ黒だったから かなり印象変わるな。
シャイニングハートのほうは 青い棒状の形態。
この形態、棍というれっきとした武器。 全体に魔力を帯びさせて使うらしい。




「メリーはなのはたちの援護を頼む 俺はクロノと外だ」
「えっ なんで?」
「飛べないから 相手がアレだと空戦になるだろ?」
「あーそっか 分かった 気をつけてね」
『そういうわけだ クロノ』
『ああ 僕から頼もうとしてたところだ。
ユーノ 君は結界内を頼めるか?』
『闇の書の捜索 だね』








<ヴィヴィオside>



わたしたち4人とアルフさん対アンノウンさん
さすがにアンノウンさんは少したじろいてるみたいかな。


「3人とも カートリッジをロードさせてあげて」
「うん レイジングハート カートリッジロード!!」
「バルディッシュ カートリッジロード!!」
「アルベロン システムラン カートリッジロード」
『『『 ロードカートリッジ 』』』

3つのデバイスがそれぞれ1つずつ カートリッジを打ち込む。
これで瞬間魔力がグッと上がるのよね。

「それじゃ わたしとフェイトがアタッカー
なのはとメリッサさんがセンター アルフさんがウイング」
「オッケーそれでいこう」

今度こそわかるかな? アンノウンさんの正体・・・







<クロノside>



結界内で戦闘が始まったのを確認し 僕らは闇の書を探しはじめた。
中の人物は持っていない。 となるとその仲間か 書の主が持っているはず。


「俺は左回りで行く クロノは逆から」
「ああ。 見つけても手出しはするなよ。 逮捕は僕の仕事だ」
「あいよ」

とは伝えたけれど もし見つけて逮捕して それでどうなる?
闇の書は手を加えようとすればすぐに転生してしまう。
証拠をもち得る騎士や主を飲みこんでだ。
今までは騎士たちが表立って蒐集行為をしてきたけれど
今回は正体不明の人物が蒐集している。 実はあれが今回の主なのかもしれない。
それならば話は早いが・・・


「・・・僕らしくないな。 あいつらに影響されたか。
エイミィ そっちはどうだ?」
『探してるけど ジャミングが強くてまだ見つかってない』
「そうか 引き続き頼む」
『はいはーい』

憶測を並べるのはやめよう。 今は被害を少しでも食い止めなければ・・・






<ケイside>



「居ないな・・・」

クロノとは反対方向を 俺は走って捜索していた。
この時点で闇の書を持ち歩いているのは 原作どおりならシャマル。
どこかの屋上に立っているはずなんだが・・・

『 第5区域に対象者は発見できませんでした。
エリアサーチを続行します。 第6区域に展開 』
「そのまま続けてくれ」
『 本部より連絡 未だ対象特定できず 検索続行とのこと 』
「あいよ」

可能なら シャマルにもシグナムにも
これ以上罪を重ねて欲しくはないんだがな。
俺に 説得できるのだろうか・・・






<メリーside>


「ディバインシューター シュート」
「アルフェンスナイプ ファイエル」

なのはと二人で射撃・砲撃を繰り返し発射する。
アタッカーふたりの攻撃を流しながらひらりひらりと避けられるので
直射型は使えず 二人ともいつの間にか誘導型ばかり放っていた。

「あっ また避けられた」
「かなりの腕ね あの人」

それ相当の戦闘経験がある人物 と判断できる。
やっぱり あの人なんだろうか・・・

「いいわ ケイやクロノ君があの人の仲間を探している。
わたしたちはあの人を無事捕獲できれば良し、時間を稼げればそれでもいい。」
「そうですね レイジングハート」
『 残存魔力値 カートリッジ残量 共に問題ありません 』
「それじゃ発展型行くよ アクセルシューター シュート!!」






<???side>



「このままだと マズイわね。
撤退したいけど 結界が硬くて破れないし・・・」

とあるビルの屋上 強装結界を見つめる女性、
手には分厚い本が握られている。



「かといって局員を攻撃しても あの数じゃ私の手には負えないし
私だけ逃げるなんてことは・・・ あっ!?」
女性の独り言は 首筋にあたる冷たい感触で遮られた。

「捜索指定ロストロギアの所持・使用で あなたを逮捕します」
「・・・ 私としたことが」
ジャミングなり 変身魔法なり使っておけばよかったと後悔する。
今の彼女は何も隠していない 素性をさらけ出した格好なのだ。

「抵抗しなければ弁護の機会があなたにはある。
同意するなら 武装の解除を  ハッ!!」
後ろにいた執務官が異変に気づいたときにはすでに遅かった。
振り向いた先からは強烈な蹴りが当たる直前だったのである。
反応が遅れた執務官は 隣のビルまで飛んでゆき・・・







<ケイside>


「おっと 大丈夫か?」
向かいのビルから飛んできたクロノをキャッチした。
反動でうしろの金網が凹んだが いいクッションになってくれたぜ。

「クソッ 仲間 か・・・」
クロノが悔しそうに漏らす。
せっかく捕獲できた相手が こちらを見ていた。
その姿には覚えがある。 というかこれは俺の想定内。

「やっぱり あんただったか」
「ケイスケさん・・・」
「どういうことだ 1ヵ月半も行方晦まして 蒐集行為だなんて」
「知って いたんですね・・・」

「おい、お前 あいつのことを・・・」
「ちょっとワケありでな 後でゆっくり話す。
それより大丈夫か?」
「ああ あばらが数本逝っただけだ 大丈夫」
「それは世間一般的に大丈夫とは言わん。 H6A」
『 フィジカルヒールを展開します 』



クロノを治療している間
向こうは向こうで行動を開始していた。
クロノを蹴り飛ばした白い男の助言で 闇の書を持った女性は
闇の書の魔力で強固な結界を破る攻撃を繰り出そうとしている。







<フェイトside>


ひりひらりと避ける相手の行動を逆手に取り
なのはのシューターを避けた相手に
タイミングを合わせてバルディッシュを振る。

「もらった!!」
「・・・!?」

残念ながら直前で避けられ 直撃にはならなかった。
しかし避けが足りず 相手のローブを裂く。

ビリッと気持ちよくやぶれたローブは
相手の左半分を露出させてしまっていた。


『!? あなたは・・・』
「なのは 知ってるの?」
かなり驚いたのか 全周波念話で届いたなのはの声。
全周波なので たぶん相手にも聞こえてる。




「・・・ばれてしまっては 仕方ないな」
初めて声を出した相手は 用を足さなくなったローブを脱ぎ捨てた。


相手は桃色の髪をした きれいな剣士だった。

「見事な太刀筋だった。 反応が遅かったらと思うが
この姿を見られた以上 本気でかからねばならんな」
今まで使っていたデバイスも捨て
首から下げていた おそらく彼女本来のデバイスを起動させた。
炎をまとった剣を構え こちらの隙をうかがっている。



一触即発の雰囲気 沈めたのは彼女でもわたしでもなかった。
「・・・これからだというのに どうやらここまでのようだ」
「えっ?」

上を指され 見ると結界の上空に暗雲が立ち込めている。
「ページを使ったな。 そうでもしないと破れないだろうとは思っていたが。
私はベルカの騎士 ヴォルケンリッターが将 シグナム そしてわが剣レヴァンティン
管理局の魔道師よ 名を聞いておこう」
「・・・時空管理局嘱託 フェイト・テスタロッサ この子はバルディッシュ」
「良い名だ 覚えておこう」







<メリーside>



「そんな シグナムさんが・・・」

なのはちゃん かなりショックだったみたい。
レイジングハート落としてるし。
『 マスター しっかりしてください マスター!! 』

「ふんっ」
なのはちゃんに 渾身の一撃
「ふぇっ 痛い・・・ メリッサさんなのするの!!」
「こうでもしないと周りを見てくれそうにないからよ。
しっかりしなさいよ デバイスにまで心配かけて」
「あっ・・・」
やっとレイジングハートを落としてたことに気づいたみたい。
「ごめんね レイジングハート 痛くなかった?」
『 ノープログレム マスターも お気を確かに 』
「うん・・・」


『皆 上空から何かとてつもない魔力を感じるよ』
『うん 皆ひとつに固まろう アルフと僕は防御魔法を準備』
『オッケー フェイト、なのはのところに行こう』
『う うん。 わかった』


シグナムは そのまま撤退したわね。
おそらく結界外にいるシャマルも同様。
あっちはケイがなんとかしてるでしょ たぶん。


結界内にいるみんなが集まって 防御魔法が発動した直後
結界の天井を破って 紺色の雷が落ちてきた。






<ケイside>




強装結界へ向けて放たれた魔力爆撃
発射した直後に向こうの女性 シャマルは姿を晦ました。



「エイミィ そっちはどうなってる?」
『ザー・・・ ごめ ・・・ ミングされ ・・・
・・・ サーチャー ・・・ ダーも ・・・ザー』


「どうやら今回も追跡できそうには無いか。
さて ケイスケ、君には聞かなきゃならないことが いっぱいあるようだ」
「そのようだな。
だが なのはあたりはかなりショックを受けてると思うんだ。
数日ほど時間をくれないだろうか?」
「なのはも知ってるというのか・・・
分かった 3日だ 3日だけ待ってやる」
「ああ ありがとう」

誰も居なくなった向かいのビルを眺めながら 俺らは救援を待った。
あばらが逝ったクロノをたやすく動かすことはできない。
それに俺も 自発的に動こうとは 思えなかった。





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あとがき



たぶん大方の予想通りと思いますが
謎の人物の正体も発覚しました。
相手がひとりだと袋フルボッコですねぇ
少し謎の白い男に割けるかも ちょっと検討。


アルベロンとシャイニングスターについてはパンターのときと同様
章末の設定ページで書いていこうと思います。
終わりぎわ ひでぇ扱いしちゃったレイハさんにはごめんなさい。


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