小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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この戦いだけで数話いけるかもしれない・・・
3話 始まります。
3話 始まります。
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<クロノsideからスタート>
「もう始まっている・・・」
昼間に受信された思念通話は 現地局員からアースラへ報告された。
フェイトが向かったけど 胸騒ぎがして僕も出てみれば
膨大な魔力量が突然出現するし 前方には黒い魔力の塊は見える。
これは 11年前に感じた嫌な予感と同じ、
闇の書が 覚醒してしまったのか。
「ん、あれは!?」
「持つかな? あいつら」
「暴走開始の瞬間までは持ってほしいものだ」
仮面の男たちは 少しはなれたところで
アースラの魔道師と闇の書の意思の戦いを眺めていた。
「ん、これは!!」
突然足元が光りだしたかと思うと
そこから無数の魔力帯が出現 男たちをとりおさえる。
男たちがその捕縛を受けたのは 実は2度目だった。
「やっと 見つけたよ。
きっと君たちが裏で糸を引いていると 睨んでたからね。
ストラグルバインド あまり使いどころの無い魔法だけど こういうときには役に立つ」
バインドをかけた僕がみつめる中
男たちの変身魔法は解除され よく見慣れた姿が浮き彫りになった。
自分の師 リーゼ姉妹。
「クロノ このっ」
「こんな魔法 教えてなかったんだがな」
「一人でも精進しろと教えたのは 君たちだろう。
それにこれは 友人が教えてくれた方法さ ついさっきね」
<ケイside>
黒い魔力の塊を防ぎきった俺たちは 一旦ビルの陰に隠れた。
向こうはこちらを特定で着てない様子。
「クソッ なんつーバカ魔力」
いっぺん言って見たかったんだこれ。
「我々も意思の姿を見るのは久しいが これほどの力は初めてだ」
「はやて・・・」
「あの子、広域攻撃型だね 避けるのは難しいかな バルディッシュ」
『 イエッサ バリアジャケット ライトニングフォーム 』
シグナムと対決する気で高速重視のジャケットを着ていたフェイトだったが
ジャケットを通常のものに切り替える。
「みんなー」
「ゴメン 遅くなった」
「おっ やっと来たか」
無限書庫にいたヴィヴィオとユーノだ。
これでこちらは9人。 頭数は原作より倍以上いる。
だが、安心できない。
『 マイスター、封鎖領域の展開を感知 来ます!! 』
パンターの警告のあとすぐに 魔力波が俺らを襲った。
「うわっ 何?」
「封鎖領域だ あいつが俺らを閉じ込めたんだろう」
「わたしたちを 狙ってるんだ」
「うまく仮面の男たちに乗せられたらしいな あの野郎」
「あの白い男の人だね 知ってるの?」
「ああ、今頃クロノが抑えてるだろう」
「そのクロノが今解決法を探してる。
援護も向かってるんだけど 時間がかかるんだ。
それまで僕らで何とかしないと・・・」
「こうなっちまったんじゃ仕方ねえ やるしかないだろ」
全員が頷く。 ヴィータとザフィーラも。
「ん、いいのか?」
「何がだよ」
「あれは闇の書の意思、いうなれば闇の書のOSだ。
お前らにしてみれば本来は従うべきヤツだろうに」
「それ以上は言うな 我々は主を救いたい それだけだ」
「・・・すまん」
「アニキが気にすることはねえ」
(見た目)小さい少女に気を使わせちまったな。
「!? 来るよ」
意思が移動を開始した。 俺らめがけてまっすぐ飛んでくる。
「見つかったね どうする?」
「二手に分かれよう 俺ら八神家組が右側に回る。
なのはたちは左側から 挟み撃ちにするんだ」
フェイトとヴィヴィオ・ヴィータの3名が攻撃に出る。
その間にユーノとアルフ、俺でバインドを展開
意思の動きが止まり次第なのはとメリーの射撃を当てる。
そういう予定だったんだけど
「・・・砕け」
『 Breaker 』
バインドはいとも簡単に砕けた。
そんなにあっさり砕けたらちょっと自信無くすぞ。
『 プラズマスマッシャー 』
「ファイア!!」
「同じのいくよっ 発射!!」
『 ディバインバスター エクステンション 』
「シュート!!」
『 ロードカートリッジ ディバインバスター 』
「ファイエル!!」
4方向から砲撃が飛んでいく。 どうする?
「・・・絶て」
『 パンツァーシルト 』
4方向にシールド張って耐えられた。
一筋縄じゃいかないな やっぱ。
『 ブリューティガー ドゥリー 』
「穿て ブラッディダガー」
「させるかよっ シュワルベフリーゲン!!」
反撃に放たれた赤いナイフを 鉄球が打ち抜く。
ナイスヴィータ。
「咎人たちに 滅びの光を」
ん、これ何の詠唱だっけ?
浮かび上がったのは 闇の書に似合わない桃色のミッド式魔法陣
「!? やべぇ 全員待避 急げっ!!」
魔法陣の前に魔力が集まってゆく。
そうだった あいつコレ使えるんだった。
「何 なんなの?」
「どうみてもおまえさんの十八番だよ。
あれ受けて無事なの鎧持ちのヴィヴィオくらいだ。
距離取るぞ フェイト、そっち頼む」
「わかった なのは、急いで。 アルフはユーノを」
「あいよっ」
「ヴィータ、しっかり掴まってろ」
「お、おう」
「星よ 集え 全てを打ち抜く 光となれ・・・」
魔力の特大玉ができてゆく。
あんなもんぶっぱなす気かよ
本気モードなら街が1つ消えるぞ。
俺らは2方向へ待避する。
フェイト・なのは・俺・メリー・ヴィヴィオが市街地方向へ
他のやつらは山間部のほうへ・・・
最高速200㌔のパンターの能力をフルに使って全力疾走した。
「ちょっ フェイトちゃん こんなに離れなくても・・・」
「至近で食らったら 防御の上からでも落とされる」
『 あの術式は プラスのほうです 』
「ええっ そっち!? ケイもっと速度出ないの?」
「無茶いうな」
「そんなに凄いの?」
「わぉ 新事実、撃ってる本人が分かってなかった」
なんていってる場合じゃない SLB+なら余計距離とらないとだ。
幸い意思は魔力収束に時間がかかっている。 なんとか・・・
『 サー 左前方300ヤード・・・ 』
「一般人だろ わかってるから」
『 ・・・イエッサ 』
「一般人!? 結界内に? なんで?」
「そこまで知らん 意思が結界張るとき設定ミスしたんだろ。
なのは、フェイト 覚悟しとけよ」
「えっ なんで?」
「残されてるのは アリサとすずかだ」
「「ええっ!?」」
何か聞きたそうだが すまんが説明してる暇は無いぞ。
<すずかside>
クリスマスイブの夜
アリサちゃんと一緒に 明日のパーティに使うものを
買いに着たんだけど・・・
「やっぱり誰も居ないよ。 急に人が居なくなっちゃった」
あれだけイブの夜であふれかえっていた人々が
だれも居なくなっちゃったの。
まるで私たちが取り残されたように・・・
「あたりは暗くなるし なんか光ってるし 一体何が起きてるの?」
「うん・・・」
「とりあえず 逃げよう。 なるべく遠くへ」
「う、うん」
アリサちゃんがいてくれて よかった。
私だけじゃきっと 何もできなかっただろうから。
「・・・? あれ、なんだろう?」
「えっ?」
<ケイside>
「見えたぞ あそこだ」
「うわっ ほんとにすずかちゃんたちだ」
「硬い順でいくぞ 俺が先鋒になる。 なのはが次鋒 ヴィヴィオが中堅
メリーが副将 フェイトは大将、1番後ろだ」
「やってみる なのは、この辺で」
「うん」
俺の指示通りに1列に並ぶ。
フェイトには悪いことしたかな? あの二人の目の前だもんな。
「・・・なのは?」
「フェイトちゃん?」
「ごめん、二人とも そこでじっとしてて」
『 ディフェンサープラス・ラウンドシールド 』
「アルベロン よろしく」
『 お任せを ホイールプロテクション展開 』
「シャイニングハートも お願い」
『 ラウンドガーター いえ、結界魔法は駄目ですね。
サークルプロテクションを展開します 』
「レイジングハート」
『 ワイドエリア プロテクション 』
「すまん 1番前できついだろうが頼むわ」
『 yes パンターへ補助申請 』
『 ja 主機へ魔力流入します ロードカートリッジ パンツァーシルト展開 』
『 ラウンドシールドプラス 発動 』
意思の資質によって広域攻撃と化したSLB+が襲ってくる。
しかし5人分の壁により 最後尾のアリサとすずかには
ディフェンサーが不要なほど影響を受けなかった。
SLB+の効果で封鎖領域に穴があいていた。 これなら・・・
「エイミィさん 二人の転送を」
『うん 準備してる。 余波が収まり次第避難させるよ』
「すまん」
「二人とも、もう大丈夫」
「すぐ安全な場所に運んでもらうから」
「あの なのはちゃん、フェイトちゃん」
「ねえ、ちょっと あっ・・・」
アリサがなんかいいかけてたけど 転送されてその先は分からなかった。
『転送完了 なのはちゃんたちの学校に避難させたよ。
でも結界が修復されつつあるから 援護は転送では送れないかな。
ごめん、もう少しがんばって』
「ああ、そっちも頼む」
「・・・見られちゃったね」
「うん・・・」
「事情が事情だもの 仕方ないよ」
「そうだな とりあえず目の前のことからなんとかしないとな」
意思は相変わらずこっちを見ている。
あれをなんとか、できるのかね俺らに・・・
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あとがき
この一戦 抑えておかないといけない場面が多すぎる・・・
久々に出ました ヴィヴィオ版プラズマスマッシャー
でもあいかわらずSHのサポート外
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