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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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こういうことも できるのだ









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この日 海鳴市で起こった事件は
当事者、もといプログラムの名前から【砕け得ぬ闇事件】と名づけられ
【闇の欠片事件】共々 【闇の書事件】の後処理過程に起こったものとして
一部の人々にのみその存在が知られることになった。



その日の日没と共に
フローリアン姉妹を筆頭として 当事者と巻き込まれた全11人は
海鳴市、もといこちらの世界から去っていった。


全く別の世界から巻き込まれた3人も それぞれの世界へ戻される。
姉妹が確約し それは実行されたが 海鳴の魔法使いたちの知るところではない。



そして 遺されたデータはというと・・・









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  【SIDE SION】
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事件解決から3日後




いくつもの機器に囲まれた部屋
本局メンテナンスルームでも アースラでもない
うちの地下にある研究室 別命リミティのアジト。


今、目のまえには3機のデバイスが作業台に置かれている。
なのはさんの【レイジングハート】
フェイトさんの【バルディッシュ】
最近名前がついた はやてさんの【蒼天の書】

3機とも新たなシステムを入れるため 昨日から預かっていた。
作業してたのは主にリミティ(俺の手で)だけど。





(リミ)[まさかこんな古代芸術作品を手がけることになろうとはね。
     長生きはするものだよ クックックッ]
(シオ)「俺には分からん芸術だ」
(ユノ)「ごめん僕にもわからないや」
(リミ)[フッ 芸術とはいつも孤独の中で生まれるものさ]


ユーノ君がいるのは 資料提供と手伝い(本人希望)のため。
昨日はリインさんもいたけど その日の内に八神家に帰っている。




持参した資料には『ユニゾンシステム』の記述がある。
俺らはシュテルの残したデータを ミッド式でエミュレートした
デバイスを本体とする擬似融合騎として再現することにしたのだ。
元々ベルカ式の蒼天の書は リインさんが居るので
最小限のシステム構成で設定している。

リインさんが昨日居たのも そういう理由がある。
もっともリインさんのような普通の人間サイズで設計された初期型は
精密な調整は要るし 事故を起こしやすいし いろいろ不具合が多いので却下。
着せ替え人形サイズが基本の後期型で再設計してある。
こっちのほうが 資料が多く残っているし。


融合騎とはいえ擬似(簡易)なので
ユニゾンしても基礎ステータスはパワーアップしない。
融合事故を考慮して そういう設定になった。
元々会話ができる程度くらいを想定してたから
守護騎士システムを参考にしても良かったんだよね。

こうなったのは 主にデバイスたちの希望。
自分の主に良かれと思ってるんだろう。
それを実行できる容量と性能があったから驚き。






[RH]「システムチェック完了 エラーは検出されていません」
(ユノ)「シオン、準備完了だよ」
(シオ)「さて 起動できるかな?」
[BH][ヤー システマ アンファング]
[BA]「躯体を構築中」



程なく 身長10インチほどの融合騎
先日と同じ姿をしたマテリアルたちが現れた。


[シュ]「・・・お久しぶり でよろしいでしょうか?」
(シオ)「正確に言えば3日ぶりだな」
[レビ]「うわっ ボク縮んでる それになんか不思議な感覚がする」
[ディ]「なるほど考えたな 管制人格の差金か?」
(ユノ)「リインは関係あるけど こうなったのは君らの本体の希望だよ」
[シュ]「そうですか では貴方に感謝しましょう
     ナノハの愛機 レイジングハートでしたね」
[RH]「センキュー」

[ディ]「ではうぬらは 我らの製作者ということになるな。
     だが 我はマイスターなどとは呼ばぬぞ」
(シオ)「呼ばれようとも思ってないさ 普通に名前で呼んでくれりゃいい。
     なのはさん流にいえば 友人であってくれれば十分」
[ディ]「・・・フン 考えておいてやる」

口が悪いのは相変わらずか・・・



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その日の午後には
連絡を受けた3人のオリジナル+リインさんが うちにやってきた。
1番早かったのがなのはさんだったのは 言うまでも無い。



(なの)「わぁ ほんとに小さくなっちゃったんだね」
[シュ]「おかげさまで ナノハと共に歩むことができるようになりました。
     今の私から見れば ナノハはオリジナルのオリジナルということになりますね」
(なの)「よくわからないけど シュテルはシュテルだよ」
[シュ]「『我思う故に我在り』ですか それも良いでしょう」
(なの)「よけい分からなくなったの・・・」
[シュ]「文系が苦手なのは十分承知してますが そのままでは将来が不安ですね。
     これからしっかり覚えてもらいますよ ナノハ」
(なの)「うにゃ~ 苦手なものは苦手なの・・・」

良かったじゃないか スパルタ教師がいつも一緒だぞ。
苦手を克服するのも勉強のうちだ。




(フェ)「レヴィは大丈夫? 困ったこととかあったら言ってね」
[レビ]「んー 平気。 まわりが大きくなってダンジョンみたいで楽しそう。
     あ、でも大きな飴は食べきれないかも・・・」
(フェ)「食べることばっかりなんだね」
[レビ]「よく食べて遊んで寝る ボクのシンジョーだもん」
(フェ)「そっか」

きっと『信条』の意味は分かって無いんだろな・・・




(はや)「んー リインフォースと同じ感じって思えばええのかな」
[ディ]「概ね合っておる だが我はうぬとユニゾンする気は無いからな。
     好き勝手に過ごさせてもらう」
(はや)「せやかてそのサイズじゃできる事も限られてくるで」
[ディ]「いいことを教えてやろう 後期型の融合騎はな こういうこともできるのだ」

ふと光ったかと思うと ディアーチェのサイズが一瞬にして変わる。
着せ替え人形サイズから 外見年齢6歳程度の幼女サイズへ。

[ディ]「ふむ 簡易システムでのアウトフレームはこれが精一杯か・・・」
(はや)「おっきくなっちゃった やと!?」
[ディ]「どこの手品師だ!! ともかく、このサイズならば大抵のことはできようぞ」


[レビ]「うわー王様すごーい  ボクもあれできるかな?」
[シュ]「残念ながら擬似システムの私達には あの機能は搭載されてません」
[レビ]「えぇ~ 残念・・・」

アウトフレームって複雑な処理が要るんだよね。
質量保存の法則無視してるだけに。




(ユノ)「ともかく 成功ってことでいいみたいだね」

先が思いやられるけどな。





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   (あと)


この時点でマテリアル継続と3期原作改変決定


マテリアルズだけ呼び捨てになってた理由は
こういう結末になるから なんてことはありません 偶然です
近代ベルカ同様 ミッド式エミュレートで再現してるので
機能がかなり限られているということになってます
そうしないと空白期・3期でなのフェ無双できちゃいますからね
詳細はエキストラに記載

融合騎の初期型・後期型の記述は
当小説では初の劇場版2期からもってきてます
そしてここで培った経験が後で役に立つわけですね はい


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