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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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戦闘中なのに別世界なお話








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  【SIDE SION】
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どうやら 新型の欠片が出てきてるらしい
リミティの予想では さっきの一戦でコピーされたんじゃないかとのことだ。


(シオ)「なるほど それならコレも納得」
(欠片)「キー くやしー おぼえてなさい!!」

今よりもっとワガママっぽいアリサさんの偽者が
負け犬の遠吠えを吐き出しながら消えた。



(リミ)[おおかたなのは君たちに出会わず成長した彼女ってところだね]
(シオ)「あぁ すずかさんの髪飾りを奪った時の・・・ 納得」

あの頃は凄かった。


(リミ)[そうなると我々の欠片がいたっておかしくはないんじゃないかね]
(シオ)「俺あんな黒歴史なんて無いよ」
(リミ)「それを言えば覇王君たちにも無いと思うがね クックックッ・・・」


こりゃ一層気をつけないといけないかもなぁ。




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  【SIDE STERN】
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躯体更新の為に残った私とレヴィ
動けない私たちのために 数人の魔導師たちが残ってくれている。

ついこの前までは このような形で
彼女たちと共闘するなんて考えてもみませんでした。
彼女たちはあくまで 我々のオリジナルであり 敵であったはずなのです。
それが 今はこうやって一緒に居てくれることがむしろ嬉しいとも思える。


【闇の欠片】 我々はそれを求め 集める為だけに生まれてきたはずの存在
もしかすると 真に求めていたのは【我々自身の存在理由】であり
今それを見出したからこその感覚なのかもしれません。

我々は闇の書のマテリアル それは今でも変わりません。
ですがそれと同時に シュテルであり レヴィであり ディアーチェでもある。
我々個人の存在が名により明確にされ こうして存在しているのですから。




(シュ)「・・・変わりましたね 私も」
(ユノ)「うん、何?」
(シュ)「独り言です お気になさらず。
     それよりも助かりました これならすぐに作業は終わります」
(ユノ)「あぁ 気にしないで。
     戦闘力なんてこれっぽっちもない僕ができることなんて
     こういうことくらいしか無いから」


欠片の襲撃があってもいいよう 私たちの周辺には
魔導師や騎士が数名取り囲んでくれているのです。
彼らは一人ひとりが猛者なので こちらに欠片を通すことは無いでしょう。
そこで あまり戦闘は得意ではないからと
彼は私の作業を手伝ってくれていました。



(ユノ)「でも 古代ベルカのシステムはやっぱり凄いや。
     僕は学校でもミッド式しか触れてなかったから 見るもの全部が新しい」
(シュ)「そんな見たことも無いシステムを容易に操れる貴方のほうが
     よっぽど凄いと思いますが」

聞きましたよ 無限書庫、攻略したそうですね。
あそこは古代ベルカ時代から存在した資料の迷宮、
いち個人で攻略できるような場所ではありません。


(シュ)「情報処理において右に出るものは居ないでしょう。
     さすがです 師匠」
(ユノ)「これで3回目だけど 僕は師匠なんて言われるようなことはして無いよ」
(シュ)「私も3回目ですが ナノハの魔法の師である貴方は
     ナノハから生まれた私にとっても師であるのです。
     胸を張ってください それだけのことが 師匠にはできます」
(ユノ)「いや、その・・・ まいったなぁ」


あ、赤くなりましたね。
これが照れというものなのでしょうか。


(レビ)「ねーシュテるん、ボク暇」
(シュ)「貴方は飴でも食べててください」


レヴィには 少しは師匠を見習って欲しいです。




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  【SIDE DEARCHE】
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正常に起動した砕け得ぬ闇。
だが U-Dは我をも敵と見なし 攻撃、
食い止めはしたが この偽者の動きからして 時を置かず復活するであろう。


少女の姿をもって起動したU-D
我ら同様 ヒトの姿をすることなぞ今まで無かった。

今ならば言える。
あれは 我らの盟主であり 我らの仲間であり そして 我の【家族】だ。
今までシュテルやレヴィには手駒と言っていたが
あやつらも含めて 我らはもともと1つの空間に居た。
子烏の言葉を借りて 家族ということに決めた。
我が決めた。 異論は受け付けぬ。
決して子烏や管制人格が羨ましかったわけではないぞ。





家族と決めたからには シュテルやレヴィ同様
U-D(いい加減読みにくいな 代わりの名を考えてやるか)も救ってやらねばなるまい。
そのためにも 不要な欠片は滅していかねばならぬが・・・



(ディ)「よもや我らの欠片までおるとは」
(欠片)「なんだよぉ 居ちゃ悪い?」

レヴィの偽者か やりにくい姿をしおって・・・


(欠片)「決めたんだ 呪縛を壊してボクは空を飛ぶ。
      たとえ王様でも 今のボクは止められないよ」
(ディ)「・・・ほう 欠片にも変化を求める者がおろうとは。
     そしてよもや それがレヴィとか」


己が偽者であり 存在してはいけない者と
自覚し始めている欠片がいくつかあるらしいからな。
こやつも そのひとりか。


(欠片)「王様は 闇の書復活を諦めて無いんだよね」
(ディ)「当然だ。 それが我々の存在理由なのだからな」
(欠片)「ボクは嫌だ。 ボクは自由に生きる。
     あの空のように あの鳥のように」


自由、か
我らとてこの事件が終われば 自由のひとつは得られるじゃろう。
もっとも闇の書の騎士たち同様 昔の罪が残っておるから
完全な自由は いつ手に入るのやら・・・



(欠片)「王様でも邪魔するっていうなら ボクは王様を倒す」
(ディ)「ほざいたな その発言万死に値する。
     やれるものならやってみるがよい」

レヴィの姿をしておるからと甘やかしておった我が馬鹿であった。
こやつは 全力で倒す!!


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  (あと)

個別シーンはわりとシリアスなのに
シュテルの周りだけいい雰囲気な不思議
彼女も根はユーノ君大好きなのはさんなんですね
まさかの三角関係に発展か?


シュテルさんのスペルはこうらしいです
いやぁこれなら別にシュテるんでも問題ないなぁ







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