小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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裏でなのはさんがデストローイ
危険要因の排除から ひとりの少女の救出へと任務は変わり
偶然が重なってその場に居合わせた魔導師・騎士たちは
意気投合したマテリアルと共に動き出した。
方法はいたって簡単
できるだけ強力な魔力ダメージを打ち込み 相手の隙を作り
そこを突いてシステムに割り込みをかける。
少女をシステムから切り離し 不要なものは完全消滅。
偶然そこに飛ばされた者、本来ならその場には居合わせられなかった者
彼女たちにに対するは 完全起動したシステム。
闇の書の防衛プログラム以上の苦戦の末 粘り勝ったのは・・・
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【SIDE ???】
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「・・・捉まえたぞ」
腕の中に こやつの身体をしっかり収める。
(??)「・・・マテリアル-D」
(ディ)「今は ディアーチェと名乗っておる。
無事で何よりだ 我が大切なものよ」
どうやら成功したようだな。
システムの隙を突くのは容易いことではなかったが
あの男にタイミングを合わせさせ 切り離しに成功。
パーソナルデータを我の紫天の書に回収して こやつの躯体を維持しておる。
ほれ さっきまでこやつがおった場所には 暴走の根源たる塊、
子烏どもの言葉を借りれば 真の【闇の書の闇】がおるだろう?
(??)「っ、駄目 放してください。
私は誰にも制御できない壊れた危険な存在。
マテr、ううん ディアーチェたちに
これ以上迷惑はかけたくないの。 だから・・・」
(ディ)「迷惑だと? たわけ、そんなこと微塵も思うたことは無い。
それに 本当に制御できんと思ったか?
お前は今、邪な衝動に駆られておるのか?」
我の言葉を確かめておるのか 自分の手を握っては開く。
我がお前やシュテル、レヴィにウソを言ったことは無かろうに。
(ディ)「分かっただろう?
お前はもう【壊れて】もおらんし 【危険】でもない。
変わった能力は持っておるが ただの少女だ。
代わりに戦う力も残ってはおらぬようだが」
こやつの戦闘能力はU-Dのシステムに依存しておったからな。
そのシステムは我らの後ろで ナノハとやらが中心に異常な破壊力で攻撃されておるが
ま、放っておいて問題なかろう 後ろは見ないことにするか。
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【SIDE SION】
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ディアーチェの策が成り
無事に砕け得ぬ闇の人格部だけを隔離できた。
残った破損プログラムは 闇の書の防衛プログラムとは違い
それ単体では何もできず ただその空間に漂っていた。
そこに防衛プログラム戦でトドメを刺せずもやもやしてたのを思い出したのか
なのはさんが中心になってボカスカと攻撃を叩き込んでいる。
やっぱりあなた 根に持つタイプなんですね。
キリエさんとかゆうかさんとか 一部引き気味になってる人がいるけど
気にしたら負けだと思うんだ。
ついでにディアーチェが別世界に入ってる気がするけど
これも気にしたら駄目な気がする。
破損プログラムが完全消滅したところで
なのはさんはやっとすっきりしたようだ。
(シオ)「全部、終わったのかな」
(クロ)「そう見てもいいだろう。
あぁ、君達が何も悪さをしなければの話だぞ?」
(シュ)「ご心配なく もうその必要は無くなったようですから」
マテリアルたちが捜し求めた【もの】が
王とともにいる【者】だったと思えば 目的は達成されたともいえる。
闇の書復活のため4人を作り上げたシステムも 今はもう無い。
紫天の書がシステムを復旧することも懸念されたが
シュテルの修正パッチには それも考慮に入れられていた。
(フェ)「それじゃ みんなもういい子になったんだね」
(レビ)「失礼な、ボクは最初からいい子だったもん」
(はや)「せやな 結局お菓子食べてるだけやったもんな」
(なの)「それじゃ これからは仲良くなれるよね」
(シュ)「・・・残念ながら」
シュテルの言葉に マメ鉄砲をくらったような顔をする
海鳴の魔法少女とレヴィ。
(ディ)「そこの二人がエグザミア結晶を求めておったであろう。
自らの世界を救うため 元々そのつもりで来たのだ。
こやつ・・・ ユーリの力が必要なのだ 我らも その世界に行く」
そうだった。 フローリアン姉妹の世界は今この時も危機に見舞われている。
エグザミア結晶自体は彼女を構成する主物質だから 彼女から引き剥がせられない。
制御ができるのも 彼女だけ。
(??)「【ユーリ】?」
(ディ)「今考えたお前の名だ 無いと不便だからな」
(キリ)「U-Dから掛けてるわけ 安直すぎない?」
(ディ)「うるさい 我が決めたのだ 異論は受けぬ」
少女のほうは嬉しかったのか あっさり受け入れたようだ。
こうして 海鳴の脅威、ひいては世界の脅威が
またひとつ魔導師たちの手で取り払われた。
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