リリカルフユーチャー 16章-3

レヴィの頭だけ隠れた才能のお話

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　　【SIDE SION】
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小学生には楽しい楽しい夏休み
が、管理局員として就職内定の魔法使い達にそんな暇は無く
あっという間に　どこかの神様が喜ぶ秋が来た。





１０月某日


この日　フェイトさんが山のような資料を抱えて
本局から帰ってきた。


（アリ）「すっごい量ね　なんの資料よ？」
（フェ）「執務官試験の参考資料と過去問題だよ」


管理局高官でも難関役職の　執務官
持っている権限が強いため　試験合格できるのはほんの数％の狭き門。
試験に合格するためには　これくらいの勉強は必須らしい。
これでもクロノ君の選りすぐりらしく
電子化済みの資料をあわせると　途方も無い量になるんだとか。


（はや）「クロノ君でもイッパツ合格できんわけや。
　　　　　で、大丈夫なん？」
（フェ）「うん　たぶん大丈夫　いつもどおり【二人で】がんばるから」




フェイトさんのいう二人、
アルフさんではなく　レヴィを指している。


愛すべき⑨に何を求めるのかと疑問に思った人は鋭い。
確かにレヴィはその類の頭脳だ。

しかしただの⑨ではなかった。
知らないことを知っったがる究極の⑨とは違い
物事は知ってるけど使い方を間違えて覚えてる⑨の類だったのだ。
そんな彼女に頭脳は優秀な部類のフェイトさんが合わさると　サイキョーに見える不思議。


これに気づいたのは　学校のテスト対策で勉強会をやった時。
テキストをヨコから覗いていたレヴィが　日本語の過去問題集の書き取り漢字を
さらりと言い当てたのがきっかけ。
特に漢字絡みの問題にめっぽう強いことが発覚。
使い方を間違えてるので　微妙に読みが違ったり　諺の意味がおかしかったりするけど
シュテルすら驚きを隠せなかったっけ。


フェイトさんとレヴィが　文字通り合わさる（ユニゾン）とどうなるか、
実際にやってみたところ　美由希さん級の日本語問題は軽く完全攻略できる。

もちろん　学校のテストで使ったらズルになるから
マジメなフェイトさんは絶対に使わない。




（シオ）「いっそレヴィも一緒に執務官試験受けちゃったら？」
（なの）「デバイスって執務官になれるのかな・・・」

ちゃんと人格がある融合騎なら大丈夫なんでね？
魔導師ランク試験とかは問題なく通るみたいだし。



元マテリアルの３人は　本局の魔導師ランク試験を受けている。
闇の書事件の後処理で本局にいったときに受けたもので
シュテルとレヴィが限定つき（自己で魔力を用意できない為融合必須）でＡＡ-　
ディアーチェがＡＡＡ+に合格している。
このとき　３人とも二等空士の称号ももらってるのを考えると
融合騎でもがんばれば高官目指せるんじゃなかろうか。

ちなみに彼女たちのオリジナルは
候補生の肩書きが外れて　３人とも空曹扱いの役職にいる。
俺やアリサさん・すずかさんは局入りしてないので　魔導師ランク測定だけやった。

余談だがこの日　ユーノも半ば強引に昇格試験を受けて　ＡＡに合格している。




（すず）「フェイトちゃんたちならイッパツ合格も夢じゃないよ　きっと」
[レビ]「トーゼン　ボクがついてれば間違いなし!!」
（フェ）「えっと　そう簡単にはいかないと思うんだけど・・・
　　　　　でも　がんばる」
（アリ）「そんなに難しいの　どれ、見せて御覧なさい。
　　　　　ミッド語くらい簡単に読めるから」

綴りがアメリカ英語に似てて　アルファベッドの書き方が違うくらいの差しかないから
ほぼ母国語のアリサさんには次元世界の壁なんて無かった。



このあと　適当にさらった問題を
アリサさんがことごとく解いて　また別の騒動になるんだけど
まったくの余談。




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　　（あと）


日常の風景その３


レヴィの隠された頭脳
使う技名が全部漢字なのをこう解釈した次第
ユニゾン中は　フェイトさんの日本語力がアップします

このあと執務官試験がどうなったかは
リリなの原作をご存知の方はお分かりでしょう


アリサちゃんの余談はオマケ中のオマケ