小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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自分のことは 自分が1番よく知っている
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その日 翠屋は営業どころじゃなくなった。
ただ、魔法関係者である俺らはともかく
一般人かつ管理外世界の大人をほいほい局に招けるほどリンディさんも偉くは無い。
無理を言って両親だけという許可が出たのが次の日と言う有様だった。
学校がある魔法少女組と俺は 局にいても仕方ないので海鳴に戻った。
上層部が殺伐としてる中 他任務へも影響が出て
任務が回ってこないヴォルケンリッターが手を余すほどの事態になっている。
唯一、医務局勤めのシャマルさんは 戦争真っ只中だが。
もちろん 授業なんて受けてても全く頭に入らなかった。
放課後 すぐに本局に赴く。
医務局に やっと面会できた士郎さんたちがいた。
「もう二度とあんな姿は見ないと思っていた」 とは桃子さん談
曰く、士郎さんが昔危ない仕事をしてて 包帯男になったことがあるらしい。
今、なのはさんはそんな状態なのだ。
何も出来ない自分たちの なんと無力なことか・・・
診断結果は昨晩の内に出ていた。
外傷は広いが傷は浅く 肉体的にはそう問題は無いが
リンカーコア周辺の 魔法行使に関わる器官に重い損傷があるらしい。
今回できた傷ではない。 長らく無理をした結果 今回の事件が引き金でできたものだ。
魔法行使も難しくなるだろう
最悪 もう飛べないかもしれない
残酷な診断結果だった とだけ言っておく。
本局にある 数ある休憩所の一角で
俺らは葬式のような雰囲気をかもしだしていた。
(すず)「飛べなくなる って・・・
ウソだよね なのはちゃん、あんなに楽しそうだったのに」
(フェ)「まだ決まったわけじゃない けど・・・」
[ディ]「ま、当然の結果ともいえるだろうな」
(はや)「王様がクチ悪いのは今更やけど空気考えや(怒」
はやてさんの本気のウメボシを初めて見た瞬間だったが
この際そんなことはどうでもいい。
(アリ)「問題は『なのはに』なんて言えばいいのかよ」
本人にこれは 死刑宣告に近い発言だ。
自分の居場所を抹消されるも同じなのだ。
管理局員としては問題ない。 実際魔力を持たない要職の局員もいる。
だが なのはさんは【戦技教導官】として それも実技方面の道を目指して局入りしたのだ。
魔法行使できなければ 意味が無い。
[シュ]「言えばいいじゃないですか 何か問題がありますか?」
むしろ問題しかないと思うんだが・・・
(アリ)「少しは考えて言いなさいよ。
なのはの夢や希望が砕けそうなのよ。
アナタも元はなのはなんだから それくらい分かるでしょ」
[シュ]「ええ そのとおりです。
だからこそ 取り越し苦労だといいたいのです。
決めたことには頑固一徹のナノハがこれくらいで
夢を諦めると思いますか? 答えは否」
それは なのはさんをオリジナルに持つシュテルだからこそ説得力があった。
確かになのはさんは 自分で決めたことはそうやすやすと曲げることはない。
特に今回のように 確実に無理というわけじゃない状況ならなおさらだ。
最悪の恐れもあれば リハビリで治る可能性もある。
治癒の可能性が1%無くても ゼロでなければ諦めない。
(フェ)「駄目だねわたしたち なのはのこと、まだまだ分かってあげられてない」
(はや)「せやな こんなことで折れるなのはちゃんじゃなかったわな」
(すず)「私たちは 私たちのできることをしよう。
がんばって復帰できるように応援したり・・・」
[ディ]「休養も取らせよ 全く誰かが見ておらぬと危なくて仕方ないわ」
[シュ]「同じ失敗を二度も繰り返すナノハではありませんよ 大丈夫です」
だといいんだけどねぇ・・・
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きっと辛いリハビリの道を選ぶなのはさんを
全力全開で応援してあげよう ということで
今回はお開きになった。
お開きになったまではよかったんだけど
(アリ)「・・・ねぇ 話は変わるんだけど」
(シオ)「どしたの?」
(アリ)「さっきから気になってたんだけど あれ迷子よね」
あれ、と指す先には
涙目で彷徨う青髪の少女が・・・
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(あと)
なのはさんが既に教導隊入りしてます
正史では2年後ですが シュテル効果?
冷徹のマシンガントークに定評がある そのシュテル
作者も気づかないうちになずなさんの無双設定を引き継いでる模様
そして突然登場した少女
実はこのタイミングで彼女が出るのは2度目
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