リリカルフユーチャー 17章-5

当時はそれはもう荒れてたんでしょう
本人がそう言ってるくらいですからねぇ

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　　【SIDE SION】
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新暦69年　夏


中学生になって最初の夏休みがやってきた。





中学から男女別になる聖祥は
休み時間を除き　学校中に全員が揃うことは無い。
ゆえに　長期休暇は長時間揃う貴重な期間だった。

とはいえ　管理局組には向こうの任務もあるわけで
偶然【全員】揃うのは　かなり希だったりする。
なのはさん・フェイトさん・はやてさんがＳランク取得後
長期任務がまわってくることもあるので　なおさらだ。
学業に支障が出ない程度　とはなってるものの　プライベートは別なのだ。






（フェ）『・・・って訳で　ごめん　ほんとうにごめんね』
（アリ）「いや、仕方ないわよね　それじゃあ・・・」
（すず）「うん　仕方ないと思うよ　気にしないで」



今日は　揃うと思ったらフェイトさんが急に来れなくなった。
ある任務中に　任務とは関係ないところで少年を拾ったらしい。
ところが、ただの少年じゃなかったのだ。




【プロジェクトＦ】


ごく数年前のことなのに　えらく懐かしい単語
少年も　ソレが関係しているらしい。
フェイトさんが隅におけるわけがなかった。

少年は　人間不信になっていた。
局の施設でも手を焼いていて　フェイトさんが直接なんとかしたそうだが
そのせいで今日は海鳴にもどってこれないらしい。


通信映像のすみっこに　カメラからはみ出して切れてるレヴィと
少年のものらしき手が映っていた。
人間不信は治ってないのか　顔を出すのを嫌がっている。
あの様子だと　あの場を離れるのに数日はかかりそうだった。




（フェ）『ほんとうにごめん　手が空いたらすぐ連絡するね』
（なの）「そのときは　その子も一緒だと嬉しいな」
（はや）「せやな　その様子だと離れそうに無いやろし
　　　　　わたしらのほうから行ってもええな」
（フェ）『それは・・・　　この子次第かな　できればいいけど』

今は難しいんじゃないかなぁ。






フェイトさんの通信が切れ　つかの間　静かになった。
この日　ユーノ君の司書長就任祝いを行おうという話だったのだけど
ひとり忙しい中　自分たちだけで楽しんでいいものかと考えてしまう。
おそらくユーノ君を含め　この場にいる全員がそう思っている。



（はや）「フェイトちゃん、結婚の前に子供が出来てしまうんやなかろか」
（アリ）「ちょ、それはさすがに不謹慎・・・」

場を和ませようとしたら失敗したか関西人。



そしてまさか　それが本当になるとは
このとき誰が予想したか・・・





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　　（あと）


やさくれたエリオ君がログインしました
ユーノ君が司書長に昇格しました


エリオ君のセリフが無いのは仕様
実際、公式の状態で会話するとも思えませんしネェ
きｔっとレヴィが彼の心をほぐしてくれるでしょう
あれ、レヴィのほうに息子フラグが？　　（ありません






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