小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
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あ、25日更新しそびれてる!?
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【SIDE ROAR(SION)】
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炎は臨海空港はおろか 周辺施設もろとも焼き払っていた。
初動の局員と後方支援 主にはやてさんがあらかた消火していたので
これでも被害は少なかったほうだ。
肝心の首都航空隊は 大方の目処がついた頃に到着
動きの鈍さが現場の空気を悪くしていたのは言うまでも無い。
しかも そんな空気に慣れたように航空隊局員は事務的に火災処理をしていた。
そう 動きが鈍いのはいつものことなのだ。
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そして 激動の一夜が明けた。
八神家新居(お引越し作業中につき海鳴の家と併用)に泊まる予定だったが
全員とても帰る気力は残っておらず
ある局員(ゲンヤさんと思われる)の好意で 近くのホテルにチェックインしていた。
作業中のヴォルケンズにはまかせっきりにして悪いことをしたなぁ。
朝のテレビニュースも空港火災一色だった。
ただ、その情報には全般的に管理局の息がかかっていた。
首都航空隊の活躍(?)ばかりが映像に採用されている。
(アリ)「ま、だろうとは思っていたけれど」
(なの)「陸と海の隔たりがあるから 私たちのことは表に出せないんだよ。
本土に海の部隊が無いわけじゃないけど 大半の管轄は陸だし」
[レビ]「でも、ボクらが居なかったらもっと大変なことになってたんだぞ」
(リン)「海の魔導師の活躍を表ざたにしたくないんですよ。
本局直轄の魔導師ともなれば なおさら・・・」
(はや)「問題はそこや そこでなんやけど」
待ってましたとばかりに はやてさんが相談を持ちかけてくる。
特別捜査官として積んだ経験と
中隊指揮権限(この春に正式交付された)を持つはやてさん。
彼女は 今回のような急務や犯罪捜査に即座に対応できる
部隊の設立を当面の目標にしていた。
災害だけでなく 凶悪な事件に対してでさえも 地上の部隊は行動が遅い。
己の身の危険が及べば別だろうけれど 上層部は頭が固い、
そして末端への指示がなかなか進まない、
現場の局員は迅速な対応をしていても 解決までに時間がかかる。
その間に犯罪者に次の手を打つ時間を与えてしまいかねないだろうし。
相談とは そういう部隊を設立する時に参加してくれないだろうか というものだった。
ええ、答えなんて1つしかないでしょう。
(なの)「そういうお誘いは大歓迎なの」
[シュ]「むしろ誘ってくれなかったら怒ります」
(すず)「私たちも出来る限り手伝うよ」
(はや)「・・・うん ごめん ありがとな」
このときの はやてさんの涙の意味は分からなかった。
俺らが反対するとでも思ってたのだろうか? ないなぁ・・・
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(あと)
ちょっとした後日談(1夜しか経ってないけど)
原作より3人+5機(含リミティ)ほど多いから
誰がどの台詞を言うか若干悩みました
もすこし空白期編続きます
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