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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ツイッターで暑い溶けると散々つぶやいてますが
今年も異常気温ですね
クーラーなんてもん家にありませんし 蝦夷っ子なので


新章突入  別命・在住組救済章
空白期最終章になります
先述のとおり リリフユはこの章終了時まで更新します








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  【SIDE SION】
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新暦74年


海鳴に残ったメンバーの 聖祥高校最後の夏休み、
フェイトさんの誘いで 二泊三日の小旅行としてミッドにやってきた。

わりとホイホイ次元移動できる身分になっているお嬢様ズや俺らは
首都や都市部には何度も来たことがある。
が、今回の目的地は郊外の自然が多く残る地区 らしい。
緑あふれる景色やおいしいものは全員興味アリ。
ちょっと楽しみである。





高級っぽい車(なんとフェイトさんの自家用らしい)に乗って
クラナガン中心部から市街へと移動する。


(アリ)「で、そろそろ聞かせてくれるのかしら」
(フェ)「えっ?」
(アリ)「私たちを誘った理由と目的地よ」


実は地球組は 旅行の目的地を詳しく聞かされてない。
さながら某北のバス芸人のようである。
ただの友人付き合いならば ミッドでなくてもいいわけだし
フェイトさんがわざわざ休暇をあわせなくても お嬢様ズは大学進学が決まってて暇をもてあましてるし
俺は適当なバイト(翠屋)をしつつ 来年試験稼動の新部隊設立準備(参加しないのに強制作業なんだぜ・・・)なので
今年に限ってはわりと暇なのだ。


(フェ)「うん みんなに会わせたい子がいるんだ」
(すず)「それじゃ その子の都合にあわせたってことなんだね」
(フェ)「ごめんね 無理言って」
(アリ)「別に日程は問題ないわ ただそういう大事なことは言いなさいよ」
(すず)「それで結局何処に向かってるの?」
[レビ]「あれ、言ってなかったっけ 郊外にある自然いっぱいの気持ちいいところだぞ」
(シオ)「いやあのね 郊外って言ったって・・・」

この車が向かってる先って ミッド港湾地区と一般次元港しかないんですけど・・・




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レヴィに してやられた。


まさか【ミッドの郊外】じゃなく 【管理世界の郊外】だったとは・・・



港でリインと合流 アルフは子守で参加断念 残念である。
一行はさらに旅客次元航行船に揺られ
その目的地に到着したのは3時間後、
なにも聞かされず気も準備してなかったから 軽く酔った・・・






軽く地獄を見つつ 着いたところは 管理世界のひとつ
ミッドチルダを1として見つかった順につけられる管理番号は 61

次元世界自体が 近代文明の波に飲まれていないところが多く
また、自然が保護されることになっている世界、
野生の 特に他の次元では希少となった生物も多く暮らす土地柄
対人よりも 密漁などの動植物被害が多く発生している。
この世界での管理局の役割は 密漁犯罪者の取締りと自然保護だ。
一般的な管理世界での仕事より危険性は薄い。
後者は他に 民間団体なんかも参加してる。




そんな世界と本局次元航行部隊のフェイトさんとのつながりは
ひとえに 一人の少女にあった。

2年前 フェイトさんに保護された
他称フェイトさんのかわいい娘さんこと キャロだ。
表情を失っていた彼女もいい笑顔を出すようになり
本人希望で現在この世界の自然保護隊に所属している。

海鳴組は全員 アルフ所蔵の記録映像で見せてもらったことはあれど
キャロ本人と顔を合わせたことは無い
どうやらフェイトさんは良い人生経験として
見知らぬ俺らとあわせようとしてるようだ。








この世界の次元港の周辺はさすがに街があったが
小さな街を抜けると そこはもう大自然が地平線の先まで広がる
さながらアフリカのような場所に 俺らは立っていた。


(アリ)「自然いっぱい、ね・・・
    間違ってはいないけど ここまでとは思って無かったわ」
(リン)「永く生きている私も ここまで人工物が無い世界はあまり見ない」
(すず)「どこを見ても木だよね  あ、あの鳥かわいい」
(??)「絶滅危惧種の鳥ですね。
     あの子に限らず ここは珍しい動物が多く 密漁なんかも多くて・・・
     そういう犯罪者から動物を守るため 管理局部隊が駐留してます」



答えが後ろから返ってくるとは思わず ドキッとした。
アリサさんあたりは心臓が飛び出る勢いで
はたから見てもあぁこれはドキッとしてるんだなぁというリアクションが。




「初めまして というのも変でしょうか。
 何度かお写真で拝見してます わたし、キャロともうします。
 そろそろいらっしゃるかと思い お待ちしておりました」


件の少女が とても年下とは思えない凜とした態度で
そう話しかけてきた。




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   (あと)


キャロが丁寧語なのは年上かつお客様相手だから
初対面でさすがに素は出しません フェイトさんの教育は万全


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