リリカルフユーチャー 19章-4

今更ながら
お嬢様ズが素敵に無敵すぎる件

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大人数で現れた犯罪者
いくつかのグループがあり　役割が決まってるらしく
戦闘役が陽動として対張り　その間に猟師が目的の動物を確保
後方に待機する支援の手を借りて脱出する手はずらしい
広範囲で一斉にのろしを上げることで　管理局側の手を分散させる気のようだ

管理局側は彼らの計画通り　グループごとに各個撃破に出る
ただひとつ　彼らにとって誤算だったのは　いつもの自然保護隊に混じり
偶然居合わせた本局の【雷神】と　彼女に匹敵する敏腕魔導師が参加してたことだろう
運のない犯罪者達である





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　　【SIDE CARO】
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私の脳裏には　凄い　としいう言葉しか出てこなかった。

フェイトさんのご友人さんたちが手助けしてくれると聞いて
申し訳ない気持ちと一緒に　正直不安があった。
理由は　その人たちが管理外世界の住人だから。


今は　そう考えてしまった自分が情けない。





（アリ）「あれで最後ね　トライ、キメるわよ」
[ＴＲ]『【ハイドラブラスター エクステンション】　ファイエル!!』


アリサさんの高圧高速の水龍が陽動担当最後のひとりを襲う。
水だから　まわりの自然には影響は薄い。
私がフリードで同じことをやったら　木が少なくとも３本は焼け折れる。




(リン)「ひとつ覚えの奇襲が通ると思ってか？」
(シオ)「悪いな　ここを通すわけにはいかないんでね」


迎撃を察知して　向こうも反撃してくる。
その中には戦力に入らない　こちらの後方支援や指揮系統を見つけ
内部瓦解を目的に攻撃してくる人もいる。
シオンさんやリインさんが防衛ラインとして　そんな人たちをせき止めてくれている。





(フェ)『こちらフェイト　後方部隊は押さえたよ』
(シオ)『後処理　よろしくっ♪』
(すず)「うん　二人ともご苦労様」


そして高機動のフェイトさんは
逆襲を想定してない後方支援担当を簡単に取り押さえた。
これは今　私のとなりにいるすずかさん立案の作戦。


(すず)「聞いたとおりだから　本部に連絡おねがいね」
(キャ)「は、はい　　指揮、うまいんですね」
(すず)「みんな得手不得手がはっきりしてるぶん　不得手なところの指示がアレだから
　　　　どのレンジもだいたいできる私が指示してたほうがうまくいくんだよね。
　　　　昔からだから　みんなの癖とかも知ってるし」


すずかさんは　観察力にも長けてるのかな。
私自身がほとんど戦力にならないから　支援や指示の側に立つことが多いんだけど
ここまでみんなを機能的に動かすことはできない・・・




フェイトさんのご友人がたに　管理局の勧誘が煩いって話も聞いたけど
これは勧誘が無いほうがおかしいと思う。
正直　私たち自然保護隊より戦力は格上。
ミッド地上部隊に匹敵するんじゃないのかな？


(キャ)「何も出来ず　足手まといなのは私のほうです」
(すず)「そんなことないよ
　　　　土地勘と動物たちの習性を知ってるキャロちゃんがいるから
　　　　私たちは全力で動けるだけで・・・」
(キャ)「逆に言えば　私にはそれしかありません
　　　　フリードがいるから戦力に数えられるだけで　私個人は非力です」


そして　今のままじゃいつまでたっても足手まといです。
里を追われた頃と　なにも変ってません。　　このままじゃ駄目なんです。




・・・決めました　　やっぱり【あのお話】　受けてみます。
自分の未来だもの　自分の手で変えていかないと。






私がひとつ決心してる間に
私たちが受け持ってたグループは全員逮捕されてました。
ううっ　皆さん凄すぎです。　　ファンになっちゃいそうです。





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　　（あと）


珍しくシオン君以外の視点
あのお話　の正体は次回明かされます

毎度ながら原作台詞は
場所を選べばわりと便利

戦闘も　支援も　指揮すらこなせるすずかさん
一人で何役こなせられるんでしょうねぇ？



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