リリカルフユーチャー 19章-2

こうやって丁寧で素直な子として書いてますけど
数年後には素が表に出るんですよ
女性って不思議ですよね

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　　【SIDE SION】
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地区担当の自然保護隊の大型車に乗って　部隊舎へと移動する。
周囲は野原に小さな林　どこを見ても緑が生い茂った　自然の楽園
地球でもそうそうない光景だ。



地球でもない光景といえば
桃髪の少女　キャロに寄り添う小さな生物もまず見ないだろう。

なんと竜である。
ファンタジーな現実に慣れた俺らでも　竜が出てくるとは思ってなかった。



キャロ・ル・ルシエ

とある世界の少数民族出身
その民族が【竜使い】の民だそうなので　常に一緒にいるのが普通らしい。
最も　彼女自身の力が強すぎたために　現在は故郷を追われている。


ここまでは以前フェイトさんから聞いている。
立ち直った彼女自身も今は気にしていないらしい。




（すず）「でもさ　いくら民族を護るためだからって
　　　　　追い出すこともないよね」
（アリ）「全くよね　ひどい話だわ」
（キャ）「でもそのおかげで　今こうやって皆さんにお会いできるわけですし
　　　　　わたしが力を制御できるようなったら　里帰りもできますので」
（アリ）「・・・アンタ肝据わってるわ　ほんとに９歳？」


最近の９歳児って凄いね。
そういえばなのはさんや俺らが魔法に出会ったのも９歳でしたね。
ちょっと親近感。







隊舎に到着。
キャロは残している仕事があるらしく一旦離脱
就業年齢が低いミッドでは　９歳でも立派な社会人なのだ。
華の学生生活に勤しむ俺らはちょっと反省。



（シオ）「でも　よかったよね」
（フェ）「うん？」
（シオ）「彼女、最初はどうなるかと思ったけど　すっかり立ち直って」
（すず）「フェイトちゃんたちのおかげだね」
（フェ）「そ、そんなことないよ　キャロが立派だからだよ　きっと」


こう見えて心配性で面倒見がいいお母さんをやってるフェイトさん。
もうひとり　少しやさくれてた多称息子さんのほうも　今年正式な管理局員になるし。


（フェ）「わたしはただ　昔のわたしみたいにはなって欲しくないと思ってるだけ。
　　　　　多くの子供たちに　できる限り幸せに育って欲しいだけなんだ」
（アリ）「アンタだって十分幸せでしょう　今も昔も　もちろんこれからもよ」
（フェ）「そ、そうだね　ごめん」


改めて　この執務官の幸せについて議論する必要があるかも？







（リン）「しかし　のどかな所ですね　平和そのものです」
[レビ]「ボクもここ好き　めいっぱいカラダ動かせられるし」


おいおいそんなこと言うと・・・






ほれみろ　隊舎の奥のほうがさわがしくなってきた。


（シオ）「フラグ回収乙」
[レビ]「なにそれ　おいしいもの？」


食えないもの　かなぁ？



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　　　（あと）

展開的にはおいしいものです






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