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ミッドチルダフォントを導入してみました。
(小説には使いませんが)

そして思いついたこんな展開をどうぞ。









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<67年 3月 管理局武装隊第4陸士訓練校>




卒業を目と鼻の先に控え そろそろ進路の話が終局を迎えてます。
同期の子は超エリートから卒業して大丈夫なのか不安になる子までいますけど
だいたい局の各方面に進路を決めちゃってます。

ボク? 実は今、そのことで進路室に呼ばれてるんです。





「・・・で これですか」
「ああ またとないチャンスだと思うが どうかね」
「そりゃ2度もあるとは思えないですけど・・・」


ボクの手にある書類 スカウトを通知するものなんだけど
発行元が【ミッドチルダ地上本部】になってるのがミソ。
つまり 引き抜かれないかと誘ってるのだ。
はくとを含めて二人分 高ランク魔道師の公式引き抜き文章です。

「一応聞きたいんですけど これ、上層部公認なんでしょうか」
「ああ というより今や地上本部を掌握していると言っても過言じゃない
首都防衛隊レジアス一佐から直接のオファーだそうだ」
ヒゲかぁ!!
どうやら"あの噂"はしっかり陸にも届いてたようです・・・



配属予定の部署はミッドチルダ北部に隊舎を置く第836航空武装隊。
 "りく" というよりは "そら" だね 空戦できるからだろうけど。
引き抜きによほど力を入れてるのか 准空尉からのスタートだとか。

航空隊というと本局所属のところが多いんだけど
地上本部持ちの部隊もあったりする。
3桁番号の部隊がそうなんだけど そのなかの一つらしい。
本局も地上も 自力で入隊するにはかなりの難関部署として知られている。
確かティアナがここ落ちて陸戦になったんだよね。











<次の日 12:30 海鳴市聖祥小学校屋上>




 "検討のうえ数日中に返答されたし" ということで
とりあえずみんなに相談することにした。





「よく分からないけど 凄いところなんでしょう。
そんなところからスカウトされるなんて誇りに思っていいんじゃない?」
「あのねぇ 確かに凄いところだけどそんなに単純じゃないんだよ」
「せやなぁ 公式文章での引き抜きゆうのが悩みどころか」

昼食を食べながらの会話
仲良し6人組のうち4人集まりました。
残念ながらなの姉さんはスクランブルで居ません。
フェイトもアースラの任務で朝から居ない模様。



「しっかしコレを蹴るってのも相当な冒険よ」
アリちゃんが書類(のコピー 原文は学校においてきた)をひらひらさせながら言う。
彼女、英語が母国語で 同じ綴りのミッド語も読めるらしい
曰く アルファベットの形の違いだけよ だそうな。

「そうだよね 断ったら断ったで 将来大変な目にあうかもだし」
と答えるのはすずちゃん。
彼女は読めないけどアリちゃんがなんて書いてあるか翻訳してる。

「そこなんだよねぇ あのヒゲ怒らせたら何があるかわからないんだよねぇ」
「ヒゲってそれもまた凄い表現やな」
「顔みれば判るよ ヒゲで十分だって」
しかも裏でいろいろ危険なところにつながってるんだよ あのおっちゃんは。








<同日 15:30 ハラオウン家>




「そっかぁ 公式文章とは考えたわね」

本日非番ということで リンディさんにも相談しに来た。
リンディさんは去年の暮れから本局総務統括官として内勤勤務してるので
アースラがどこに居ようが基本的に本局かここに居るんだよね。


「いやぁ あのヒゲは一体何を考えてんだろう」
「・・・その呼び方はあまり人目につかないところでね。
そうねぇ あの人の性格からすると『危険物を監視下に置きたい』のか
『いっそのこと内部に取り込んでしまおう』とかじゃないかしら」
どっちもありうるなぁ。




「それで アリスさんはどうしたいの?」
「へっ?」
そう還されるのは予想外でした。
ボクはそれをどうするか相談しに来てるんですけど・・・


「そうね・・・ 質問の仕方を変えましょうか。
アリスさんは管理局で何をどうしたいのかしらね」
「というと?」
「本局も地上本部も 時空管理局には変わりないわ。
確かに地球からは遠くなるし わたしとしても本局に居て欲しいけれど
結局はあなた次第じゃないかしら」

確かにそうだ。
縄張りが違うだけで どちらも時空管理局には間違いない。
どちらに配属されても 結局はボク次第ってこと。
リンディさんはさすがだなぁ・・・








<数日後 ミッドチルダ>




「本当に それでいいんだね」
「はい よろしくお願いします」

ボクはスカウトを受けることにした。
結局のところ どこに配属されても自分の仕事をこなしていけばいい。
ボクはボクなりに自分の時間をもてれば満足なのだ。
幸い 本局技術部とのつながりが欲しいのか 司書資格のせいなのか
そのへんは妥協してくれるというのが嬉しいよね。




その日 そのまま836隊の隊舎に下見を兼ねてご挨拶に行った。
この部隊 おもな任務は周辺の航空警護と
近くにある空港の誘導管制 ようは空港の警備に近いものだった。
警護対象になるのはミッドチルダ臨海空港の6番から10番。




あれ 今更だけど 嫌な予感しかしないよ・・・





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あとがき



主人公の職場が決まるお話
最後の文を見ればこの先どうなるか分かる人はもう分かってると思うけど。



久々にアリサ・すずか・リンディさん登場。
特にアリサちゃんはすごいバイリンガルっぷりw
いいなぁ そのままミッド送りってのも手かなぁ 検討しとこう。



レジアスのおっちゃんが一等陸佐なのは3話のゲンヤさんたちと同じ理由です。
またアルフの前線引退は71年なのでまだ先の話です。


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