小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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最近は「けんぷファー」を見てるんですが
クロウサギが間違えてヴィータの台本持ったなのはさんにしか聞こえないのは
私だけではないはずw
おまたせしました
旅行で少し間が開きましたが更新を再開します。
クロウサギが間違えてヴィータの台本持ったなのはさんにしか聞こえないのは
私だけではないはずw
おまたせしました
旅行で少し間が開きましたが更新を再開します。
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<67年 5月16日 ミッドチルダ臨海第7空港>
「そこの男止まれぇー!!」
って言って止まるアホは居ないか。
やばそうなブツを持って空港の検査にひっかかった男を追跡中なのです。
こいつが居なかったら今頃お仕事上がって一息つけてたのにコノヤロウ。
先輩たちも2,3人一緒に追って来てたんだけど
相手が早いのなんの 追いつけるのボクだけっぽい。
「仕方ない 武力行使させてもらうからねっ」
『 ランサーセット 』
グラムの掛け声と共に青紫色のランサーが十数個現れる。
フェイトのフォトンランサーを自己流アレンジしたもの。
「スターランサー、ファイエル!!」
直射型のランサー 早いけど避けられたらそれで終わり。
あいにくフェイトみたいに方向転換はまだできない。
数発男にかすめたけど 決定打にはなってないか・・・
「避けられるかぁ それじゃこうするとどうかな?」
『 ルインレイザー ワイドシフト 』
砲撃魔法ルインレイザー
ディンスレイフじゃ届かないだろうからこっちを選択。
でも ただの砲撃と見てかかると痛い目見ます。
広域攻撃補正をかけてあって
本来直進するレイザーは ボクの視界100度くらいに広がっていくんですね。
そんな砲撃ですから正面にいたら逃げ場なんてありません。
レイザーは男に直撃 ぐわぐわと魔力を削いでいきます。
逃げる余力も残さず削いであげました。 少しグッタリした逃亡犯。
「危険物持込の容疑で あなたの身柄を拘束させていただきます」
そんな絶対的不利な中 男はにやけ顔だった。
「そうそう掴まる気は無いって顔ですね。
え? バインドブレイクがお得意 そうですか。 それはまた面倒な特技ですね」
と言うと 男は軽く声に出しながら笑い出す。
「誰がバインド使うっていいました?w」
えっ!? となった男。
そうですよね 身柄拘束っていったらバインドですもんね。
でもボク バインドよりもっと効率いい方法使うんです ごめんなさいね。
「夜天の聖騎士の名において 貴方の力、預からせていただきます!!」
『 Sammlung 』
今度はミルフィーが答え、男のリンカーコアを蒐集し始める。
こうやるとバインドより効率的に無力化できるんですよね。
別に身体的拘束はしないですよ 魔力を抑えさせていただきますから。
男は苦しがってる。 そうですよね予想外ですし体験したことないでしょうし。
7割がたリンカーコアを吸い出した。
「お預かりしたものは 罪を償った後で返してあげますからね」
ぐったりした男にさらにさらにレストフォグをかけて 拘束完了。
「アリス准尉、お疲れさん」
「あー先輩 ありがとうございます」
やっと追いついてきた先輩がたにグッタリ男を引き渡す。
「すまんなぁ俺らが手間取っちまって。
お前さん、何も無きゃ今頃高町三尉のところだったんだろ?」
「まぁ 姉さんなら分かってくれますから。
ということで アリス・S・T准空尉、そのまま上がらせていただきますので」
「ああ、コイツと後のことは任せとけや」
先輩に敬礼し そのままその場から消えた。
瞬間次元転移を駆使し 病院に着いたのは5分後。
制服のままだけど まぁいっか。
「なの姉さん ボクだよ」
ドアをノックして反応を待つ。 すぐ通された。
おっと めずらしく姉さんひとりだ。 フェイトが居ない。
クイントさんは検査かな? ベッドに札が出ている。
「おかえりありす 今日は遅かったね」
「いやぁかくかくしかじかでね」
「そっかぁ 犯罪者はこっちの都合じゃ動いてくれないもんね」
「ごもっとも」
二人で微笑。
怪我のほうはだいぶ良くなったなの姉さん。
リンカーコアの破損はそれほど深刻な症状を出さなかったみたい。
でもしばらくは魔法使うと痛みが出るらしく
先週からはそのあたりのリハビリが始まっている。
「はぁ・・・ 早く職場に戻りたい・・・」
「また始まったよ。 休めるときに休みなさいって」
「だってさぁ・・・」
「そうやって無理して休まないからこうなったんでしょ。
ボクは2度目はイヤだからね ああやって家族が集まるの」
お母さんや兄さん姉さんは3度目になるんだからもっとイヤだろうし。
なんだかんだ言って なの姉さんは「魔法依存症」状態なんだと思う。
好きなのは分かるけど やりすぎは禁物だよ。
今回のことで 身にしみて分かっただろうけどね。
さすがになの姉さん自身もイヤらしく
この事件以降は無理という無理はしなくなったのが せめてもの救いか・・・
<67年 5月20日 海鳴大学病院>
その日、なの姉さんの病室は重苦しい雰囲気に包まれていた。
そこに居たのは主であるなの姉さん ボク、はくと、フェイトの4人。
クイントさんは今日も居ない。
[試験結果のお知らせ] という封筒を手に
フェイトが世界の終わりを見たような顔になっている。
「・・・あえて聞いていい?」
「なら、聞かないで・・・」
落ちたな 確実に落ちたなこれは・・・
「ごめんねフェイトちゃん わたしがこんなふうになっちゃったから・・・」
「ううん なのはのせいじゃない 勉強してなかったわたしが悪いんだ。
せめて睡眠時間を削ってでもやっておくべきだった」
「いやその発言危険なフラグしか立たないよ」
「ふぇとちゃん ファイトだよ こんどがんばればいいんだよ」
はくと必死のフォロー 今度って1年後だよね・・・
<67年 6月12日 海鳴大学病院>
「よし これならどう?」
「えぇーそこ? ちょっとまってよぉ」
「まったナシですよ」
「うわぁぁ また負けた・・・」
ボクの2勝184敗 orz
ナカジマさんとこのギンガさん すっごいチェス強いんです。
何故か似てる将棋は弱いんだけど。
「ギンガちゃん頭脳プレーとか得意だもんね」
「はいっ がんばって勉強してお母さんみたいになりたくて・・・」
後ろで名指しされた本人照れてるよ。
「スバルちゃんも やっぱり同じ?」
「え? えっと・・・ わかんない」
「そっか まだ難しいか」
「8歳の春に同じ状態だった姉さんが何をいいますかw」
「そ、そうだね うん・・・」
うちのなの姉さんは魔法と出会わなかったら将来どうなってたんでしょうね?
<67年 6月25日 本局無限書庫>
「・・・それは魔法との出会いのキッカケになった僕へのあてつけかい?」
「そうじゃないけどさ どうなるんだろなぁって思って」
ユーノの手伝いで無限書庫課に出向してきました。
ここには何故か自由に出向できるんだよねボク。
たぶん本部で使いたいときのコネにされるんだろうけど。
「そうだなぁ 普通に考えたら翠屋の跡継ぎじゃない?」
「君は姉さんの料理の腕を知らないからそれを言えるのさ」
驚くなかれ シャマルさんに匹敵するのだ。
だから以前翠屋の手伝いをしてたときもウェイトレスか皿洗いしかしてない。
させてもらえなかったとも言う。
最近はだいぶ改善したんだけどね。
せめて3期が始まるまでに人並みにはしてあげないと
後日談の聖王様涙目だよ。
そういえばユーノって3期はほとんど出番ないんだよね。
「え、何? なんなのその哀れみに満ちた目」
「気にしないでユーノ、君は我が道を進めばいいんだよ」
「ええっ なにその意味深な発言 アリス君は何を考えてるの? ねぇー」
ボクにできることは生温く見守ってやることだけだから ね。
がんばってスクライアいちの出世頭になるんだよ。
とまぁいつのまにかユーノの将来に哀れみをもって接してやったんだけど
後々この行為は全くの無駄になることを このときのボクはまだ知らなかった。
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あとがき
8章は事故から空白期終了までを予定してますんで
こんなホノボノグダグダでお送りします。
前半主人公のお仕事風景 後半おひさしぶりの日記風
比較的平和的に蒐集使ってるでしょう。
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