小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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昨晩やっとできたのを上げようと思ったら
メンテで弾かれたりとか・・・
空白期 中盤戦突入です。
メンテで弾かれたりとか・・・
空白期 中盤戦突入です。
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<トリプルパーティの次の日 第4陸士訓練校>
そのときボクは自室で転属準備をしていたのでした。
訓練生とはいえ一応管理局員扱いになるそうで。
なので卒業後に配属する部署へ向かうのも転属になるだそうです。
そして 予想通りというかやっぱりかというか
このあとすぐにあの知らせを聞くことになるんですね。
ええ、わかってましたとも。
【空のエース 高町なのは 落ちる】
『・・・すまない 僕たちが一緒にいながら』
「いや、どうにもならなかったんでしょう 自分だけ責任しょっちゃダメだよ」
『・・・それでも すまない』
モニターの先にいるのはクロノ
聞けば後方支援として本局の航行隊数艦、アースラスタッフも参加してたらしい。
フェイトだけは試験勉強で一時的とはいえ船を降りてたのがまだ救いか。
あの状況、見るに耐えないもんね。
施設捜索も失敗に終わり 高機動部隊(さっき聞いたらゼスト隊だったそうな)は壊滅、
支援に入っていた武装隊5師団のうち2師団が完全に戦闘不能
1師団が数名を除きMIA(未確認だが死亡と判断)
残り2師団も戦意も備蓄も底を突き 撤退せざるを得ない状況だったという。
「それで姉さんは? 本局の医療センター?」
『いや、あそこは今頃野戦病院と化してるだろうな。
怪我人だけで数百人を数える規模の損害だ。 なのはより重いやつも多い』
「地上本部は?」
『あっちは残った士官が殺到して転送装置を壊したらしい。
まったく 同じ管理局員として情けない限りだよ・・・』
本局にも本部にもいってない?
「じゃ、何処へ?」
『管理世界の病院にも振られているが 準備に時間がかかるそうでね。
なのははそれまで持つか怪しい状況だったんだ。
そこで僕の執務官権限で ある病院に搬送してもらった』
「うんうん で、何処さ」
『君もよく知っている病院さ 行ってあげるといい』
転送用の空間座標が送られてきた。
って あれ? この座標ってさぁ・・・
・・・やっぱり ここかぁ(苦笑
<同日 19:00 第97管理外世界 海鳴大学病院>
クロノのコネでボクも確かによーく知ってます 大学病院。
ジャック先生に直接連絡して 1番はしっこの病室確保したんだって。
寮の片づけをはくとに任せ 急ぎ海鳴に転移してきたボク、
担当者・関係者以外立ち入り禁止の札を抜け
病室に入ったときには すでに高町家の面々が集まっていた。
「・・・ありす 来てくれたのね」
「当然でしょうお母さん。 ボクだって高町の人間だよ」
「そう、ね・・・」
なの姉さんは半分ミイラ状態だった。
これ、原作よりひどい状態じゃないのか?
アニメでもこんなにホータイ巻いてなかった気がするよ?
なの姉さんは眠っているようだった。
無茶がたたってこうなったんだよね。 がんばりすぎだよ。
「こんなの 二度と見ないだろうって思ってたのに・・・」
みゆ姉さんが半分涙目でそうつぶやく。
「こんなの?」
「ああ、さすがにありすは知らないか。
昔な、俺が仕事でドジ踏んで こうなったことがあったんだ」
お父さんが説明に入る。 あれか、ずっと前になの姉さんがアースラで言ってたやつ。
アニメにもあったよ 確かにあれもこんな感じだったよね。
ドアがノックされる。
「・・・先生」
「やあ」
久しぶりに見るジャック先生と
後ろは シャマルさん?
「ご家族の方、お揃いですね」
「先生、なのはは なのはは大丈夫なんですか?」
「ご心配なのは分かりますが 大丈夫、急所は外れていました 命に心配ありません」
「そう、ですか・・・」
ほっとする両親's
「ただ、問題はこちらのほうでして・・・」
シャマルさんが持ってきた書類 検査結果が書かれた紙を渡された。
「皆さんが魔法に関してご存知なのは聞きましたので 単刀直入に言います。
娘さん、高町なのはさんのリンカーコア 魔力の根元のことですが
今回の負傷でリンカーコアにも破損が見られます」
「どうなるんですか?」
「しばらくの間 魔法は使えなくなるでしょう。
いえ、破損が深刻だと身体にも影響が出ます。
最悪、自力で立てなくなる恐れも 覚悟してください」
「そんな・・・」
「最悪の場合です。 そうならないためにも全力を尽くします。
こう見えて僕もミッドチルダの出ですから」
「私も、なのはちゃんの治療には携わることになりました。
よろしくおねがいします」
それぞれが深々と礼をする。
しばらく入院リハビリ生活だね。 がんばって支えてあげないと・・・
そのまま医者二人は隣のベッドへ。
あれ、今気づいた なの姉さん以外に誰かいたの?
興味本位で覗いてみたら・・・
「あっ!? この人・・・」
「ん、アリス君 知り合いかい?
本部部隊唯一の生存者だとかで なのは君と一緒に搬入されたんだが」
「えっと 本部で以前お話したことがありまして・・・」
ベッドにネームプレートついてるし 間違いありません。
「クイントさん・・・」
ナカジマ一家の頼れるおっかちゃん 忘れてたけどゼスト隊所属だったっけ。
あれ 原作だとお亡くなりになってるんだよね?
「この人は大丈夫なんですか?」
「ああ 彼女も大怪我を負っていたけど なんとか命は大丈夫だ。
ただこっちは神経と骨がボロボロでね 前衛復帰は絶望的かな」
あー まぁ助かるってんだったらまだマシか。
・・・死んでなくても大丈夫だよね?
あだ討ちに行くとかいう展開じゃなかったはずだもんね。
こっちの世界にきて約5年
さすがにちょっとうろ覚えになってきたよボクも・・・
魔法文化ゼロの世界の病院に搬入されるという前代未聞の事態に
管理局のほうはあたふたしてたみたいだった。
逆に こっちのほうは比較的おだやかで
立入禁止の札が出てる以外は普通の患者さんがいるだけの病室だった。
(警備のおっちゃんも入念に口入れされてたらしい。 後で聞いた)
<次の日>
事情を説明してボクはしばらく海鳴で過ごすことにした。
部隊に配属されるまでの間だけど 事情が事情だけにすぐ許可をもらえた。
学校で「なのはさんは家庭の事情でしばらくの間学校にこれなくなります」とか
先生がいうもんだから アリちゃんがすごい形相でボクに迫ってきた。
おっかなかった。 あの勢いに勝てる気がぜんぜんしなかった。
結局、アリちゃんと ついでにすずちゃんには正直なところを話してしまった。
その日、二人は塾を休んでなの姉さんのお見舞いに来た。
怒りをどこにぶつけていいか分からないアリちゃんは
とりあえずボクにぶつけることにしたようで その日、ボクはえらい目にあった。
<事件から3日目>
どこから聞きつけたのか フェイトが襲い掛かってきた。
「なんですぐ知らせてくれなかったの!!」ってずっと言いながら
バルディッシュをぶんぶん振り回して アリちゃん並に怖かった。
同日、ゲンヤさんも病院に到着した。
管理外世界だから許可貰うのに苦労したんだろうね。
ボクがいるのを見て 家内共々よろしく頼むって言われたけど
ボクになにをどうしろというんだろう? あの人は・・・
<事件から1週間後>
なの姉さんが目を覚ました。
看病に来てた恭兄さんとフェイト、アルフ、アリシア、
それにたぶんシャマルさんから聞いたんだろう はやちゃんも居て
ボクもすぐに駆けつけて みんなで喜んだ。
なの姉さんは迷惑駆けてごめんねって言ってた。
気にすることは無いよ そうなる運命だったと思えば。
運命っていうか なの姉さんの無茶の結果だけどね。
<さらに次の日>
クイントさんも目を覚ました。
ちょうどボクがいるときで 知ってる顔を見てほっとしたようだ。
ゲンヤさんにはすぐに連絡を入れた。
でもすぐに来れる人でも場所でもないからね。
そして 本日、
<67年 3月28日 15:00 海鳴大学病院>
病室にはボクとはくとのほかユーノと 毎日のように来てるフェイト
それにシャマルさんが毎日の検査で来ていた。
あとでナカジマ一家も揃う予定だ。
「・・・うん 大丈夫みたいね」
「ありがとうございます」
「それでね そろそろリハビリも始めていこうかっていう話なんだけど
なのはちゃんはどう?」
「はい おねがいします」
「それじゃ そう伝えるわね」
「あの、ごめんなさい 迷惑かけちゃって」
「もう何度目か忘れたけれど 気にしたらダメ。
私はこれがお仕事なんだから」
そう、なの姉さんの最近の口癖になってるのだ。
無茶してきてる自覚はあったみたい。
「・・・ボクとしてはシャマルさんより
最近はフェイトのほうが心配になってきたんですけど」
シャマルさんが部屋を出てから ぽつりと言ってみた。
「わたし?」
「フェイト執務官試験いつさ」
「来月初め」
「勉強は?」
「してられないよ気になって」
「・・・ごめんね」
「なのはが謝ることじゃない。 わたしがそうしたいんだから」
「あら そっちの子は執務官志望なの」
クイントさんがつついてきた。
そういう面白そうになる話にはだいたい入ってくるんだこの人。
「あなたも執務官なんですか?」
「ううん わたしは本部の捜査官 ・・・だったかな。
もう前線復帰はできそうにないみたいだし。
それより試験、甘く見ないほうがいいわよ。
合格率5% 最近は低くなる一向だって聞いたことあるし」
あ、フェイトがマジでへこんでる。
次の試験落ちるなこれ・・・
このあとユーノがスバルに抱きつかれられたり
乗じてはくとも抱きついてユーノサンドになってたりしたけど
まぁ、楽しい1日でした。
そろそろボク ミッドに戻らないといけないんだよね。
そこだけちょっと不安です。
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あとがき
怒りの宛て先になってる主人公w
入院生活半年だそうですので
その間の学業が大変ですね なのはさんは
フェイトは試験乙状態に・・・
公式にも なのはさん負傷とゼスト隊の事件が同じ年なので
同時というか関連付けてみました。
その結果出てきたのが そう簡単に折れそうにない生存フラグ持ちのクイントさん
どうしましょう 実は予定外です。
ま、なんとかなるでしょう そのための復帰絶望的ですから。
おや、そういえば今回スバルとなのはさんご対面したね?
これこそどうしよう・・・
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