小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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約1名 魔改造に近い原作キャラが・・・
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「・・・で 何ですかそれ?」
「なにって 笹やで」
「いえ笹は分かりますけど 何故それがここに」
「うーん 日本の風習?」
<67年 7月 7日 海鳴大学病院>
七夕なのです。
地域によってはひと月遅れるところもあるらしいですけど 海鳴は7月。
ということで シャマルさんが何処からか持ってきた笹と短冊を
病室に飾ってあります。
どうやらミッド在住のナカジマさん一家は
七夕自体を知らないご様子。
「これにね 願い事を書いてつるすの。
そしたら願い事が叶うかもなんだよ」
「わぁー わたしもかいていい? かいていい?」
興味しんしんのスバルに短冊を渡してあげた。
数分で帰ってきた短冊、
[いっぱいアイスたべたい すばる] って書いてあった。
すごく・・・ 彼女らしいです・・・
とりあえず吊るすことに。
既にいくつか短冊が吊るされている。
[もっとおねえちゃんのやくにたちたい はくと]
[早く退院したい なのは]
[いつか自分の部隊を はやて]
[なのは愛 フェイト]
[肉!! アルフ]
あれ、フェイトなんか間違ってないかい?w
「夕方にはすずかちゃんたちも短冊もって来るいうとったから
今年の笹は豪勢になりそうやね」
「そうだねぇ 最近みんな揃うこと少なくなっちゃったもんねぇ」
去年のお花見以降 学校以外で全員が揃ったのは片手で数えられるくらいしか無い。
特に今年に入ってからはフェイトが試験勉強 なの姉さんが事故ということで
こういうささやかなイベントでしか揃わなくなっていた。
「せやなぁ 春の旅行もフェイトちゃんちは参加でけへんかったもんな。
なのはちゃんの怪我、半年やったっけ?
次の冬休み中に何処かいけたらええねんけど・・・」
「ねーねー」
スバルが何か聞きたそうな目をしている。
「なあに?」
「にっぽんっていっぱいたのしいことあるんだね」
「せやね お盆、お月見、紅葉狩り
ちょっと遠いけど年末にはクリスマスとかもあるな」
「わぁー よくわかんないけどにっぽんすごーい」
「・・・ゲンヤさんって確かご先祖はこちらの出身でしたよね。
こういう話はしないんですか?」
「うーん うちの亭主、仕事熱心だから」
「はぁ・・・」
定年退職したらやること探すのに困るタイプなんですね。
なの姉さんのお見舞いにほぼ毎日来るフェイトのように
スバルもまた毎日顔を出してきていた。
学校があるギンガはさておき
実は母親から離れるのが嫌なスバルは現在海鳴に短期在住している。
別に管理世界の住人が管理外世界に在住してはいけないという法は無くて
現地の人に魔法の存在がやみくもにバレなければいいらしい。
その逆もしかり。 こっちは移住したくても大抵方法が無いんだけど。
もちろんタダで移住はさせてくれない。
合法的に移住するには魔法の存在がやみくもにバレないように
管理局の人間の監視が義務付けられている。
スバルの場合はハラオウン家が監視役と衣食住を買って出てくれた。
リンディさんとクイントさん 面識があるらしくて問題なくOKだって。
リンディさんが仕事の際には守護騎士やボクらが代行している。
だいたいザッフィーがついてくれてるんだよね。
学校に行く年齢までまだ達していないスバルは
「冬休み」も行事イベントの1つだと思ったかもしれない。
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あとがき
短いながら3話をお送りします。
アリサがあまり出てこなくなったんですが
かわりにトンデモ設定満載なスバルができつつありますね。
この時点でなのは&八神一族と面識あり かつ海鳴在住経験ありですかw
なんでしょうか いじりやすいんですよ幼スバル。
5歳ということで小学校上がる前くらいの前提で進んでます。
まだ今のところ「魔法にあまり興味無いごく普通の少女」ですね。
思考はアルフ並ですが・・・
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