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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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これで7章は最後です。
やっとあの方が登場します。











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<67年 3月 海鳴市 喫茶翠屋>




「それでは せーのっ」

「「「「「「「おめでと~」」」」」」」



クラッカーが店じゅうに響く。



みんなでひらいてくれた おめでとうパーティ
有名喫茶店が貸切 実家が飲食店だとラクにひらけていいですね。

ただのおめでとうではない。
今回のパーティ 3月ということでボクの就職祝いと
ボク&なの姉さんの誕生会 それに・・・




「えへっ どうもありがとうですっ♪」

リインIIの完成祝い兼お誕生会のトリプルパーティなのである。








シュベルトをいじりながら はやちゃんと共同開発したユニゾンデバイス。
はやちゃんのリンカーコアを複製して作られた いわば第2のはやちゃん。
元のリインIのデータがあったから激しく苦労したかと言われるとそうでもないけど
それでも2年 普通に2年かかってしまいました。 原作と代わり映えしません。
ボクが多忙だったのもありますが・・・

誕生日は製作者二人で相談した結果
日付が近いボクに揃えることにした次第。




「いやぁ これでやっと八神家揃い踏みって感じがする」
「せやな わたしもそんな気がするわ」
「ヴィータちゃん お姉さんだね」
「う うるせえよ(照」
まんざらでもないのね





「ペルトツェン アリス」
「・・・リインさ その呼び方言いにくくない?」
「・・・ちょっとだけ です」
「普通にさ さん付けかちゃん付けでいいんだけどボクは」
「いやでもそれもちょっと・・・」
戸惑ってるようだ。
はやちゃんにはマイスターつけててもいいと思うけど
ボクはその長ったらしいのはねぇw

「っと リイン大丈夫? 疲れてない?」
「大丈夫でーす リインまだ元気ですよ」
「ならいいけど 少しでも異変を感じたら言うんだよ」
「はいっ」


正式稼動とはいえ 情報処理による疲れはしばらくの課題。
それにまだ稼動するというだけで 生活するうえでの微調整や
蒼天の書とのシンクロ はやちゃんたちとのユニゾンデータの収集がこれからだし
まだまだやることが多いんですよ。
今も稼動耐久試験を兼ねて人間サイズ(8歳相当)だし。





「あんたたちさ」
「なにアリちゃん?」 「はいです」

「傍から見たらよく似た姉妹よね」



その場に居た数名(主に姉妹といわれた本人)に衝撃が走る。
ボクは夜天の書の管制人格の複製体
リインは同じく管制人格をもとに作ってるわけだから
似てて当然なんだけど その発想は無かった・・・


「・・・せやね 姉妹といわれれば姉妹になるんやね」
「でしょう 最初見たときアリスに生き別れの妹でもいたのかと思ったもの」
「いやでもアリサちゃん、知ってるだろうけどリインフォースIIは人間じゃ・・・」
「ないんでしょう? アリスだって厳密には違うんだって聞いたわよ」




「・・・ペルトツェン アリス」
「・・・なにかな」
「さっきの呼び方のオハナシなんですけど 【お姉様】って呼んでもいいですか?

再び その場に居た数名(主に八神一家)に衝撃が走る。
が、言い返せる者が居ない。 関係上間違ってもいないから。

「ねえねえ そうしたら はくともおねえさんになる?」
「あ、そうですね。 はくとさんもお姉様ですね」
「わぁー はくとがおねえさんだってー」
勝手に話が進んでるし!!
リインさ、自分がはやちゃんのデバイスだってこと忘れてないよね ちょっと不安。


結局ボクが「アリスお姉様」で はくとが「はくとお姉様」と
リインの思考回路に登録されてしまったようです。
ヴィータあたりの視線が痛いよ・・・






<同日 高町家>




「な、なんつーか 無駄に疲れた・・・」
「おつかれさま ありす」
なんだかんだで ボクらはやっと自室に収まりました。

「おねえちゃん はい」
「あー ありがと・・・」
はくとがジュースを持ってきてくれました。
気の利く使い魔がいるとラクでいいです。

結局あのあとヴォルケンリッター一同から気まずい視線が続き
お開きになるまで嫌な緊張感を漂わせてくれました。
ボクはそんな気はないんだけどなぁ・・・



「姉さんはまた明日もミッドなんだよね」
「うん 学校の授業と管理局任務の両立、けっこう難しくなってきたかなぁ」

既にいくつかの任務で戦果を上げているなの姉さん。
単身で敵のアジトに乗り込んで壊滅させたお話は有名になりつつある。
最近はオフシフトでも何かあればすぐに駆けつけてくれると
武装隊でも重宝されてたりして 危険任務がけっこうまわってくるらしい。
それを難なくこなすんですもん我が家の『白い悪魔』様は。
教導隊へのスカウトも時間の問題と噂されてます。 さすがです。


「でも、それが姉さんの選んだ道でしょう がんばらなきゃさ」
「うん そうだよね」
「よーし景気付けに レイハさんメンテしようか」
「うん お願いしようかな」






レイハさんも海鳴にきてなの姉さんと出会い もうすこしでまる2年、
なの姉さんと共に名をあげている。 今後もそうなるだろう。
その名機の調整はボクかマリーさん(たまにユーノ)のみ。
危険任務が多いので 調整するほうも大変なのです。


「でも 丁度良かったかな」
「なにが?」
「調整。 来週大きな任務があるから 2,3日じゅうに頼もうかって思ってたの」
「へぇ どんな任務か聞いていい?」
「えっと 地上本部の高起動部隊の増員で 5師団参加の大規模任務。
第117管理外世界で見つかった不審施設の捜索があるんだって」
117世界 本局から見たら97世界(地球)よりさらに遠くかぁ。
「山岳地帯って言ってたから 向こうはまだ雪景色かなぁ」
「四季あるんだ」

あれ 雪?
「ねえ もしかしてさ ヴィータとか一緒だったりする?」
「あ、うん よく分かったね ヴィータちゃんも一緒。
あまり任務の内容は口外できないから これくらいでいい?」
「そうだね・・・」




おかしいな 嫌な予感しかしないよ・・・







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あとがき



闇の書事件のその後ということで書いてきた7章最後のお話、
この章を通してやっと登場の原作主人公ことなのはさん。

最後のほう見れば次は何が来るか 皆さんはもうお分かりでしょう。
設定ページ挟んで 次の事件は8章になります。



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