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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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後の豆狸である










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<66年 2月12日 14:00 本局技術部>




学校も休みの日曜日
ボクは只今はやちゃんのデバイス製作のため 昨日から本局に居ます。

昨日、見事デバイスマイスターのB級昇格試験に合格し
そのついでにマリーさんのところに寄ったのが運の尽き、
専用デバイス『シュベルトクロイツ』のバージョン3の組立を手伝わされ
そのままマリーさんは他の仕事に行ってしまわれまして
早い話 ボクだけで作業してるところです orz

どうやらどこかでボクの正体が(今のところ)ただの噂話として流れてるようで
マリーさんもそれらしきことを口にしてたことから
 "知ってる人がやるのが1番" とかいう類らしいです。
もうどこまでその話が浸透しているのか ボクには分かりません。
下手したら地上本部にもいってるかもしれません。
噂って恐ろしいです。


バージョン3の杖も前の1と2同様 かわいそうだけど吹っ飛ばされるだろう。
なんせボクが知ってる限り 本来のストーリーでは5月のバージョン8で
やっとそこそこ使えるかなぁ程度のものが出来るはずなのだから。
はやちゃんの場合 彼女自身の魔力量と使用量が莫大なのだ。
(魔力量を見ればなんとボクよりあるという 驚いた)
それに耐えうるデバイスとなると 自力でロストロギア作る気にならないといけない。
夜天の書が転生先に選ぶのも頷けるというものである。






「そういえば 今日が最終日だったっけ」
『 yes 』
はやちゃんの闇の書事件関連裁判はクロノの尽力で証拠も揃い
ほぼ無罪を確定させていた。
フェイトのときもだけど たまに凄い情報処理能力を発揮するんだよなぁあの人・・・

「それじゃそれまでにこの子完成させて はやちゃんにテストしてもらおう」
『 そうですね 』
無駄だろうけど・・・



デバイスをいじくってるボクだけど 技術部所属というわけではない。
こう見えてボクは士官候補生になった。 なの姉さんと同じスタートライン。
まだ4ヶ月の仮配属期間中だけど 一応管理局の関係者となったわけですね。
(嘱託魔道師もおおまかに言えばそうなるのかもしれないけど)

同時に司書資格(非常勤)持ちだから 無限書庫課のIDカードも持っている。
だから今のボクに身分証明書を提示させたら
本局武装局員士官候補生と無限書庫課司書 それに聖祥の児童証明書が出てくる。
(当然だけど日本じゃ最後のしか効力がない)








<同日 17:30>



技術部の実験施設にニブい爆発音が鳴り響く。



「うん あかんわこれ」
「ですよねー」

予想通り 3機めのスクラップが上手にできました。





上部が消えてなくなったバージョン3を廃棄登録して
スクラップ置き場においてきた。

「いやぁ 難しいねぇ」
「せやねぇ ありすちゃんやったら
ほんのチョチョイと作ってくれるんやないか思ってたんやけど」
「それ何処の天才?」
Dr.Jでもチョチョイは無理だと思う。

「しかしこんなに大変なんかデバイス作りって」
「普通のストレージならそうでもないけど
シュベルトクロイツの場合はやちゃんの異常な基本値がね・・・」
「それ言うたらありすもやんか」

確かに ボクら二人で1個小隊並に達するわけで。
先週みんなで一緒に検査と魔道師ランク試験受けたんだけど
なの姉さんがAAA+ ボクがS-に合格したところ
はやちゃんはS+合格という快挙を成し遂げてたし。
(このときフェイトもAAA+昇格試験に合格したのでした)




「そんなんやったらわたしのほうも早めに始めへんとなぁ」
「はやちゃんの・・・ ああ、ユニゾンデバイスね」
「そや リインの後継者作りや」
どうやら夜天の主様は早くも末っ子作りにとりかかるようです。

「や、でもユニゾンデバイスだよ そこらへんのインテリジェントより大変だよ」
「それでも あの子の名を継ぐ者はやっぱしな」
「やぁ そう言うならボクも手伝うけど」
「当然 イヤでも協力してもらうで。
そや ありすは明日からしばらく海鳴におるんやろ 丁度ええやん」
・・・明日からやる気ですね あまりわかりたくなかったけどわかります orz
こりゃこのあと無限書庫行きかな 資料集めないと・・・




このあと数ヶ月間 暇を見つけられてははやちゃんに拉致られるボクだった。

夜天の書に代わる『蒼天の書』は
ボクが夜天の書をいじってた経緯から数週間で形にはなったんだけど
『リインII』のほうにかなりの時間を費やしてしまうことになる。
シュベルトクロイツもあわせて3つが揃うのは 1年半後のことだった。






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あとがき



こきつかわれる主人公の巻
口車に無理やり乗せるのは得意だと思うんだ はやてちゃんは


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