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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ちょっと強引に進めさせていただきました。








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<67年 9月18日 海鳴大学病院>




「ふむ 検査結果は良好 これなら問題ないだろ」
「本当ですかっ!!」
めっちゃ嬉しそうだよ なの姉さん。

月に2回くらいやってる検査
どうやらその結果は自宅療養に切り替えるに値するものだったらしい。



つまるところ 退院許可が出たのですね。
空から落ちてはや半年 魔法使用のリハビリも慣れてきたかなぁってところでした。

「先生 ありがとうございます」
「それはまだ早いな。 退院とはいえまだ君は療養の身だよ。
週に1度は経過を見て 職場復帰はそれから考えるのだから」
「そうですね そうですけど やっぱり嬉しいんです」
「気持ちは分かるがね」





「それともうひとつ 君たちにも知っておいて貰いたいんだ」

そう言ってジャック先生は机から何かを取り出して
ボクらに見せてくれた。

「【転院願い】の署名・・・ これって」
「ああ 今回のことで僕の存在が管理局にも知れたんだろう。
兄の件で任意同行でも来るかと思っていたんだが
その逆らしい。 昔も今も人手不足ってことなのかな」



それは 本局医療センターへ医師として来て欲しいという
本局医師会と人事部からの署名を集めたデータカードだった。
本局はジャック先生を【重犯罪者の家族】ではなく【一人の医師】として
迎え入れたいという意思を表している。

「先生は受けるんですか?」
「そうしようかと思っている。 来月にも行こうかと思ってね。
だから週1の診察も本局でやることになるだろう。
それで 知っておいて欲しかったのさ」


同時に、野戦病院状態が落ち着いてきた医療センターへ
クイントさんは移されることになるだろうということだった。
彼女も経過次第でミッドへ戻ることになる。
海鳴とはお別れだ。 かなり残念がるんじゃないかな。




退院できることを早速実家および友人へ報告するなの姉さん。
フェイトのうちの家族以上の喜びが電話越しでも伝わってきたのが
すごい記憶に残っている。

学校への復帰は学校と相談のうえ
来週ごろからということになった。
すっかり遅れてるから覚悟しないとね って言ったら
なの姉さん、ものすごい不安な顔になってた。






次の日の夜 翠屋にて
営業が終わってから なの姉さんの退院パーティが開かれた。
ひとつの事件 というか事故が終わり
ボクらはまたひとつ 大きな経験をいた。
特になの姉さん もう無茶しないでよね。


















<その後>



空のエースが落ちる という事故から数年は
特に大きな事件も無く ただ平和に学生と局員を続ける日々が続きました。



なの姉さんはあの事故以来
シャマルさんとも相談しての万全な体調管理をこなしつつ
武装隊での任務を着々とこなし
69年夏、時間の問題とされた戦技教導隊入りをいとも簡単に実現。
同時に階級を 入隊のときに上げて二尉になりました。
本人は昇格欲ないんだけどね・・・



事件の被害者といってもいいかもしれないフェイトも
同年に試験をクリア 3度目の正直を見事に果たし
夢の執務官に就くことができた。
これから本局でも髄一の高機動魔道師といわれる
雷神F.T.Hになっていくんですね。 わかります。

そうそう 妹が凄すぎてあまり表に出てこないけど
アリシアもがんばってるんですよ
フェイトが執務官試験に合格した年に
一級通信士・会計管理士の資格を取りまして
エイミィさんと一緒にハラオウン家のお財布を握ってるんだとか



実績をあげて凄いといえば はやちゃんもそうだね。
上級キャリア試験も一発合格して 出世街道まっしぐら
なの姉さん・フェイトの二人がSランク試験に挑戦する前に
総合SSランク取得&一等陸佐昇格を決めてしまわれました。
噂では早くも自分の部隊を立ち上げるために準備してるみたいです。



ユーノはあいかわらず本の虫。
なの姉さんが退院してしばらくのあいだスバルにまとわりつかれたらしい。
(本局医療センターにクイントさん移されたからね)
初見が初見だっただけに かなり好かれたご様子。
70年の春 ついに司書長の座をゲットしたんだけど
他の司書とやること全然変わらないのはなんでだろう?
無限書庫クオリティ?



そのスバルは なにを思ったか司書になりたいとか言い出しまして
すっごい勉強がいるんだよって言ったら諦めたみたいです。
結局普通学校に進みました。 これでいいんです。 原作どおりです。
危なくナカジマ司書が生まれるところでしたw

ギンガは無事陸士候補生になったみたいです。
母親が志半ばでああですんで その意思を継ぐんだとか。
遺志じゃなくて意思ですからね 死んでませんから。

その母親ことクイントさんは
デスクワークと足の捜査で仕事を続けるんだとか。
前線にでれなくなっちゃったので 准将の地位は返上しちゃってて
今は後方支援部隊の陸曹長さんをやってます。





そんなわけで皆が皆 地位が上がった(クイントさん除く)わけですが
はやちゃんの次に抜き出ちゃったのが実はボクだったりするんです。
69年秋の第10空港占拠事件の無血解決、
70年夏の航空機テロ事件の首謀者を捕獲、
希少能力とかその他もろもろで なの姉さんより先に一尉になってしまいました。
入院療養期間があったとはいえ 凄い追い抜かしっぷり
ちょっと視線が痛かったです はい。





ちょっとした事件もまぁまぁあるけれど
次元を脅かすような大事件も無く 比較的平和な日々が
終わりを告げるのは 71年の春、
あの ロストロギア搬送任務から始まる物語・・・





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あとがき



後半で一気に時間軸を進めさせていただきました。
なのはさんの事故以外これといって取り上げるものも無かったですからね。

とりあえず8章をここで区切ることになります。
このあと時間軸は2期最終EDと3期単行本に移りますが
この時点でかなりの設定変更が予想されますね。(主にスバル周辺に)


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