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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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2話から直接続いてますので
まず2話をどうぞ。












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たまに黄色



そして やっぱり赤




どこを見渡しても真っ赤なものしか見えない。
わたし なんでこんなところにいるんだろう?
お姉ちゃん どこにいったの?



痛い 熱い すごく怖い。

嫌だ こんなところ。 帰りたい。


誰か 助けて 助けてよ・・・






赤い世界に突然現れた 黒
きれいな女神様の像が こっちに倒れてくる!!
足が動かない ダメ、当たる!!?














・・・あれ 痛くない?











<スバルside 第8空港ウエストエリア エントランスホール>




「よかった 間に合った・・・」


聞いたことがある声。
見ると女神様は桃色のリングで倒れないように止められてる。




「ごめんね遅くなって 怖かったでしょう。 助けに来たよ」

ずっと前 お母さんが怪我しちゃって
遠い世界のお医者さんにいってたことがある。
わたしもお母さんと同じ世界に住んでて いつもお母さんのところにいってた。
そのとき一緒にいてくれた人だ。 たしか名前は・・・

「なのは ちゃん・・・」
「覚えててくれたんだ スバルちゃん。 よく頑張ったね えらいよ」






<ありすside>



「でりゃぁっ!!」


16枚目の壁をぶち破った。
その先は広々としたエントランスホール。
そしてそこにいる 二人の人影。


「ありすっ!!」
「わぁ ありすちゃんも・・・」
「ごめん 遅くなっちゃった」

どうやら二人とも原作に近い再会を果たせたみたいですね。
何よりです。


キレイな像だっただけにちょっと気が引けるけど
女神像はディンスレイフで粉々に破壊。
スバルにはフィジカルヒールで応急処置を施す。
軽い擦り傷と火傷があるけど これくらいなら大丈夫でしょう。

「このあたりには他に要救助者は居ないみたいだね」
「そっか それじゃ一気に脱出しよっか。
本部航空8368および教導隊01より第4指令 応答願います」






『はい 第4指令です』
「あれ リイン? はやてちゃんは?」
『先ほど増援部隊の指揮官さんが到着しまして
マイスターはやては交代で消火活動に参加しました。
それで その指揮官さんなのですが・・・』

『陸上警備隊108部隊、ゲンヤ・ナカジマ三佐だ。
八神一尉の引継ぎで指揮管制を取っている』
『私はその補佐で残ってます』
「ゲンヤさん! っと失礼しました、ナカジマ三佐お久しぶりです」
『いや 遅くなってすまねぇ』


「お父 さん・・・」
『ん、スバルか。 大丈夫だったか?』
「うん なのはちゃんたちが助けに来てくれた」
「それでさっきと同じ方法で脱出路確保したいんだけど」
『あ、了解です。 射線確保しますので待ってください』





おや そういえばギンガさんは?

「ねえスバルちゃん ギンガさんは?」
「わかんない 飛行機から降りて それからどこか行っちゃった。
ずっと探してて いっぱい歩いて・・・」

確か第8空港の着陸ロビーって イーストだったよね?
スバルってイーストからセンター、ウエストまで
ずっと歩いてきてたってことですね。 そりゃ足も痛くなる。



「第4指令 スバルちゃん、ギンガさんとはぐれちゃったんだって。
到着してスグだってことだから イーストエリアにいるかも」
『本部と連絡して確認します・・・・  ありました。
ギンガさん、無事に救出されてますよー フェイトさんが見つけてくれました』
先に救出済みなのね。 安心した。




ボクがスバルを背負い なの姉さんが退路を開く。
レイハさんは既にディバインバスターEXの発射シークエンスを終えて
いつでも発射できる状態だ。

『教導隊01 魔道師の退去完了です。 真西の空に向かって撃ってください』
「了解 脱出後、西の救護隊に引き渡します」
「もう大丈夫だからね 安全な場所まで一直線だから」








破壊設定の文字通り桃色破壊光線が西の空を翔る。
そしてできた大穴を通り 僕らは炎の地獄と化したエントランスから脱出した。


スバルを救護隊に引渡し ボクとなの姉さんは空港へ引き返す。
そうしてみんなで救助・消火活動を続けた結果
負傷者こそ多かったものの 死者を出すことは無かった。

空港施設は何も知らない者が見れば
それが一体何だったのだろうかと思えるほどに破壊、消失するほどの
記録的大火災だったことを考えれば 死者ゼロは凄いことなんじゃなかろうか。

結局首都防衛航空隊が到着した頃には
あらからの救助者は救出されていた。
やっぱり地方の事故に対して遅すぎるよあの部隊。




この事件がきっかけとなって
はやちゃんが本格的に部隊立ち上げに乗り出したのは
過言ではないと思う。
局員としては本局と本部で管轄が違うからボクには無関係なんだけど
友人としては是非応援してあげたい。
と、このときのボクは安易に思っていた。

同時に スバルがボクやなの姉さんのようになりたいという夢を抱き
管理局員 いや、魔道師の道を歩み始めたのも
やはりこの事件がきっかけなんだろう。
事実 この直後にゲンヤさん、クイントさんにそれを打ち明け
かなり面食らったそうだ。



さまざまな人の さまざまな夢や理想を作り
確実に六課設立 JS事件へと進んでいる。
これもまた 事実。





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あとがき




長かった そして難しかったこの場面
主人公たちの絡ませ方と8章で作ったトンデモ設定に悩まされましたが
とりあえずこういう形にしました。

原作と時間軸が若干ずれてますが 仕様です。
(ゲンヤ到着とはやての消火参加、ナカジマ姉妹の救出順番など)
今後の支障は特にこれといって無いと思います。

この時点でスバルが「ギン姉」でなく「お姉ちゃん」なのは公式です。
StS1話で確認。 次回からギン姉になりますが。




主人公&はくとのコールサインは
部隊名+ナンバーで4桁ということにしてます。
なのは・フェイトは臨時応援でコールサインが急ぎ用意したものという設定。
実際そうなのかもしれませんが。




シュヴァルツェ ヴィルクング
新魔法に見えますが実はこれ2期闇の書の意志が使ってた攻撃
魔法扱いになってないのか やはりこれもnanohawikiには掲載されてません。
当小説では古代ベルカ式近接魔法扱い。

魔法といえばディンスレイフブレイズが久しぶりに出てきた。
大人数での脱出ということで大口径のこちらを使った次第。
最近ルイン系多かったからなぁ。

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