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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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地味な話が続きますが
着実に時間軸は稼いでます。


5話 どうぞ






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ちっちゃくたって そこらへんのおっさんより凄いこともあるんですよ。






<74年 8月 本局技術部>




デバイスメンテルームのとある机の前で うんうんと唸るふたつの人影

ひとつはボク。
もうひとつは試験仲間として一緒に勉強して
見事A級デバイスマイスターを勝ち取ったシャーリー。
数年前からフェイトの補佐に就いてて そのへんの関係で知り合った。
二人ともマリーさんの弟子(?)ですし 思考が同じらしく
すぐに意気投合 今は呼び捨てで呼び合う良き友人です。
階級? 友情の絆はそんなもので切れません。


で、この二人で何を悩んでるかといいますと
目の前にあるデバイスなんですよ 唸りの原因は。





「やっぱり この数値は高すぎない?」
「そうかなぁ 私はむしろ抑えすぎる気がするんだけど」

目の前にあるのは 当時開発中のもので
グローブ型のブーストデバイス『ケリュケイオン』
近い将来 キャロの手にわたるアレ。
というか彼女用に作ってて 近々渡してあげる予定なんだけど。


彼女は2年半くらい前に 原作どおり無事にフェイトに保護されて
今は自然保護隊でお手伝いしてます。
残念ながらボクはまだ会ったことありません。
保護隊入隊が決まり そこで必用だろうとこのデバイスというわけ。
もう数ヶ月すれば六課配属になるでしょうね。



フェイトが保護するもう一方 エリオのほうはというと
こっちは保護施設在住のときに面識があったりする。
今年からは陸士訓練校にも通ってて やはり彼も局員を目指してるんだよね。
1年コースで来年度末卒業 きっとそのまま六課コースだろう。
いい子なんだよ。 活発で 勉強も出来て 雷も出せて
最後のは不要か。 とにかくいい子です。


『ストラーダ』もボクとシャーリーで開発中。
彼は近代ベルカに一部ミッド併用という変則な体形を使ってるので
シュベルトクロイツのデータも参考にして設計してます。
思いのほか順調で 魔力変換資質もすんなりクリア あと一歩で形になりそうです。
シュベルトで苦労した原因は はやちゃんの膨大な魔力量のせいですね。






「どう 進んでる?」
「おや 噂をすれば保護者様登場」
「フェイトさん。 はい、順調です。
すみません こっちにばかり手をかけて本業が疎かに・・・」
「ううん いいんだよ。 今は大きな事件も手がけてないし
こういうときくらいしか集中して取り掛かれないだろうから」


そう シャーリーは執務官補佐として
ボクは空隊として それぞれ本業というものがある。
フェイトが大きな事件を抱えればシャーリーもそっちを手伝わなきゃだし
ボクだってスクランブルがかかれば行かないといけない。 通常任務だってある。
正直ボクらのデバイス開発で1番の敵はコレかもしれない。
だからこそ何も無い今のうちに出来るだけ詰めておきたいわけですよ。









「ところでフェイトは何か用事があって来たんじゃないの?」
「あ、そうだった。 バルディッシュのメンテを頼もうと思って来たんだけど・・・」
「見てのとおり順番待ちですよ」



マリーさんが新研究のチーフに任命されちゃってから
みんなのデバイスのメンテはボクが受け持っている。
自分のデバイスであるグラム・ミルフィーはもとより
なの姉さんのレイジングハート フェイトのバルディッシュ
はやちゃんのシュベルト・夜天・リイン
いずれも並の技術局員では手に負えないほど高性能なもの。
シャーリーが手伝ってくれるからまだマシだけど
これらがいっぺんに来たら ボクは過労で倒れる自信があるよ。


なにせみんな部署が陸海空とバラバラなので 暇ができるのもバラバラなんです。
しかも暇だってそう長くは続かないんですね。
だからみんなしてお急ぎになってしまうんです。

メンテに持ってくるのが被ったら先着順にしている。
今もケリュケイオンの後ろでリインがメンテ待ちで寝てるから
ここでバルディッシュもってきてもリインの後になるというわけ。


「こればっかりは はやちゃんに期待するしかないよなぁ」
「例の新部隊ですか? 奮闘してらっしゃるとお聞きしましたが」
「うん なかなか上の許可が下りないみたい」
「許可が先か ボクが倒れるのが先か・・・」
「そんな不安なこと言わないで欲しいな 実現しそうで怖い」
全くだよ・・・




きりのいいところでケリュケイオンはおいといて
そろそろリインのほうをなんとかしないと
はやちゃんにしばかれちゃう前に・・・






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あとがき




前回スターズに接触したので
今度はライトニングのほう といっても本人たち出てきませんが

フォワード陣のデバイス
原作ではシャーリー作、リインたち監修となってますが
そこに主人公が混ざる感じになります。



エリオ君は六課が初配属ということで
それに合わせて1年コースとしています。
スバル&ティアナも1年でしょうからこれが普通なんでしょう。
なのは&フェイトが早いんです。 短期コースというだけあります。

ちゃっかりA級デバイスマイスターとらせてみたりする。
シャーリーとの接点作るのはこれが1番でしょうから。


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