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本稼動前にひと段落をいれて・・・










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稼動する前から波乱万丈な機動六課が
やっとスタートラインに立つことが出来そうです。






<75年 4月 ミッド南駐屯地A73 機動六課隊舎>



正式稼動を明日に控え 主に通信部の最終調整のため
六課の隊舎にやってきたボクと他数名。

隊舎は建物こそ少し古いが 内装は徹底的に改装されており
新築と見違えるかのようだった。
本局は金あるなぁ・・・







「おーおったおった ごめんな遅れてしもうて」
「やぁ 八神部隊長」
「・・・親しい友人にそう言われると妙な感じやな」
「事実だもん しょうがないでしょう」



はやちゃん直々に隊舎を案内してもらう。
この建物の中に寮や医局など 必要最低限の設備が収まっており
1つのコロニーと化しているようだった。

「ロングアーチの皆とは顔合わせしてきたん?」
「うん さっき打ち合わせのときに。
非常時の通信手段とか 応援要請の流れとか確認して。
あーそうそう 輸送部隊のほうにも顔出してきた」
「ヴァイス君、目がきらめいてたやろ」
「きらめいてたねぇw」


ボクと輸送ヘリ部隊のヴァイス陸曹とは訓練校の先輩後輩の関係にある。
希少能力持ちのボクのほうが今は階級は上だけど
陸曹は訓練校当時から腕のたつ良い先輩 だった。
だったというのは今は武装隊資格を返納してて 前線に出てないから。
それでも人生の先輩には変わりない。
あの人相手に話すときはボクでも敬語を使うようにしてる。
最近は先日到着した最新式ヘリの整備に明け暮れてるらしい。
はやちゃんのいう目がきらめいてる とはそういうこと。


他の場所でも同じように目をきらめかせてる人は多い。
例えばシャマルさんは自分の城を持ってうきうきだし
リインも隊長室に設置された自分の机からなかなか離れようとしない。



「そういえば姉さんたちは?」
「なのはちゃんもフェイトちゃんも 事務引継ぎが終わってないそうや。
今夜には顔を出しに来るゆうとったよ」
「あはは 大変だね・・・」
なにせ二人とも空のエース&海のエース
引き継ぐ書類の量もハンパないんだろうな。







「スクライア・高町三佐 お疲れ様です」

居住区でエリオに会った。
他の世界から転属してきた彼とキャロは既に居住区で生活している。
スバルとティアナは荷物は搬送されているが
本人たちが来るのは明日早朝になってから。
同様に他世界から来る他の局員も隊舎生活を始めているらしい。


「エリオさ それ長くて読みにくくない?」
「・・・はい すごく」
「別に軍事行動中じゃないんだから『アリスさん』でいいんだよ?
あと他にスクライアの身内に階級持ち居ないから 『スクライア三佐』でもいいし」
「あ、えと・・・ ありがとうございます」












作戦本部、指令所、作業区、居住区とまわって
最後にまわってきたのは隊長室、 言うまでも無く隣にいるお方のお部屋。
この部屋に直通して住居空間に行くこともでき 非常時にすぐ対応できる。

中に入ると 机にうずくまって寝るリインがw


「ほら、そんな格好で寝とったら風邪引くで」
「むぅ・・・ リインの机・・・」
こりゃよっぽど嬉しかったな。





「しゃーないな そのうち起きるやろ」
「まぁ明日から大変だからね 寝かせときましょ」
「せやな。 で、さっき話してたのがここなんやけど・・・」
隊長室の一角にあるドアを開ける。
二畳ほどの小部屋で 明り取りの窓が1つあるだけの場所。
居住空間というよりはネトカフェスペースか物置に近い。

「許可申請はしておいたから 明日からいつでも使えるで」
「いやぁ助かるわ。 あんがとね」



実はここ ボクが個人転送で飛んでくる到着地点。
非常時はもとより 何か個人的な用事があるときなんかは
すぐに尋ねられるよう はやちゃんから話をもってきてくれたんだよね。
今までは寮と774部隊長室への転送は無制限だったけど
ここが3箇所目になる。
隊長室併設なのはリイン希望らしいが。


「まぁ 非常事態なんて起らんのが1番なんやけどね。
わたしはおる間はいつでも使ってええから」
「うん ごめんね気使ってもらって」



これでひととおり見終わった。
一部作業中な部署もあったけど おおむね準備完了
六課稼動に向けての準備は 問題なく進んでいる。






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あとがき



主人公とヴァイス君の関係を少し出してみました。
武装隊・輸送部隊と転属してるヴァイス君は
本部所属ということで 何かしらつながりが作れるんじゃないかと思いまして



名前を短くして呼ばせるテスト
高町三佐だとなのはさんとの区別が面倒ですし
司書は階級じゃないので これでいいかと
ちなみに名前自体はフェイトのほうが長い気がw



前日ということで
次回から六課が稼動してくれれます



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