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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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クリスマスを終えて もう年末が近いですね。
仕事の都合で年末は更新できないでしょうから
ここで一気に進めさせていただきます。












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自分のお仕事をこなしつつ
3,4日に1回くらいのペースで六課にも顔を出すようになたボク。
連携作業の確認とか 情報共有とか建前で
はやちゃんとしょうもない雑談になることもある(働けw


訓練場に顔を出すのも忘れない。
見に来るたび 見違えるように動きが良くなっていくフォワード陣。
なの姉さんの教導のおかげか 彼女たちのセンスの良さか はたまた両方か・・・









<75年 5月13日 8:00 機動六課訓練シュミレータ内>






「はい せいれーつ!!
本日の早朝訓練ラスト1本 シュートイベーションをやるよ。
わたしの攻撃を5分間避けきるか クリーンヒットを入れればクリア。
誰か一人でも被弾したら最初からやり直しだよ」
「教導官があちこち移動するので かわりにボクらがみんなを見てるからね」


というわけで今日は はくとを連れてお手伝いに入ってます。
なの姉さんの誘導弾は確実に飛んでこないけど
フォワード陣の流れ弾には注意しないとね。

なの姉さんのまわりをぐわんぐわん回ってる誘導弾。
あれでまだ制御限界の半分にも達してない。
だから対4人でも十分状況判断して動ける。
いやぁ20人くらいなら軽いかもしれない 怖いね。


「・・・このボロボロ状態でなのはさんの攻撃
5分間捌ききれる自信ある?」
「ない」
「同じくです」
前衛2名即答かいw 気持ちは分かるけど。


「準備おっけーですかー? それじゃはくとが合図だしまーす。
なのはちゃん対六課のフォワードさんのシュートイベージョン、
ミッション内容は全弾回避またはなのはちゃんへのクリーンヒットでーす。
時間制限は5分 れでぃー ごー!!」








ゴーの合図と共に誘導弾が全てフォワード陣に攻撃
彼女達は回避しつつ拡散していく。




まず動きがあったのは6時の方角 つまり真後ろ。
ウイングロードが伸び スバルが突撃、
さらに1時の方角からティアナが銃口を向けチャージを始めている。

すぐに誘導弾2発が迎撃するが
着弾の感触なく 二人が霧散していく。

「シルエット・・・ やるねティアナ」




再び6時からウイングロード 今度は本物だ。
リボルバーナックルを唸らせ 果敢に飛び込んでくる。
なの姉さんは無難にラウンドシールドで受け止めた。
このシールド ここ数年でさらに昇華してて
ザンバーひと振り程度なら防げる強度を持っている。

同時にさっき空振りした誘導弾を反転させて対応。
すぐにそれに気づいたスバルは後退して回避する。

「うん いい反応」
「反応だけはね」

後退するも 着地に失敗するスバル。
あーあ 無理に体勢立て直そうとしてるな。



そのまま誘導弾に追いかけられる形になったスバル。
おそらくティアナが迎撃するんだろうけど なかなか来ない。
確かアンカーガン、ジャムるんだよな。

少ししてやっと橙色の誘導弾を確認 桃色の誘導弾を撃ち落す。
落とされる前提なのか 威力はかなり殺がれてるので簡単に消滅した。





その頃 8時の方角で
ライトニングたちが攻撃準備をしていた。
キャロが能力強化したストラーダで エリオが突撃するらしい。

『 ブーストアップ・アクセラレイション 』
「あの かなり加速がついちゃうから気をつけて」
「大丈夫 スピードだけが取り柄だから」
そう言って構えるエリオ

ちょっ! ブースト状態のストラーダを片手持ち!!?
それで行くってかエリオ君 腕もげるぞ(滝汗


「いっけぇー」
『 シュペーアエングリフ 』

爆音飛ばして いっちゃったよぉ!?
ちゃんとエリオ君もついてったけど。

そのままなの姉さんに着弾 大爆発
ミサイルかお前はw






しばし煙でどうなったか確認できない。
フォワード陣もボクらも 煙が晴れるのを見守る。
誘導弾はその場で止まって動かない。 どうなった?




『 ミッション コンプリート 』
「お見事っ」
「なのはちゃんへのヒットをかくにーん おめでとー」

それを聞いて笑顔がこぼれたフォワード陣。
しかしほどほど手加減してるんだろうけど姉さんのバリアを抜くとは・・・


「それじゃ今朝はここまで 一旦集合しよう」
「「「「はいっ」」」」


ボロッボロの4人が整列する。
フリードもちゃんと列になってるのが賢い。

「それじゃ協力してくれたありすたちにお礼を言おうか」
「「「「ありがとうございます」」」」
「はい どういたしまして」




「キュクル?」 「あれぇ?」
先に異変に気づいたのは フリードとはくとだった。

「なんだろう 焦げ臭いような・・・」
「あっ スバルあんたのローラー」
「えっ?」




見ればパチパチと音を立て 軽く煙を出してやがります。
「あぅわ やっばー」

時既に遅し システムダウンを起こしてしまいましたとさ。




「あー しまった無茶させちゃった」
「オーバーヒートかな?」
「さっき変な体制を無理やり立て直そうとしてたから そんときかもね」
「うーん 最近酷使してたからなぁ メンテというよりオーバーホールしないと・・・」


「そのへんはティアナもじゃない?」
「・・・いつ気づいたんですか?」
「さっき 援護射撃がいつになく遅かったから」
「ティアナも?」
「はい こないだから調子悪くて だましだましです・・・」

ローラーブーツもアンカーガンも自作品だから
ボロが出るとそう簡単に修理できないんだよね。


「うーん みんな訓練にも慣れてきたし・・・
ありす、デバイスマイスターとしてどう見る?」
「ボクはそろそろだと思うけど?」
「うん わたしもそう思う」
「何がですか?」
「それは後のお楽しみ」
「はぁ・・・ ???」



「それじゃ一旦シャワー浴びて 着替えてロビーに集合しようか」
「「「「はい」」」」
「エリオとキャロはデバイス預かるよ」
「あ、はい」 「えっと どうぞ」
ストラーダとケリュケイオン しっかりお預かりしました。



少し戻るのが遅くなるのをはくと経由で部隊に伝え
みんなと一緒に六課の隊舎へ入る。
その手前 はやちゃんとフェイトを送り出した。
聖王教会へ赴くらしい。 がんばれ部隊長。









さっきの2機をシャーリーに任せてロビーにやってくると
エリオ君がフリードと一緒に寂しそうに待ってました。



「・・・その様子だと 女性陣はまだシャワー室かい?」
「アリスさん。 はい、まだ来てないんです」
「クゥー」

「1ついいことを教えてあげようか」
「なんですか?」
「男ってのはね 女に待たされるのがサダメなんだよ」
「・・・はぃ?」
「待つ楽しみを知ることだね」
「・・・はぁ?」

「ボクが言うんだから間違いない」
「でもアリスさんって女性ですよね?」
「フハハ 身体は女だが中身は男さ」
「ええぇっ!?」
「そんな時期もありましたってことでみんなにはナイショだよ」
「どんな時期ですかそれっ!!」

ボク自身 12年も絶てば前世なんて薄れちゃって
ごく自然に女湯行ったりするんだけどね。







やっと出てきた女性陣を連れてメンテナンスルームへ向かう。
なの姉さんから『遅れるから先に行ってて』と伝言を言付かってたんですね。



「いらっしゃい 待ってたわよ」
シャーリーが楽しそうな顔をしながら出迎えてくれた。

その彼女の後ろに浮かぶ 4つの機体、
そう 『そろそろ』『後のお楽しみ』の正体は
フォワード陣の新しいデバイス。



「うわぁ これが・・・」
「私たちの 新デバイス ですか・・・」
スターズの二人には全く新規で組まれたデバイスを用意していた。

「そうでーす 設計主任わたし。
協力 隊長のみなさんやレイジングハートさん、リイン曹長さんたち」
「ボクもちょっと手伝ってるよん」



「ストラーダとケリュケイオンは変化なしなのかな」
「うーん そうなのかな?」
「ちがいまーす 変化なしなのは外見だけですよ」
メンテに来てたリインが会話に混じる。
彼女にしてみれば優秀な後輩になるわけだね。

「二人とも以前はデバイスを扱ったことなかったらしかったからね」
「なので基礎フレームと最低限の機能だけで渡してたです」
「あ、あれで最低限!?」
「ほんとに?」
「さっき預かってこっちに持ってきたときに本来のシステムに戻してあるから
外見が変わらないけど中身はスバルたち同様の高水準になってるからね」





「ごめんごめん おまたせ」
「あ、ナイスタイミングですなのはさん」
「それじゃなの姉さんも来たところで それぞれの機能説明ね」

シャーリーが設計 ボクが一部製造を担当した4機、
これらにはそれぞれ原作にない機能が少しだけ備わっている。



スバルの新デバイス マッハキャリバー
現在のところリミッター初期段階なのでモードは1つのみ起動可能。

リボルバーナックルとのシンクロ機能、同時着脱、カートリッジ制御、
キャリバー側でのウイングロード生成は原作と同じ。

加えてスバル本人が扱う魔力制御の補助と
AMF環境下(ガジェットが発生させる程度)でのウイングロード保持機能が追加されている。
これはマリーさんと共にナカジマ姉妹の身体検査に携わっていたボクならでわの機能で
機人モードで使う通常とは別のエネルギーを利用している。
実はこのへんシャーリーには詳しくは話してない。
マリーさんからの提案ということにしてある。



ティアナの新デバイス クロスミラージュ
やはりモードは1つのみ リミッターを解除した最終段階では3つになる。

ミラージュの名のごとく二丁化できるのは最初から。
カートリッジも一丁につき4発装填できる。
ティアナの魔法詠唱、誘導弾生成、幻影魔法を含む各種補助は原作と同じ。

加えて非常時およびミラージュが必用と判断したときには
ミラージュ側で誘導弾を制御することもできる。
これはグラムのロジックBをもとにしてるので
たとえティアナの手から離れても動作する優れもの。
通常はロジックA状態なのも同じ。
あと、ヴァリアブル生成サポートは必須だろうと加えておきました。



エリオのストラーダは さっきも言ったけど
開発当時の本来のシステムに戻してある。 リミッターをかけているのは同じ。
まぁ 今までとそう変わらない使い方でいけるでしょう。

ヒット&アウェイ戦術を得意とするエリオにあわせて開発しており
ベルカ式アームドデバイスということだけに カートリッジなんかの基本設計は
アイゼン・レヴァンティンを少し参考にしているのは原作と同じ。

違うのは設計段階でミッド式とも連携が取れるよう
基本設計がシュベルトになってる点。
その気になれば砲撃も撃てるんじゃないかね?
その資質があればの話だけど。 ないと思う。
ともかくエリオは一部ミッド式も使ってるけど そっちのサポートもばっちりしてくれる。



キャロのケリュケイオンは他の3機より目だった変化は無い。
そのかわり初期段階でフィールド系防御魔法を常時発動するようになっている。
フルバックのキャロはしばらくは攻撃手段を持たないはず
(後々なの姉さんが教え込むまで)なので 防御面を重視した次第。
また今はリミッターで止められてるけど ミラージュと同じく
ケリュケイオン側で誘導弾が制御できたりもする。
これはキャロ自身が射撃魔法を扱えるようになってから解除してやろうかと。
ブースト魔法が2つ同時に使えたりするのは原作と同じ。





以上が基本性能とボクの追加機能なんだけど
まだみんなには大半はナイショだよ。


「つまり4機とも リミッターがかけられてるってことですか」
「うん 最初はびっくりするほどのパワーが出るわけじゃないし
みんなの訓練データに合わせて調整してるから違和感はあまり無いと思うよ」
「すぐ使える状態にはなってるから このあとの訓練で微調整してけばいいんじゃない?」
「遠隔調整もできるから あとでわたしも訓練見に向かいますね」







それでそのまんま午後の訓練までいければ
平和でよかったんだけどね・・・





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うーん 思いのほか長くなった。
続いたりします。




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