小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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以前書いた部分を引用するのに
古い記事を読み返したりするんですが
たまにユーノ君がフェレットモードなときがありますね。
どうやら数回に1度フェレット君になるギミックのようです。
古い記事を読み返したりするんですが
たまにユーノ君がフェレットモードなときがありますね。
どうやら数回に1度フェレット君になるギミックのようです。
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「・・・そっか それで夜中に」
「切羽詰まっちゃってるみたいで 心配なのですが」
「私たちではなんの解決にもならなくて・・・」
数日前から夜な夜な 六課の寮前に見える数個の光、
ライトニング二人の話によれば あれはどうやらティアナらしい。
海鳴派遣から帰って数日後、再び六課にめぐってきた派遣任務。
といっても今回はミッド世界内、『ホテル・アグスタ』の警備に出かけた六課メンバー。
今回も管轄外でホテルとのコネも無いボクが関与できるものじゃないし
今回はユーノが別件で同行していたので多少のことは大丈夫だろうと思っていたが
あれを見る限り その考えは甘かったようです。
さてはティアナ、ミスショットしましたね。 原作どおりに。
「それに ちらっと見ただけなんですが
スバルさんも加わって何かしようとしてるみたいなんです」
「何をしてるのか聞いてみたこともあるんですが
『自主トよ』としか答えてくれなくて。
でもあの量はトレーニングの域を超えてると思うんです」
ということは 近々アレが起るかな。
見て見たい気半分 止めてやりたい気半分だけど
止めたら止めたで それはティアナのためにはならないわけで・・・
「次の2on1の模擬戦って いつやるか聞いてる?」
「模擬戦 ですか?」
「たぶん 2,3日後くらいだよね」
「うん。 あの、最近は1週間に1回模擬戦のメニューが入ってるんです」
「2,3日後か・・・ そこが正念場かな」
「「はぁ?」」
「や、気にしないで。 話してくれてありがとうね」
「い、いえ これで役にたってるなら」
「「失礼します」」
そう言う二人を帰してあげる。
実は夜の訓練のあとの二人を捕まえてきたの ボクのほうなんだよね。
ごめんね二人とも・・・
「で、どうだった 今の話?」
「・・・魔道師としては 危険だね」
二人が廊下の角を曲がったのを確認し 同室にいた人に意見を求める。
二人は気づいていない。 なぜなら椅子の下にいたから。
椅子の下から フェレットモードのユーノが出てくる。
というかここは元々六課隊舎内にあるユーノの相談室なので 居てもおかしくは無い。
「無理に能力を上げようとして 体に負担をかけてるみたいだ」
「ティアナも実は凄い能力持ってるんだけど 本人が気づいてないみたいだねぇ」
窓から外を見れば やってるなぁ スターズの二人。
「あれじゃ放っておいたら なのはの二の舞になるのは明白だ」
「まぁ なの姉さんはその辺気づいてるはずだから
次の模擬戦にでも二つの意味で きょうせい(矯正・強制)するだろうさ」
「・・・相変わらず 知ってるんだね。 どうなるんだい?」
「姉さんが魔王にクラスチェンジして ティアナをもっこもこにする」
「はぁ?」
そして 3日後・・・
ボクはシフトの関係で模擬戦に間に合わなかった。
さっさと仕事を終わらせ 急いで訓練場へ行ってみると
ティアナに桃色の弾がめいっぱい打ち込まれてるところだった。
もう少し遅く来るべきだったと後悔したのは言うまでも無い。
煙が晴れ そこに残っていたのは
姉さんの本気を食らって倒れこむティアナ、それを見て泣き叫ぶスバル、
そして こうなったのが自分のせいだと思ったのだろう
その場で崩れこむなの姉さんの姿だった。
副監督官であるヴィータの判断で模擬戦は即中止、
3人は隊舎へ収容されることになる。
なの姉さんはフェイトが スバルはエリオ・キャロの二人が支えこみ
ヴィータは訓練場の後始末をすることになる。
そうするとティアナはといいませれば
手が空いてるのはボクだけということで・・・
<75年 6月 2日 20:45 六課隊舎 医務室>
非殺傷訓練弾によるフルボッコということで身体にダメージは無く
隊舎の医務室で休養させることになったティアナ。
ちょっと心配なので残ることにしたボクと シャマル先生が付き添っている。
「ぅん うーん・・・」
「おっ 気がついたかな」
「・・・アリスさん? え"っ!? なんで というか何処ここ!!?」
「よーし梅こぶ茶でも飲んでもちつこうか」
本当に梅こぶ茶を飲ませた。
もちつけ に大した反応が無かったのが少々残念だったけど・・・
「とりあえず現状確認ね。 ここ医務室 別名シャマル先生の城」
「城 ですか・・・」
「ヴォルケンズ公式名称だよ。
で、ティアナは昼間うちの姉さんにフルボッコされてここに搬送。
搬送してきた本人が言うから間違いない」
「それじゃ私をここに・・・ ごめんなさいお手数をおかけしましたっ!!」
「いやいや 謝る相手が違うんじゃないかい?」
「・・・そう ですね・・・」
「あっ ティアナ起きたの?」
おや、城の主登場。
「どう、痛みとかないかしら?
なのはちゃんの訓練弾は優秀だから 体は大丈夫だとは思うけど」
「いえ 大丈夫でs・・・ えっ!?」
ティアナの目線の先には 良い子は寝る時間を指す時計が。
「9時過ぎ!? よ、夜!!?」
「それはもう気持ちよく寝てたよ 生きてるか不安になるくらい」
「最近ほとんど寝てなかったでしょう 溜まってた疲れがまとめて来たのね」
「頑張るのはいいけど 睡眠不足は女性の大敵だぞっ」
「・・・ごめんなさい」
「で、どうする?」
「どう ですか・・・」
シャマル先生が空腹であろうティアナのために食事を取りに行くったのを見計らい
思い切ってティアナに直接話すことにした。
「さっきも言ったけど 謝る相手が違うでしょう。
スバルも訓練に気がいってないってことで夜はお休みしてるみたいだし」
「そうですか あの子、こんな凡人の私に気を使って・・・」
「ねえ 訓練校のイベントでボクと初めて出会ったときのこと 覚えてる?」
「突然ですね。 もちろんです」
「そのときも少し言ったけど ティアナにはまだまだたくさん伸びしろがある。
この程度で終わるような子じゃない 自分は凡人だなんて思わなくていい。
そうボクは思っている」
「・・・それは どんな根拠でそう言いきれるんですか」
「まず『凡人』だったら 姉さんの訓練、3日と持たないだろうね。
それを君は今までの約2ヶ月 少なくとも受け切っている。
それだけ見ても基礎体力・基礎魔力は十二分にある」
「それだけでは根拠になりません」
「だろうね。 魔道師は魔力の大きさだけでは強くなれない。
技能やセンス 才能も問われる。 そして君にはそれらも備わっている」
「何故そう言えるのですか」
「ティアナが寝てる間に模擬戦の記録データを見せてもらったよ。
幻影魔法を駆使しつつ砲撃を打とうとしてるね。
さらに高濃度魔力刃の生成にも成功している。
最初の訓練のとき デバイスに頼らずに多重弾殻を作ることもできた。
いずれも陸戦射撃型魔道師ではAAランク並のスキルだよ。
それだけやって Bランクの凡人ですなんて言ってたら起られるって」
「・・・それは全て 今までの努力の積み重ねです」
「そう 努力の賜物だ。 でもだからこそ今のティアナがいるんでしょう。
誰だって苦い過去を乗り切って 今の自分がいるんだ。
もちろんボクも なの姉さんでもね」
「なのはさんも ですか??」
「意外かい?」
「正直いいますと はい・・・」
「スバルから少し聞いたよ。
なの姉さんの武勇伝 ただの噂だと思ってるって」
「あのバカ・・・ でもあれはあり得ないですよ。
9歳でAAAランク取得、次元災害を未然に防いだり
破壊不能と言われた兵器を完全破壊したりって」
「それ全部事実だね PT事件と闇の書事件のことだよ」
「どんな9歳ですか・・・」
「まぁそのへんはこの後フォワードみんな揃ったところで話してあげましょう」
「この後って・・・ 何かあるんですか?」
「もう少ししたら 一級警戒態勢になるだろうね。
でも空戦になるからフォワードたちにはお呼びはかからない」
「・・・それこそ 根拠の無さそうな話ですね。
というか本当にそうなったら大変なことだと思うんですけd・・・」
ティアナがそう言っている間にタイミングよく鳴るアラート。
どっかの提督よりよっぽど空気読むのがうまいこと。
「ほ、本当に来た!?」
「その様子じゃ冗談と思っていたね」
「だって変じゃないですか 警報が鳴る前に敵が来るって知ってるなんて」
「そりゃ普通はね でも聞いたこと無いかい? ボクに関する噂」
「聞いたことは ありますけど・・・ まさか」
「上層部からも目がつけられてるその噂 ただの作り話だと思ったら痛い目見るよ」
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あとがき
なんかずっと会話文のターン
そして出る予定は無かったのに ブログガジェット見てたら
異様に出したくなったユーノ
SS01編と違って完全にアウトオブ蚊帳になるアグスタ編と
アニメ以上にはどうやってもできそうにない魔王様誕生編は
軽くスルーさせていただきました。
そのかわり(身も心も)ティアフルボッコの回になってしまいましたがw
一部 漫画版のネタを引用しています。
次回 なのはさんの昔話 そして和解
何処まで詰めていけるか あまりご期待しないでください(ぉ
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